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	<title>廃炉 | 原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</title>
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	<description>脱原発社会へ向けて、イベント、国への提言や声明など、様々な活動をしています</description>
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		<title>浜岡原発耐震偽装発覚を受けての原子力市民委員会　座長・原子力技術・規制部会長コメント</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/statement/20229/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 13 Jan 2026 16:21:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[声明・見解・提言]]></category>
		<category><![CDATA[中部電力]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2026/01/4882c11cc5ac1e60b372bac11665e06e-819x1024.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>コメントPDF  浜岡原発耐震偽装発覚を受けての原子力市民委員会　座長・原子力技術・規制部会長コメント 2026年1月14日 原子力市民委員会座長　大島　堅一原子力技術・規制部会長　後藤　政志 1．問題の本質は浜岡原発の [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2026/01/4882c11cc5ac1e60b372bac11665e06e-819x1024.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-right"><a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2026/01/20260114_CCNEcomment.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">コメントPDF</a><span style="--the-icon-svg: url(data:image/svg+xml;base64,PHN2ZyBoZWlnaHQ9IjFlbSIgd2lkdGg9IjFlbSIgeG1sbnM9Imh0dHA6Ly93d3cudzMub3JnLzIwMDAvc3ZnIiBhcmlhLWhpZGRlbj0idHJ1ZSIgdmlld0JveD0iMCAwIDM4NCA1MTIiPjxwYXRoIGQ9Ik02NCAwQzI4LjcgMCAwIDI4LjcgMCA2NFY0NDhjMCAzNS4zIDI4LjcgNjQgNjQgNjRIMzIwYzM1LjMgMCA2NC0yOC43IDY0LTY0VjE2MEgyNTZjLTE3LjcgMC0zMi0xNC4zLTMyLTMyVjBINjR6TTI1NiAwVjEyOEgzODRMMjU2IDB6TTY0IDIyNEg4OGMzMC45IDAgNTYgMjUuMSA1NiA1NnMtMjUuMSA1Ni01NiA1Nkg4MHYzMmMwIDguOC03LjIgMTYtMTYgMTZzLTE2LTcuMi0xNi0xNlYzMjAgMjQwYzAtOC44IDcuMi0xNiAxNi0xNnptMjQgODBjMTMuMyAwIDI0LTEwLjcgMjQtMjRzLTEwLjctMjQtMjQtMjRIODB2NDhoOHptNzItNjRjMC04LjggNy4yLTE2IDE2LTE2aDI0YzI2LjUgMCA0OCAyMS41IDQ4IDQ4djY0YzAgMjYuNS0yMS41IDQ4LTQ4IDQ4SDE3NmMtOC44IDAtMTYtNy4yLTE2LTE2VjI0MHptMzIgMTEyaDhjOC44IDAgMTYtNy4yIDE2LTE2VjI3MmMwLTguOC03LjItMTYtMTYtMTZoLTh2OTZ6bTk2LTEyOGg0OGM4LjggMCAxNiA3LjIgMTYgMTZzLTcuMiAxNi0xNiAxNkgzMDR2MzJoMzJjOC44IDAgMTYgNy4yIDE2IDE2cy03LjIgMTYtMTYgMTZIMzA0djQ4YzAgOC44LTcuMiAxNi0xNiAxNnMtMTYtNy4yLTE2LTE2VjMwNCAyNDBjMC04LjggNy4yLTE2IDE2LTE2eiI+PC9wYXRoPjwvc3ZnPg==)" data-icon="FasFilePdf" data-id="7" aria-hidden="true" class="swl-inline-icon"> </span></p>



<p class="has-text-align-center has-swl-deep-02-color has-text-color has-link-color has-huge-font-size wp-elements-a327c720b383a70d42d8bb61a2afbf74"><strong>浜岡原発耐震偽装発覚を受けての</strong><br><strong>原子力市民委員会　座長・原子力技術・規制部会長コメント</strong></p>



<p class="has-text-align-right">2026年1月14日</p>



<p class="has-text-align-right">原子力市民委員会<br>座長　大島　堅一<br>原子力技術・規制部会長　後藤　政志</p>



<h2 class="wp-block-heading has-text-align-left"><strong><u>1．問題の本質は浜岡原発の立地にある</u></strong></h2>



<p>中部電力は、2026年1月5日に、原子力規制庁による調査への対応にあたって、審査会合での説明とは異なる方法で、意図的にデータを作成したことを公表した<a id="_ftnref1" href="#_ftn1">[1]</a>。この中部電力の不正に関連して実施された記者会見（2026年1月7日）で、原子力規制委員会の山中伸介委員長は、これを「原子力規制に対する暴挙」「原子力安全を破壊するものである」と断じている。</p>



<p>この件に関して、2026年1月7日の第50回原子力規制委員会では、「ねつ造・改竄」にあたり耐震設計の根幹を覆す深刻な事案であること、安全確保という事業者の第一義的責任を自ら放棄したとの意見が、山中委員長をはじめとして各委員からだされた。</p>



<p>この問題の本質として見落としてはならないことは、想定東海地震の震源域において原発を運転し続けようとすること自体に無理があるということである。</p>



<p>科学的知見に基づく地震動の想定に対して、浜岡原発で実際に施工可能な補強工事や耐震設計で対応することが技術的・経営的に可能であれば、中部電力がデータ改竄をしてまで審査を通そうとする動機は生じない。不正が行われたという事実は、現実的な対策では想定される地震動に対応できないことを中部電力自身が認識していたことを示唆している。これは、地震対策の観点から見れば、浜岡原発の立地そのものが誤りであったことの証左であると言うべきである。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong><u>2．審査を打ち切り、他原発も再検証すべきである</u></strong></h2>



<p>1月7日の原子力規制委員会後の記者会見で、山中委員長は、「審査そのものをやり直す必要がある」とのべ、中部電力の本社や浜岡原発への立ち入りも含めた規制検査を行う考えを示した。</p>



<p>しかし、この対応では問題の本質を見過ごすことになる。申請者である中部電力が審査データを改竄した以上、審査を「やり直す」のではなく、打ち切るのが当然である。中部電力もまた、自ら不正を認めた以上、直ちに申請を取り下げるべきである。審査を継続すれば、原子力規制委員会が、「合格」を前提に中部電力を指導するかのような構図になりかねず、原子力規制委員会の独立性が損なわれかねない。</p>



<p>さらに重要なのは、この問題が浜岡原発に限られないという点である。今回の不正の経緯を検証することは当然必要である。しかしそれだけでは不十分である。今回の不正は、公益通報によって初めて発覚したものであり、規制機関による審査では見抜くことができなかった。すでに審査に「合格」して稼働中の原発や、再稼働間近とされる柏崎刈羽原発についても、基準地震動の策定において同様の過小評価がなかったか、規制機関として直ちに再検証することが求められる。浜岡原発で不正が行われていたのであれば、他の原発でも同様の問題がなかったとは言い切れない。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong><u>3．規制審査の機能不全</u></strong></h2>



<p>今回の問題は、基準地震動をめぐる規制審査の機能不全を浮き彫りにした。</p>



<p>原子力規制委員会は、中部電力の策定した浜岡原発の基準地震動（震源を特定して策定する地震動）について、2023年9月に、「おおむね妥当」と判断していた。ところが、2025年2月に公益通報があり、中部電力に追加説明を求める過程で不正が発覚した。山中委員長は、公益通報制度が機能した結果であり、規制の仕組みに問題は無いと述べた。しかし、この説明は問題の本質をすり替えている。</p>



<p>現行の規制審査において、原子力規制委員会が審査するのは、事業者が策定した基準地震動の評価結果とその説明資料のみである。事業者が評価に用いた過去の地震観測記録などの基礎データを開示させる仕組みはなく、第三者機関によるダブルチェックも行われていない。このような審査の枠組みこそが、不正の温床となったと考えるべきである。 </p>



<p>原子力規制委員会がまずなすべきは、すでに審査で「合格」とした原発について、基準地震動の策定に用いた基礎データを開示させ、第三者による検証を可能にすることである。これは事業者に過大な負担を課すものではない。事業者として、自社の技術的検討の正当性を示すためにも積極的に対応すべきである。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong><u>4．原子力規制のあり方に関する根本的な見直しを</u></strong></h2>



<p>以上を踏まえ、基準地震動策定方法だけでなく原子力規制のあり方に関する根本的な見直しを求めたい。</p>



<p>現行の評価手法は、原発ごとに、立地特性、地盤特性、伝播特性を分析し、基準地震動を策定するというものである。これは一見、精緻にみえる。しかし、それぞれのパラメータの振れ幅には科学的根拠が必ずしも明確でない部分があり、定量化には限界がある。パラメータの組み合わせについても、平均的な値に「ばらつきを考慮して」積み重ねていく手法が採られている。これは安全性を最優先とする考え方とは相容れない。その結果、安全性の観点から看過しがたい過小評価が入り込む余地が構造的に内包されている。</p>



<p>見直すべき点は明確である。第一に、できるだけ小さい基準地震動を策定し、それを正当化しようとする事業者の姿勢を容認しない仕組みを設けることである。第二に、疑わしい場合は安全性確保を最優先するという原則を徹底することである。</p>



<p>原子力規制委員会の審査体制にも課題がある。個々の申請への対応に膨大な労力を要しており、現行のやり方で規制機関としての役割を果たし切れるのか疑問である。原子力規制のあり方そのものについて、批判的観点から抜本的議論を始めるべきである。</p>



<p>今回の件についても、従来と同様のかたちで中部電力に数年かけて再申請をさせたところで、より緻密な、あるいはより巧妙な審査資料が提出されるだけであろう。その妥当性を、原子力規制委員会が正しく検証できる保証は全くない。今回の不正は公益通報によって初めて発覚したものであり、審査によって見抜かれたわけではない。不正の発見を公益通報に頼り続ける体制では、安全規制としては不適切である。</p>



<p>この浜岡原発をめぐる問題を、中部電力の不正や一企業の技術力の問題に矮小化してはならない。今回の事案を契機に、原発の安全規制を根本から見直すべきである。</p>



<h2 class="wp-block-heading"><strong><u>5．浜岡原発を速やかに廃炉にすべきである</u></strong></h2>



<p>2011年5月、東日本大震災・福島第一原発事故を受けた政府からの要請により、浜岡原発は運転を停止した。以来14年以上にわたり同原発は一度も稼働していない。</p>



<p>この間、津波対策としての防潮堤建設や再稼働のための安全対策工事などに投じられた費用は約4,000億円にのぼる。原子力規制委員会における審査にも、人件費を含め膨大な行政資源が費やされてきた。浜岡原発は、14年間、電力供給していないにもかかわらず、これらの費用は電力消費者や納税者による負担となっている。 　</p>



<p>冒頭で述べたとおり、浜岡原発は、想定される東海地震の震源域に立地している。想定すべき地震・津波の規模を考えれば、いかなる安全対策を講じても安全な運転には根本的な無理がある。これ以上の費用負担を続けることは経済合理性の観点からも正当化できない。原子力規制委員会は浜岡原発の再稼働にむけた審査手続きを打ち切るべきであり、中部電力は速やかに廃炉を決断すべきである。</p>



<p class="has-text-align-right">以　上</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<p class="is-style-stitch"><a id="_ftn1" href="#_ftnref1">[1]</a> 中部電力株式会社「浜岡原子力発電所の新規制基準適合性審査における基準地震動策定に係る不適切事案について」プレスリリース(2026年1月5日)</p><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/20229/">浜岡原発耐震偽装発覚を受けての原子力市民委員会　座長・原子力技術・規制部会長コメント</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>【寄稿】廃炉ロードマップから「デブリ取り出し」「原子炉解体」が消えていた！　福島第一原発の「最終形」議論、急ぐべき</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/column/19898/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小森 敦司]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 08 Dec 2025 05:04:31 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[メルトダウン(炉心溶融)]]></category>
		<category><![CDATA[事故処理]]></category>
		<category><![CDATA[原子炉等規制法(炉規法)]]></category>
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		<category><![CDATA[福島第一原発]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.2-1024x396.png" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>廃炉ロードマップから「デブリ取り出し」「原子炉解体」が消えていた！　福島第一原発の「最終形」議論、急ぐべき ジャーナリスト・小森敦司 政府や東京電力による福島第一原発の廃炉に向けたロードマップ（工程表）から、大事な柱がい [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/column/19898/">【寄稿】廃炉ロードマップから「デブリ取り出し」「原子炉解体」が消えていた！　福島第一原発の「最終形」議論、急ぐべき</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.2-1024x396.png" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-huge-font-size"><strong><span class="swl-inline-color has-black-color">廃炉ロードマップから「デブリ取り出し」「原子炉解体」が消えていた！　福島第一原発の「最終形」議論、急ぐべき</span></strong></p>



<p><strong>ジャーナリスト・小森敦司</strong></p>



<div class="wp-block-group is-style-big_kakko_box"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<p>政府や東京電力による福島第一原発の廃炉に向けたロードマップ（工程表）から、大事な柱がいつの間にか消えていた――２０１１年３月の原発事故から間もなく１５年が経つ。筆者は元々、縦割り組織である新聞社の経済部記者だったので、科学関係の記者が担う廃炉の問題に深くかかわることはなかった。だが、退社後、対象を広げて勉強・取材してみると、この間、ロードマップから「燃料デブリ取り出し終了」や「原子炉の解体」という大きな目標が消え、廃炉完了時の姿（エンドステート）があいまいになっていることを知った。いま、「廃炉要件を法で定めるべきだ」「長い時間を掛けて放射能の減衰を待つべきだ」といった専門家らの指摘をふまえ、廃炉の最終形を真剣に考えるべき時だと考える。今回はそうした問題提起をしたい。</p>
</div></div>



<h2 class="wp-block-heading">（１）消された２大目標</h2>



<p>密かに消した、という印象だ。福島第一原発の廃炉に向けたロードマップ<a id="_ednref1" href="#_edn1">[1]</a>（以下、マップ）にあった「燃料デブリ取り出し終了」と「原子炉施設の解体」という２つの重要な目標が無くなったのは１０年前のことだ。どちらも廃炉工程の大きな柱だ。</p>



<p>時をさかのぼり、問題の本質を明らかにしたい。</p>



<p>事故を起こした原子炉が「冷温停止状態」に入った２０１１年１２月、東京電力<a id="_ednref2" href="#_edn2">[2]</a>と資源エネルギー庁、当時の原子力安全・保安院の３者が、このマップの初版をとりまとめた。廃炉に向けて必要な作業や課題を示したものだ。その後、５回にわたり改訂された。現時点で２０１９年版が最新版だ。</p>



<p>最初の２０１１年版マップは、全号機の「燃料デブリ取り出し終了」について「２０～２５年後」と明記した。この目標について、マップは「原子炉格納容器まで燃料デブリが落下している等、TMI－２（１９７９年に事故を起こした米スリーマイル島原発２号機）に比べて分布範囲が広範なことも踏まえ、想定」したとする。</p>



<p>そして、「原子炉施設の解体」の終了時期は、「３０～４０年後」を目標にするとした。つまり、２０１１年から数えて、遅くとも「燃料デブリ取り出し終了」は２０３６年までに、「原子炉施設の解体」は２０５１年までに終えることにしていた<a id="_ednref1" href="#_edn1">[3]</a><a id="_ednref2" href="#_edn2">[4]</a>。</p>



<p>２０１１年版マップの添付資料は、そうした目標を分かりやすく図表にしていたので、該当箇所をスクショし、下に貼り付ける。まず、「燃料デブリ取り出し終了」の部分はこうなっていた（その一部を拡大して下に貼り付ける）。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="505" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.1-1024x505.png" alt="" class="wp-image-19915" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.1-1024x505.png 1024w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.1-300x148.png 300w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.1-768x379.png 768w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.1.png 1155w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p>次に、原子炉施設の「解体」部分を貼り付ける。</p>



<figure class="wp-block-image size-large"><img loading="lazy" decoding="async" width="1024" height="396" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.2-1024x396.png" alt="" class="wp-image-19917" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.2-1024x396.png 1024w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.2-300x116.png 300w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.2-768x297.png 768w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.2.png 1143w" sizes="auto, (max-width: 1024px) 100vw, 1024px" /></figure>



<p class="has-text-align-right has-small-font-size">※　黄色のマーカーはいずれも筆者が引いた。</p>



<p>筆者は以前、東電は燃料デブリをすべて取り除き、原子炉施設を解体、更地にして、地域に返すと思っていた。事故を起こした東京電力と国策として原発を進めた政府に、そうした責任があると考えていた。実際、２０１１年版マップは「燃料デブリ取り出し終了」をしたうえで、「原子炉施設の解体」までを描いていた。</p>



<p>ところが、その「２０～２５年後」の「燃料デブリ取り出し終了」という記述は、２０１２年版と２０１３年版にはあったのだが、２０１５年版から消えてしまった。「原子炉施設の解体」という記述も無くなってしまった<a id="_ednref1" href="#_edn1">[5]</a>。</p>



<p>大枠の「３０～４０年後の廃止措置終了」という表現こそ、２０１９年版まで残っているが、「廃止措置」が具体的に何なのか、の記述がない。だから、廃炉完了時の姿（エンドステート）がどうなっているのか、が分からない。</p>



<p>察するに、福島第一原発は圧力容器の損傷がひどく、溶け落ちた燃料デブリが外側の格納容器まで広がり、その取り出しが米ＴМＩ原発事故より格段に難しいことが分かってきたので、具体的な目標を書くことができなくなったのではないか<a id="_ednref1" href="#_edn1">[6]</a><a id="_ednref2" href="#_edn2">[7]</a>。</p>



<p>こうした記述の改変は、更地化を願う声があった地元には重大な意味があるはずだ<a id="_ednref1" href="#_edn1">[8]</a>。そう思って、いくつかの新聞記事データベースで過去の改訂を調べたが、そうした視点の記事はほとんどなかった。政府・東電が明確な説明をしなかったからだろうか。</p>



<p>実は筆者も、旧ソ連のチェルノブイリ原発事故をはじめ原発の廃炉に関する調査研究を続ける尾松亮氏の月刊誌「科学」（岩波書店）の連載記事やブックレット「廃炉とはなにか」(同)などを読むまで、そうした改変に気付かなかった<a id="_ednref1" href="#_edn1">[9]</a>。</p>



<p>尾松氏に聞くと、計６つのマップをすべて印刷、読み込むなかで、それらの改変を見つけたという。筆者も尾松氏にならい、すべてを印刷、記述を比較して、そうした改変を確認した。</p>



<h2 class="wp-block-heading">（２）「廃炉要件を定めた法律がない」</h2>



<p>ところで、東京電力の廃炉作業の指導や監督などをする「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」<a id="_ednref1" href="#_edn1">[10]</a><a id="_ednref2" href="#_edn2">[11]</a>という組織がある。事故後、官民共同出資で設立され、同機構が東電に出資、筆頭株主になった。その意向は東京電力を左右する。</p>



<p>その機構幹部がいま、廃炉作業の進捗状況などを住民に伝える「廃炉に関する対話」を福島県内で続けている。その模様は、過去の分もネット配信で見ることができるので、筆者も何回か見てみた。さらに今年１０月３１日、福島第一原発の西南に位置する福島県川内村であった「対話」には、実際に会場を訪ねてみた<a id="_ednref1" href="#_edn1">[12]</a>。</p>



<p>その日は雨が降っていたからだろうか、聴衆は１０人もいなかった。機構の執行役員廃炉総括グループ長の池上三六氏は、優しい口調で話し始めた。「最初に福島第一、つまり事故を起こした原子力発電所の廃炉と、通常の原子力発電所の廃炉と何が違うのか、ということをお伝えしたい」</p>



<p>そう言って、両者の「違い」を表わす２つの図を示した（スクショして下に貼り付ける）<a id="_ednref1" href="#_edn1">[13]</a>。きっと、各地で開く「対話」で毎回、同じような説明をしているはずだ。</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="868" height="533" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.3.jpg" alt="" class="wp-image-19970" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.3.jpg 868w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.3-300x184.jpg 300w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.3-768x472.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 868px) 100vw, 868px" /></figure>



<p>ただ、筆者は違和感を覚えた。というのも、池上氏は、福島第一原発の燃料デブリの取り出しがいかに困難な作業かを丁寧に説明するのだが、マップが掲げる「３０～４０年後の廃止措置終了」の最終年の２０５１年において、福島第一原発が実際にどうなっているか、を語ることはないのだ。</p>



<p>質疑応答の時間になり、筆者は池上氏に尋ねた。「『更地にして地元に返す』ということが福島第一では見通せない、ということを理解してもらいたいのでしょうか」</p>



<p>池上氏はこう答えた。「廃炉の行く末についてどうなっていくか、こういう場でもすごく議論になります。更地になるのか、あるいは経済的な施設が設置されるべきという方もいますし、フラワーパークを作るのがいいという方もいらっしゃいまして。いろんな考え方があると思いますが、いわゆるエンドステート、これはまだ決まっていないというのが事実です」</p>



<p>このやりとりを尾松氏に当てると、そこに重大な問題があることを教えてくれた。「池上氏が、（決まってないなどと）『言い訳』ができるのは、日本に事故原発の廃炉完了要件を定めた法律がないから、です」というのだ。ロードマップについてもこう評価した。「そもそも法的根拠はなく、その時々の政府の判断で内容を見直すことができる計画書にすぎません」<a id="_ednref1" href="#_edn1">[14]</a><a id="_ednref2" href="#_edn2">[15]</a></p>



<h2 class="wp-block-heading">（３）「最終形」示さないスローガン</h2>



<p>ロードマップの考察をさらに深めたい。</p>



<p>事故で炉心溶融（メルトダウン）した福島第一原発１～３号機には、溶け落ちた燃料デブリが計約８８０トンあると推定されている。２０２４年１１月と２０２５年４月に２号機で試験的に採取したが、この２回の採取量を合わせても約０．９グラムだった。１０年以上かけて取り出せた燃料デブリは１円玉（１グラム）ほどということだ。</p>



<p>こんな具合だから、廃炉の問題を最前線で取材する記者たちは、マップにある「３０～４０年後（筆者注：４０年後は２０５１年となる）の廃止措置終了」は無理ではないか、と東電を追及している。例えば、東電が今年７月２９日、燃料デブリの「本格的な取り出し」の開始が２０３７年度以降にずれこむと発表した際も、記者たちは「２０５１年までのスケジュールの変更はないのか」などと質した<a id="_ednref1" href="#_edn1">[16]</a>。</p>



<p>これに東京電力福島第一廃炉推進カンパニー代表の小野明氏は、「（廃止措置の）３０～４０年という目標時期を否定するような状況ではない」といった見通しを繰り返した。ただ、注目すべきやりとりもあった。ある記者がこう質問した。「いずれ建屋の解体が必要になると思うんですけど。廃炉の最終形という意味で……」</p>



<p>小野氏はあっけらかんと、こう答えた。「建屋の解体とおっしゃいましたけど、そこはまだ決まってないと思っています……発生した廃棄物の処理処分のあり方、それから燃料デブリを技術的にどう扱っていけばいいかというところを、しっかり検討して、社会的な面も加味して、廃炉の姿を検討していくことになるのではないかと思います」</p>



<p>前述のとおり、「原子炉施設の解体」はマップからとっくに消えているので、小野氏の発言と今のマップと齟齬はないと言える。一方、質問した記者は、東京電力は、いずれ「更地にするために建屋を解体するはずだ」と考えていた。筆者も尾松氏の論考を読むまで同じように考えていたので、そうした認識を批判するつもりはない。</p>



<p>問題は、「燃料デブリの全量取り出し」や「原子炉施設の解体」といった重要な目標を消し（そうしても何の責任も問われない）、廃炉完了時の姿、つまり廃炉の最終形をあいまいにしたまま、「３０～４０年後の廃止措置終了」をスローガンのように掲げ続けていることだろう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">（４）２０５１年、「デブリ一つかみ」？</h2>



<p>しかし、廃炉作業が非常に困難なことが、ますますはっきりしてきている。</p>



<p>前の原子力規制委員長で、「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」の廃炉総括官・更田豊志氏は今年５月、福島市内であった報道機関との懇談会で、燃料デブリの取り出しに関してこう語った。「（「３０～４０年後の廃止措置終了」の最終年となる）２０５１年に最初の一つかみができていれば、上出来だと思っています」</p>



<p>衝撃的な発言だ。福島第一原発の廃炉に関する方針づくりで更田氏の存在は重たいはずだ。筆者はこの懇談会に参加していないので、今回、機構に情報公開請求をして、更田氏と記者のやりとりを文字に起こしたペーパーを入手した。読み進めると、確かに更田氏はそう語っていた。</p>



<p>前述の川内村の「対話」には更田氏も出席していた。質疑応答で、筆者は更田氏に端的に聞いてみた。「更田さんは燃料デブリの取り出しで２０５１年に一つかみできたらいいと発言されていますが、だとすれば……２０５２年以降はどうされるのでしょうか」</p>



<figure class="wp-block-image size-full"><img loading="lazy" decoding="async" width="908" height="662" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.4.jpg" alt="" class="wp-image-19981" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.4.jpg 908w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.4-300x219.jpg 300w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/12/202512_Komori.4-768x560.jpg 768w" sizes="auto, (max-width: 908px) 100vw, 908px" /></figure>



<p class="has-small-font-size">地域住民に説明する更田豊志氏（右）と池上三六氏（左）＝２０２５年１０月３１日、福島県川内村で。</p>



<p>更田氏の答えはこうだった。「東電のこれまでの作業は廃炉というよりは応急処置、汚染水への対処等々に注力してきたわけですけど、ようやく危険状態を脱し、落ち着いて考えられる段階に入ってきていると思うんです」</p>



<p>「マップを変えないでいいかという議論は大変重要だと思いますけど、まだ議論をきっちりするための材料がそろってない……やっぱり材料を揃えるのに、1年から1年半ぐらい時間をいただきたいと私は思っています」 <a id="_ednref1" href="#_edn1">[17]</a></p>



<p>こうした発言からすれば、遠からず、マップは見直しがなされるのだろう。</p>



<h2 class="wp-block-heading">（５）取り出した燃料デブリ、どこへ</h2>



<p>ただ、仮に今後も燃料デブリの取り出しを続けるとするなら、取り出したデブリを、誰の責任で、どこで、どう保管するのかという厄介な課題と向き合わないといけない。</p>



<p>大きく報道されていないが、２０１９年版のマップは、初号機の燃料デブリ取り出しに絡んで、「取り出した燃料デブリは容器に収納の上、福島第一原子力発電所内に整備する保管設備に移送し、乾式にて保管を行う」と記している。その量や期間の具体的な記述はないが、福島の地に置くとしているのだ。</p>



<p>尾松氏はこう指摘する。「取り出すことができた一部の『燃料デブリ』は東電が原発敷地内で保管し、『取り出せないデブリ』は炉内に放置される。そんな事態を違法とする法規則がないのです」。そして、「やはり廃炉完了要件や燃料デブリの高レベル放射性廃棄物としての位置づけを定める法律が日本には必要です」と訴えた。</p>



<p>教訓になる事例として、尾松氏は米ＴМＩ原発事故の燃料デブリの取り出しの経緯を著書に書いている。要約するとこうだ。燃料デブリの「搬出先」が決まらないまま取り出しが進めば、敷地内でのデブリ保管が半永久的な貯蔵になると住民が懸念したことなどから、米国の原子力規制委員会とエネルギー省が覚書を締結。燃料デブリの政府による引き受けが決まり、同省傘下のアイダホ州の研究施設に移送されることになった、という<a id="_ednref1" href="#_edn1">[18]</a>。</p>



<p>先の川内村の「対話」で、更田氏はこうも語っていた。「廃炉で一番恐れているのは、取り出したものをちゃんと保管できるか、ということ……福島第一は決して広い敷地ではありませんで、取り出したものをすべて中に置けるかどうかという保証は今のところ、見通しが立っているわけではありません」<a id="_ednref1" href="#_edn1">[19]</a></p>



<p>この「対話」の最後、筆者は、更田氏に「米ＴМＩの原発事故では、燃料デブリは遠く離れたアイダホ州にある米エネルギー省の研究所に移したが」と指摘したうえで、取り出した燃料デブリをどうするのか、を質した。</p>



<p>更田氏の答えはこうだった。「米国とは事情がまったく違う。核弾頭をいっぱい持っていて、そういったものの保管に関する条件が整っている。研究所っていう感覚も違っていて、敷地面積の規模が全然違うのです……福島第一のデブリは、まだ（筆者注：本格的に）取り出してもいないものについて、（処分地の）お願い、ご説明をしようにも、しようがありません」。帰って調べると、米国のその研究所の敷地面積は、沖縄県や東京都より広かった。</p>



<h2 class="wp-block-heading">（６）「危険な遺産」、どこまで取り除くか</h2>



<p>ここで私たちが考えるべき論考を、もう一つ挙げておきたい。非営利のシンクタンク「<a href="https://www.ccnejapan.com/" title="">原子力市民委員会</a>」による「燃料デブリ『長期遮蔽管理』の提言」（２０２１年４月）<a id="_ednref1" href="#_edn1">[20]</a>だ。危険をおかして燃料デブリを無理に取り出すのではなく、建屋全体を外構シールドで覆い、デブリの冷却を空冷式に切り替えた上で、「長期遮蔽管理」を行うというものだ。</p>



<p>これに先立って同委員会が２０１７年に出した提言「１００年以上隔離保管後の『後始末』」には、「作業環境の放射線レベルは１００年後には現在（メルトダウン6年後）のおおよそ１/１６倍になり、２００年後には約１／６５倍になる」とあった<a id="_ednref1" href="#_edn1">[21]</a>。</p>



<p>十分な安全対策を講じたとしても、福島第一原発の敷地内に燃料デブリを長い期間、「置く」ことは、地域住民にとってはとても辛い話になるのに違いないが、作業員の被ばくなどを考えると、そうした長い時間軸を考えることが必要なのかもしれない<a id="_ednref1" href="#_edn1">[22]</a>。</p>



<p>最後に、尾松氏がその著書に記した大事な点を転記しておきたい。</p>



<p>「私たちは『福島第一原発をどのような状態にしてほしいのか』、意見していかなければいけない。１００年以上かけてでも更地化を目指すとすれば、誰の責任で、どのように世代をまたがるプロジェクトを運営していくのがよいのか。更地化まで目指さず、デブリが残ったままの原子炉を永久に安全に管理してほしい、という意見もあるかもしれない。そうだとして、では、その『永久の安全性』を誰の責任でどのように保証させ、どんなふうにチェックするのか……それは技術の問いである前に、私たちの願いについての問いだ。私たちの子ども・孫たちがこの国に暮らすとして、私たちが残してしまう危険な遺産をどこまで取り除くのか、についての問いだ……そろそろ決めなければならない。廃炉とは何をすることなのか」<a id="_ednref1" href="#_edn1">[23]</a></p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<div class="wp-block-group is-style-stitch"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<h4 class="wp-block-heading is-style-default">脚注</h4>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[1]</a> &nbsp;最初の２０１１年版の正式名称は「東京電力（株）福島第一原子力発電所1～4号機の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」。２０１５年版で「東京電力（株）福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」となり、２０１７年版から「東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」になった。いまも、東京電力ホールディングスのホームページで見ることができる。なお、決定の主体は２０１１年版では「政府・東京電力中長期対策会議」だったが、２０１９年版だと政府の「廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議」になっている。<a href="https://www.tepco.co.jp/decommission/information/committee/roadmap/index-j.html" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.tepco.co.jp/decommission/information/committee/roadmap/index-j.html</a>　</p>



<p><a id="_edn2" href="#_ednref2">[2]</a> 東京電力は２０１６年４月、ホールディングカンパニー制を導入し、「東京電力ホールディングス株式会社」が東京電力グループの持株会社となったが、本稿では原則として「東京電力」と記す。</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[3]</a> ロードマップの「３０～４０年後の廃止措置終了」はどうしてできたのか。朝日新聞デジタルは「政治家が値切った『４０年』」（２０２１年２月１１日）という記事で、原子力委員長だった近藤駿介氏が明かした「理屈」を次のように記している。「１０年の手探りの後、炉心溶融した１～３号機を一つ１０年ずつかけて片付ける――。『そんな計算式に何の意味もないんだけど。『最速で４０年』でも完全に言い過ぎです。政治家の方はだいたい我々の数字を値切る（短くする）。むしろ値切るのが仕事だから』と振り返る」<a href="https://digital.asahi.com/articles/ASP2B7QGQP1CULBJ00B.html" target="_blank" rel="noopener" title="">https://digital.asahi.com/articles/ASP2B7QGQP1CULBJ00B.html</a>　</p>



<p><a id="_edn2" href="#_ednref2">[4]</a> 東京電力は２０２１年６月、福島第二原発全4基の廃炉作業を始めた。建屋等の解体撤去まで２０６４年度の終了をめざす。事故を起こした福島第一の「３０～４０年後の廃止措置終了」に対し、事故を起こしていない福島第二の「廃止措置期間」が４４年の「見込み」になっている。<a href="https://www.asahi.com/articles/ASP6R31J1P6QULFA024.html" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.asahi.com/articles/ASP6R31J1P6QULFA024.html</a> <a href="https://www.tepco.co.jp/press/release/2020/pdf2/200529j0101.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.tepco.co.jp/press/release/2020/pdf2/200529j0101.pdf</a>　</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[5]</a> ２０１１年版、２０１２年版のロードマップにあった「３０～４０年後」の「原子炉施設の解体」という記述は、２０１３年版で「【第３期】第２期終了～廃止措置終了まで（目標はステップ２完了から３０～４０年後）」（Ｐ１５）、「福島第一原子力発電所１～４号機の燃料デブリ取出し後の施設の解体など原子炉施設の廃止措置は……」（P６１）といった複雑な表現になり、２０１５年版で「原子炉施設の廃止措置計画」「廃止措置計画は、３０～４０年後の廃止措置終了を目標に……」などと記され、「解体」という文字が無くなった。（Ｐ２０）。</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[6]</a> 早稲田大学教授の松岡俊二氏は２０２１年、福島第一原発の約８８０トンの燃料デブリ取り出しにかかる期間を試算した論文を発表。米ＴМＩ原発事故の実績を踏まえ、1日の取り出し量を５０キロと仮定すると６８年、２０キロと仮定すると１７０年が必要になる、とした。そのうえで、デブリ取り出しについて「どこまでこだわるべきか、一度立ち止まって真剣に検討すべきであろう」と指摘した。<a href="https://smatsu.w.waseda.jp/material/Matsuoka_2021_1Fdebris.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://smatsu.w.waseda.jp/material/Matsuoka_2021_1Fdebris.pdf</a><br><a href="https://prj-matsuoka311.w.waseda.jp/material/wiapstokyu.44.0_77.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://prj-matsuoka311.w.waseda.jp/material/wiapstokyu.44.0_77.pdf</a></p>



<p><a id="_edn2" href="#_ednref2">[7]</a> 東京電力ホールディングスは２０２５年７月、福島第一原発の廃炉にかかる費用として、２０２５年４～６月期決算で新たに９０３０億円の特別損失を計上したと発表した。朝日新聞の記事は、燃料デブリの本格取り出しに向けた準備作業の大枠が固まったため、としている。また、廃炉全体の支出は予定も含めると５兆円に迫り、想定の8兆円を超える可能性が高まっている、とした。<a href="https://digital.asahi.com/articles/AST703FXKT70ULFA02BM.html?iref=pc_extlink" target="_blank" rel="noopener" title="">https://digital.asahi.com/articles/AST703FXKT70ULFA02BM.html?iref=pc_extlink</a> <a href="https://www.tepco.co.jp/press/release/2025/pdf3/250731j0101.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.tepco.co.jp/press/release/2025/pdf3/250731j0101.pdf</a>　</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[8]</a> 例えば、福島県知事と地元の１３市町村長は２０１６年８月、経産相に対して、「燃料デブリや使用済燃料などの放射性廃棄物については、原子力政策を推進してきた国の責任において処分方法の議論を進め、県外において適切に処分すること」などを申し入れている。<a href="https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16025c/genan413.html" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16025c/genan413.html</a><br>また、福島第一原発がある大熊町の吉田淳町長は共同通信の取材に対し、「事故が起きた発電所であっても最後は更地に戻して終わりにしてほしい」、同じく双葉町の伊澤史朗町長は「廃炉とは原状復帰だから、全部きれいに整地されて、元の姿になっているのをイメージしている」と述べた、という（２０２０年１２月３日、東奥日報など）。</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[9]</a> 尾松亮氏の月刊誌「科学」（岩波書店）の廃炉関連の連載は２０２１年３月号から２０２２年２月号まで。同氏の岩波ブックレット「廃炉とは何か」（２０２２年８月）はコンパクトながら廃炉の問題を多角的に論じている。また、同氏は福島県の総合情報誌「政経東北」で、「廃炉の流儀」と題した連載を続けている。「政経東北」のホームページで読むことができる。<a href="https://www.seikeitohoku.com/category/earthquake-and-nuclear-accident/" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.seikeitohoku.com/category/earthquake-and-nuclear-accident/</a>　</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[10]</a> 原発事故の後の２０１１年９月、原子力損害賠償の実施などを目的に「原子力損害賠償支援機構」が設立された。２０１４年８月、「原子力損害賠償・廃炉等支援機構」に改組され、東電の廃炉作業の支援も始めた。</p>



<p><a id="_edn2" href="#_ednref2">[11]</a> 同機構は２０１６年７月、廃炉作業の技術的な裏付けとなる「技術戦略プラン２０１６」を発表し、原子炉建屋をコンクリートで覆う「石棺方式」採用を示唆する表現を盛り込んだところ、福島側で「廃炉断念の布石では」といった批判が出て、機構はその部分を削除した。<a href="https://mainichi.jp/articles/20160721/k00/00m/040/055000c" target="_blank" rel="noopener" title="">https://mainichi.jp/articles/20160721/k00/00m/040/055000c</a>　<a href="https://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2016/07/post_13962.html" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.minpo.jp/pub/topics/jishin2011/2016/07/post_13962.html</a></p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[12]</a> 「廃炉に関する対話」の日程と配布資料・動画はこちらで見ることができる。<a href="https://www.dd.ndf.go.jp/activity-report/taiwa/index.html" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.dd.ndf.go.jp/activity-report/taiwa/index.html</a>　 <a href="https://www.dd.ndf.go.jp/activity-report/taiwa/2025s.html" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.dd.ndf.go.jp/activity-report/taiwa/2025s.html</a>　</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[13]</a> <a href="https://dd-ndf.s2.kuroco-edge.jp/files/user/pdf/activity-report/taiwa/pdf/2025a2_doc.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://dd-ndf.s2.kuroco-edge.jp/files/user/pdf/activity-report/taiwa/pdf/2025a2_doc.pdf</a> のP２。</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[14]</a> 毎日新聞は２０２１年１月、福井大学特命教授だった柳原敏氏へのインタビュー記事を掲載。廃炉の実情に詳しい同氏は「問題はエンドステートが明確でないことだ。工程表の廃炉とは、燃料デブリを取り出したら終わりなのか。それとも建屋の解体までのことか、または更地にして汚染土壌も取り除いてきれいにすることなのか。もし、敷地全体で計測される放射線量も下げて汚染廃棄物もどこかに持っていくことを『廃炉の終わり』と定義するなら、結構大変な仕事になる。３０～４０年でできるかは疑問だ」と語った。<a href="https://mainichi.jp/articles/20210125/k00/00m/040/088000c" target="_blank" rel="noopener" title="">https://mainichi.jp/articles/20210125/k00/00m/040/088000c</a>　</p>



<p><a id="_edn2" href="#_ednref2">[15]</a> 朝日新聞は２０２３年9月、日本原子力学会で廃炉問題を検討する委員会のトップを務める宮野廣氏へのインタビュー記事を掲載した。記者が「政府と東電は５１年までに福島第一原発の廃炉を完了させる方針ですが、そもそも『廃炉完了』した時の姿を示していません。通常の廃炉のように更地にするのか、原子炉建屋など一部の設備が残っていても廃炉完了とみなすのか。目標があいまいです」と質問。これに宮野氏は「そこが本当に大きな問題です。出てきた廃棄物をどう処分するのか……ビジョンなしに単に作業しているだけでは、場当たり的になっていく気がします」と答えた。また、記者の「５１年までに『廃炉完了』と言えるような状態になるのでしょうか」との問いに、宮野氏は「ならないと思います。（事故を起こしていない）一般の原発は、炉心に核燃料がない状態から廃炉作業が始まって、３０～４０年かかります。福島第一原発は、いまも炉心に燃料デブリが残った状態ですから、５１年に完了というのは、あり得ない話です」と語った。<a href="https://digital.asahi.com/articles/ASR992VT8R97ULBH006.html?iref=pc_ss_date_article" target="_blank" rel="noopener" title="">https://digital.asahi.com/articles/ASR992VT8R97ULBH006.html?iref=pc_ss_date_article</a>　</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[16]</a> ２０１１年版のロードマップだと、「燃料デブリ取り出し目標（初号機）」は、「２０２１年度」からとされていた。</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[17]</a> 原子力規制委員会の初代委員長を務めた田中俊一氏は２０２０年１１月、朝日新聞のインタビュー取材で「工程表（ロードマップ）に『３０～４０年で廃炉を完了する』とあります」との記者の質問にこう答えた。「できません。３０～４０年後は誰も責任がないから、そう書いているだけです」「更地にはできません……原子炉建屋のまわりはほとんど人が出入りできない土地になると思います」「できないことは、できないんですから。それなのに、デブリを取り出して更地になるように言うのは罪だと思います」</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[18]</a> 前掲「廃炉とは何か」のP３４～４０。</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[19]</a> 朝日新聞は２０２４年３月、技術コンサルタント・河村秀紀さんらが福島第一原発の図面などの公開情報をもとにした廃棄物の試算（１７年）を紹介している。記事によると「敷地の放射線量が下がり、自由に出入りできる状態にする場合の放射性廃棄物は約７８０万トン。事故を起こしていない原発の６００基分に相当する」という。また、この記事は「日本原子力学会の分科会が２０年に公表した報告書は河村さんらの試算を引用し、更地にする『完全撤去』、地盤などを残して管理する『部分撤去』のシナリオを検討。部分撤去だと廃棄物量は完全撤去の約半分の約４４０万トンで、さらに放射性物質が自然に減るのを待つ期間を置けば、約１１０万トンになるとした」と伝えた。<a href="https://digital.asahi.com/articles/ASS376758S37ULBH007.html?iref=pc_ss_date_article" target="_blank" rel="noopener" title="">https://digital.asahi.com/articles/ASS376758S37ULBH007.html?iref=pc_ss_date_article</a></p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[20]</a> <a href="https://www.ccnejapan.com/download/CCNE_specialreport8.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.ccnejapan.com/download/CCNE_specialreport8.pdf</a> 原子力市民委員会の技術・規制部会の滝谷紘一氏の資料（<a href="https://www.ccnejapan.com/download/20240416_CCNE_Takitani.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.ccnejapan.com/download/20240416_CCNE_Takitani.pdf</a>）、同じく川井康郎氏の資料（<a href="https://foejapan.org/wpcms/wp-content/uploads/2024/09/240927_kawai.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://foejapan.org/wpcms/wp-content/uploads/2024/09/240927_kawai.pdf</a>）も参考になる。</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[21]</a>「１００年以上隔離保管後の『後始末』」 <a href="https://www.ccnejapan.com/download/CCNE_specialreport1_2017.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.ccnejapan.com/download/CCNE_specialreport1_2017.pdf</a>のP６。</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[22]</a> 費用の問題もある。在京テレビ局に勤務し、事故収束を取材してきた吉野実氏は「『廃炉』という幻想」（２０２２年２月、光文社新書）で、政府の廃炉費用８兆円との試算に関して、「この試算にはとんでもない『穴』がある……取り出したデブリを含む放射性廃棄物の処理・埋設費用が『含まれていない』ことである」と指摘している（Ｐ２１８）。</p>



<p><a id="_edn1" href="#_ednref1">[23]</a> 前掲「廃炉とは何か」のP７４から。</p>
</div></div><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/column/19898/">【寄稿】廃炉ロードマップから「デブリ取り出し」「原子炉解体」が消えていた！　福島第一原発の「最終形」議論、急ぐべき</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>【寄稿】原発「７０年超運転時代」へ突入　 経産省・大手電力の狙いどおりに期間延長　 世界に例のない仕組みに（上）</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/column/18972/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小森 敦司]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 18 Apr 2025 10:14:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[エネルギー政策]]></category>
		<category><![CDATA[原子力技術・規制部会]]></category>
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		<category><![CDATA[原発再稼働]]></category>
		<category><![CDATA[廃炉]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.ccnejapan.com/?p=18972</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/06/202504komori3.png" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>前回に続き、ジャーナリストの小森敦司氏から、ご寄稿いただきました。 2023年5月に国会で成立した「GX脱炭素電源法」によって、福島原発事故後「原則40年、１回に限り20年の延長可能」と規定されていた原発の運転期間から、 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/column/18972/">【寄稿】原発「７０年超運転時代」へ突入　 経産省・大手電力の狙いどおりに期間延長　 世界に例のない仕組みに（上）</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/06/202504komori3.png" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><div class="wp-block-group is-style-dent_box"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1132" target="_blank" rel="noopener" title="">前回</a>に続き、ジャーナリストの小森敦司氏から、ご寄稿いただきました。</p>



<p>2023年5月に国会で成立した「GX脱炭素電源法」によって、福島原発事故後「原則40年、１回に限り20年の延長可能」と規定されていた原発の運転期間から、さらなる大幅な延長が可能となり、超老朽化原発の稼動が懸念されています。2025年6月についに施行されますが、この制度がどのようにして盛り込まれたのか、「上」・「<a href="https://www.ccnejapan.com/column/18966/the-government-to-extend-the-operational-lifespan-of-nuclear-power-plants-beyond-70-years-second-of-two-parts/" target="_blank" rel="noopener" title="">下</a>」の二回にわたり掲載します。ぜひご一読ください。</p>



<p>原子力市民委員会事務局</p>
</div></div>



<h1 class="wp-block-heading"><strong>原発「７０年超運転時代」へ突入　経産省・大手電力の狙いどおりに期間延長　世界に例のない仕組みに（上）</strong></h1>



<p><strong>ジャーナリスト・<a href="#author-link" title="">小森敦司</a></strong></p>



<div class="wp-block-group is-style-big_kakko_box"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<p>原発の「７０年超運転時代」に日本は入る。２０１１年の東京電力福島第一原発事故の後、原発の運転期間は原則４０年とされ、原子力規制委員会が認めれば最長２０年間延長できると定められた（原則４０年ルール）が、今年６月、規制委の審査で止まっていた期間などを「上乗せ」して運転できるようにする新しいルールを始めるからだ。停止期間が１０年を超す原発も多く、私たちは原発の「７０年超運転時代」を覚悟しないといけない。この改定の経緯を調べると、原発の運転期間をもっと長くしたい経済産業省・資源エネルギー庁や大手電力が、周到にコトを進めていたことがわかる。関係者への取材によって得た事実を整理し、この改定が適正だったのか、上下２回にわたり検証したい。同時に、新ルールには、独特の「危うさ」があるということの問題提起もしたい。</p>



<p>（注）登場者の肩書は当時。出典は文末脚注に記した。</p>
</div></div>



<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10">（１）隠されていた「仕掛け」？</h2>



<p>とんでもない「仕掛け」が、そのA４の２枚の紙には隠されていた。</p>



<p>２０２０年７月２９日に規制委がとりまとめた。堅苦しいタイトルだ。「運転期間延長認可の審査と長期停止期間中の発電用原子炉施設の経年劣化との関係に関する見解」（以下、「見解」）<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn1">[1]</a>。当初はまったく話題にならなかったが、２年後の２０２２年後半から、経産省など原発推進側は、この「見解」を使って、福島の事故後の日本の原子力政策の柱だった原則４０年ルールを骨抜きにしていく。</p>



<p>起点は２０１７年１月にさかのぼる。東電の原発事故後、各地の原発は定期検査で次々と止まり、新規制基準への対応などで停止期間が長くなっていた。こうした中、大手電力は規制委との間で、技術的な意見交換会の開催にこぎつけた。</p>



<p>その初回。大手電力を代表して関西電力の豊松秀己副社長（当時）が、停止期間中も設備は劣化しないとする理由を書き連ねた資料（下に貼り付ける）を見せながら、原則４０年ルールについて緩和を求めた。「プラントが停止しているとき……劣化が進展しないわけでありますので、この期間を除いてあと２０年ということになれば、利用できる期間が延びます……こういう方向で検討が賜れないかと」<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn2">[2]</a>。この要望が８年余を経た今年６月、ついにかなう。</p>



<figure class="wp-block-image alignfull"><a href="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori1.png"><img decoding="async" src="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori1.png" alt="" class="wp-image-1284"/></a></figure>



<figure class="wp-block-image alignfull"><a href="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori2.png"><img decoding="async" src="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori2.png" alt="" class="wp-image-1286"/></a></figure>



<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10">（２）業界要望をはねつけた？</h2>



<p>そうした大手電力をはじめとする原子力産業界との意見交換の積み重ねを経て出されたのが、規制委の２０２０年７月の「見解」だった。難解な文章だ。新聞記者として３０年余り記事を書いてきた者として言えば、わざと複雑にしているようにみえる。その抜粋を以下に記すが、筆者の責任で内容に応じて青字と赤字とに色分けする。その理由は後に記す。</p>



<div class="wp-block-group is-style-bg_stripe"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<p><em><span style="color:#336599" class="swl-inline-color">「３．この制度における原子力規制委員会の役割は、原子炉等の設備について、運転開始から一定期間経過した時点で、延長する期間において原子炉等の劣化を考慮した上で技術基準規則に定める基準に適合するか否かを、科学的・技術的観点から評価することである。運転期間を４０年とする定めは、このような原子力規制委員会の立場から見ると、かかる評価を行うタイミング（運転開始から一定期間経過した時点）を特定するという意味を持つものである」<br>「４．……熱によるコンクリート遮蔽能力の低下といった事象については、放射線が照射される環境にならないこと、大きな温度、圧力の変動がないこと……から劣化の要因として考慮しなくてもよいと考えられる。　</span>　　</em></p>



<p><em>他方、</em></p>



<p><em><span style="color:#b32222" class="swl-inline-color">……原子炉圧力容器のスタビライザ等の摩耗といった事象については、長期停止期間中もそうでない期間と同様に劣化が進展する……劣化事象の長期停止期間中の進展については、発電用原子炉を構成する各種機器・構造物の劣化の状況が様々であること……から、個別の施設ごとに、機器等の種類に応じて、評価を行う必要がある」</span></em></p>



<p><em><span style="color:#336599" class="swl-inline-color">「５．……原子力規制委員会の立場からは、運転期間とは、その終期が上記３．で述べた評価を行うべき時期となるということにほかならず、</span></em></p>



<p><a><em><span style="color:#b32222" class="swl-inline-color">上記４．を踏まえると、運転期間に長期停止期間を含めるべきか否かについて、科学的・技術的に一意の結論を得ることは困難であり、劣化が進展していないとして除外できる特定の期間を定量的に決めることはできない。</span></em></a></p>



<p><em>他方、</em></p>



<p><em><span style="color:#b32222" class="swl-inline-color">かかる時期をどのように定めようと、発電用原子炉施設の将来的な劣化の進展については、個別の施設ごとに、機器等の種類に応じて、科学的・技術的に評価を行うことができる」</span></em></p>



<p><em><span style="color:#b32222" class="swl-inline-color">「６．このように、現行制度における運転開始から４０年という期間そのものは、上記３．の評価を行う時期として唯一の選択肢というものではなく、発電用原子炉施設の運転期間についての立法政策として定められたものである。そして、原子力発電施設の利用をどのくらいの期間認めることとするかは、原子力の利用の在り方に関する政策判断にほかならず、原子力規制委員会が意見を述べるべき事柄ではない」</span></em></p>
</div></div>



<p>　この色分けはあくまで筆者の解釈によるものだが、簡単に言うと、赤字にした部分は「長期運転停止中も劣化が進む物もある。そのため、劣化が進展していないとして除外できる期間を定量的に決めることはできない」と設備・機器の劣化を懸念しているところだ。</p>



<p>　一方、青字にした部分は、「原子炉施設の劣化は個別に評価できる」と劣化を「管理」できるとみつつ、「４０年は規制委にとり評価のタイミングでしかないし、利用期間をどのくらい認めるかは利用の在り方に関する政策判断なので規制委は意見を述べない」などと、規制委の「受け身」の立場を示しているところだ。</p>



<p>　細かいのだが、「４．」「５．」は、「他方」という接続詞を使って反対の趣旨の文章を並べ、読みにくくもしている。<br>　この「見解」をまとめた当時の原子力規制委員長だった更田豊志氏は２０２２年４月、国会で「見解」の持つ意味をこう語る。「ATENA（筆者注：原子力産業界の団体）の要望をはねつける見解となっております。停止期間を４０年から除くべきではないかという主張を再三ATENAから求められたのに対して、運転開始から４０年、時計の針は止めないという旨の見解を述べたものであります」<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn1">[3]</a>。筆者が色分けした赤字の見立てになるのだろうか、「除く」のはダメだと断ったと理解できる。</p>



<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10">（３）「４０年ルール」で原発ゼロに</h2>



<p>ところで、「原則４０年ルール」には、二つの側面があった。</p>



<p>一つは、「安全のための期間の規制」ということだ。このルールを原子炉等規制法に定めるときの２０１２年の内閣官房の解説資料は、「経年劣化等によりその安全上のリスクが増大することから、こうしたリスクを低減するという趣旨から本条（筆者注：原則４０年ルールを定めた規定）は、運転することができる期間を制限するものである」と説明している<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn1">[4]</a>。</p>



<p>あの２０１１年の東電福島第一原発事故を振り返ると、１号機は１９７１年３月の営業運転開始からまさに４０年というときに起きた。もしかすると事故は機器の劣化も原因だったのではないか、との声があった。<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn2">[5]</a>。そうしたこともあって、古い原発を廃炉に導く原則４０年ルールは、人々に抵抗感なく受け入れられたはずだ。ところが、「見解」の青字部分は「安全のための期間の規制」という側面を否定しているように読めないだろうか。</p>



<p>このルールのもう一つの側面は、「原子力の利用政策」ということだ。例えば政府のエネルギー基本計画で原発の比率を何％に置くか、というのと実質的に同じような役割を果たす。なぜなら、運転期間を４０年あるいは６０年と定めると、その年で運転を終了し、廃炉にしていくので、原発を新しくつくらない限り、原発は減り、いずれゼロになるからだ。</p>



<p>各地の原発の停止期間が想定以上に延び、大手電力にこのルールが重くのしかかってきた。日本には１９８０～９０年代にかけて建設された原発が多い。例えば２０２１年２月、経産省の審議会「総合資源エネルギー調査会」の原子力小委員会で、事務方のエネ庁は原発の４０年運転と６０年運転する場合の設備容量の見通しを示した（下に貼り付ける）<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn3">[6]</a>が、崖から転げ落ちるような絵図になっている。</p>



<figure class="wp-block-image alignfull"><a href="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori3.png"><img decoding="async" src="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori3.png" alt="" class="wp-image-1305"/></a></figure>



<p>原発の新増設がなかなか見込めないなかで、経産省や大手電力は既存の原発を延命させたかった。そのために、６０年超の運転を可能にするための理屈と手立てが欲しかった。そして、この「見解」が使えることに感づいた。もっと言えば筆者の推論でしかないが、そんな仕掛けをひそませることに成功したのではないか。</p>



<p>具体的に筆者の色分けで言うと、運転停止中の劣化を懸念する赤字部分を無視し、劣化は個別に評価でき、利用期間について規制委は意見を述べないとした青字部分だけを使うのだ。事実、２０２２年夏以降、原発推進側は原則４０年ルールの改変を、そうした「見解」の都合のいい切り貼りと解釈でもって、ゴリ押ししていった。<br>　ただ、２０２１年の時点で、もう経産省や大手電力は「見解」を使おうとしていた。痕跡が残っている。</p>



<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10">（４）「ダブルKK」にとどめをさされた</h2>



<p>２０２１年春、第６次エネルギー基本計画（以下、「エネ基」）の策定作業が佳境に入りつつあった。計画を議論する経産省の審議会「総合資源エネルギー調査会」の基本政策分科会。同年３月、関係業界に対するヒアリングで、電気事業連合会の池辺和弘会長（九州電力社長。当時）が、例の「見解」で筆者が色分けした青字部分の一部を切り貼りした資料（当該部分を下に貼り付ける）を示し、こう語った。</p>



<p>「政策的に定められた現行の運転期間制度（筆者注：原則４０年ルールを指す）の下で、安全対策投資に対する回収見通しが厳しくなるおそれが出てきつつあります。原子力規制委員会が示した見解も踏まえ……運転期間制度を含む原子力利用の在り方を、次のエネルギー基本計画に政策的に位置付けていただきたい」</p>



<figure class="wp-block-image alignfull"><a href="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori4.png"><img decoding="async" src="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori4.png" alt="" class="wp-image-1310"/></a></figure>



<p>同調査会の原子力小委員会でも２０２１年４月、エネ庁幹部がこう報告した。「事業者団体さんから、停止期間中の設備の劣化は技術的に問題ではないのではないかとして規制委員会さんに運転期間からの除外を提案され、これに対して規制委員会さんからは７月に見解を出されているといった動きがございます」<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn1">[7]</a>。この文脈からして、エネ庁もこの時には、「見解」を原発の延命に使えると気付いていた。</p>



<p>しかし、経産省・エネ庁は、当時の菅義偉内閣をして、原発政策を前に動かすことはできなかった。２０２１年１０月、閣議決定された第６次エネ基は、再生可能エネルギーを「主力電源」と位置づけ、原発については「可能な限り依存度を低減する」とした。原発の長期運転に関しても、「諸課題について、官民それぞれの役割に応じ、検討する」という記述にとどめた<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn2">[8]</a>。</p>



<p>なぜか。エネルギー業界の内実に詳しい月刊「エネルギーフォーラム」の２０２１年８月号は、第６次エネ基に関する記事で、原子力の書きぶりをめぐる「攻防」について、大手電力社員の言葉を伝えた。「柏崎刈羽の不祥事が痛かった。さらに小泉氏＆河野氏コンビの阻止の動きもあり、今回はダブルＫＫにとどめをさされたようなもの」。</p>



<p>「KK」と関係者に呼ばれる東京電力柏崎刈羽原発では、社員のIDカード不正使用、侵入検知設備の故障など核セキュリティー問題が発覚、規制委は２０２１年４月、審査を終えていた７号機の再稼働を事実上禁止する命令を出した。加えて当時の菅内閣には、行政改革相の河野太郎氏、環境相の小泉進次郎氏という再エネ派の「ＫＫ」コンビがいた<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn3">[9]</a><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn4">[10]</a>。</p>



<p>ハードルが高すぎた。経産省は時が経つのを待ったはずだ。後からみれば、絶好の機会がすぐにやってきた。</p>



<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10">（５）原発が「GXの牽引役」に</h2>



<p>２０２１年１０月、岸田文雄内閣が発足。政務担当の首相秘書官には元経済産業事務次官の嶋田隆氏が就いた。実質国有化した東電の取締役を務めた経験があり、事故対応費用の確保のため柏崎刈羽原発の再稼働が必要だと考えている。一方、小泉氏は閣外に去り、河野氏はデジタル相（２０２２年８月～）として「マイナ保険証」の問題対応に追われる。</p>



<p>折しも２０２２年２月、ロシアがウクライナに侵攻、エネルギー価格は急騰し、大手電力は原発の活用が必要だと叫んだ。そして２０２２年７月の参院選における自民党圧勝を経て、当時の岸田内閣は経産省との緊密な連携のもと、あの看板政策を打ち出す。</p>



<p>「GX（グリーン・トランスフォーメーション」だ。</p>



<p>和製英語だ<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn5">[11]</a>。社会の脱炭素化をめざすというのだが、「ＧＸの牽引役」に位置づけられたのが、原発の活用だった。朝日新聞は環境省幹部の嘆く声を伝えた。「GXのGは原発。原発トランスフォーメーション内閣だ」<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn6">[12]</a>。このあと岸田内閣のGX関連の動きを追うが、綿密にスケジュールを組んでいるのがわかる。さすが経産省だ。</p>



<p>まず、２０５０年の脱炭素社会の実現に向けた取り組みを議論する「ＧＸ実行会議」の初会合を２０２２年７月２７日に開催。集められた有識者には大手電力や日本経団連のトップら原発推進派が目立つ。ＧＸ実行推進担当相には、萩生田光一経済産業相が就き（同年8月の内閣改造で西村康稔経済産業相が就任）。２回目の８月２４日の会議で、岸田首相は年末までに政治決断すべき事項として原発の運転期間の延長などを検討するよう早々に指示した。</p>



<p>この首相指示を受ける形で経産省の原子力小委員会が９月２２日、原発の運転延長へ向けた議論をスタート。こちらの委員は原発推進派が圧倒的多数だ。事務方のエネ庁は早速、規制委の「見解」の抜粋資料を提示した。下に貼り付けるが、筆者が色分けした青色部分だけからなる。</p>



<p>要は原発の運転期間をどう定めても（規制委が）劣化を評価できるし、利用期間をどうするかについて規制委は意見を述べない。そういうことで、原則４０年ルールの扱いを経産省・エネ庁に委ねていい、といった「シナリオ」が透けて見えてこないだろうか。</p>



<figure class="wp-block-image alignfull"><a href="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori5.png"><img decoding="async" src="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori5.png" alt="" class="wp-image-1318"/></a></figure>



<p>それにしてもと筆者が驚いたところがある。「見解」で筆者が赤字にした部分は劣化にかかわるが、エネ庁がつくったこの資料の「５．」は、元の「見解」にある「劣化が進展していないとして除外できる特定の期間を定量的に決めることはできない。他方、」という大事な所を削って前後をつなげ、将来的な劣化の進展を「評価できる」としてしまっている。これは抜粋ではなく、改竄と言えるのではないか。</p>



<p>９月２６日には、原子力規制委員会の新委員長に山中伸介氏が就任。山中氏は２０１７年６月、同年9月の規制委員就任を前に、原発の運転期間が原則４０年とされていることについて、「世界的に見て、少し短いと個人的に思っている」と報道陣に述べている<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn1">[13]</a>。そして、「見解」を正式に決めた２０２０年７月の規制委の議事録によると、委員の山中氏が「私のコメントについては３．、６．に明確にまとめていただいた」と語っている。「３．」と「６．」は、「見解」の中で、筆者が色分けした青字部分である。</p>



<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10">（６）規制委が変更の「片棒」？</h2>



<p>山中氏が委員長に就任したばかりの原子力規制委員会は２０２２年１０月５日の会合に、経産省・エネ庁の松山泰浩電力・ガス事業部長を招き、エネ庁側の検討方針などについて説明を受けた。筆者が大事だと思った松山部長の発言を以下、議事録から抜き出す。</p>



<p>「原子力規制委員会の皆様方の下で……令和２年７月に、読み上げるような形になって恐縮でございますけれども、『発電用原子炉施設の利用をどのぐらいの期間認めることとするかは、原子力の利用の在り方に関する政策判断にほかならず、原子力規制委員会が意見を述べるべき事柄ではない』といった御見解を頂戴していると承知しているところでございます」</p>



<p>外形的に見ると、原発の推進側が規制側の議論の場に出向き、ずいぶんと丁寧な言葉遣いで、例の「見解」の青字部分だけを述べ、運転期間の取り扱いについて「原発の運転期間について、おたくは何も意見を言いませんよね？」と念押ししていることになる。</p>



<p>松山部長はこう続けた。「資源エネルギー庁としましては、この利用政策、発電原子炉として利用していくわけでございますが、利用政策の観点から……運転期間の在り方を検討するということを考えているわけでございます」。運転期間の「在り方」は利用政策なので、「あとはこっちでやります」と通告したことになる。</p>



<p>山中委員長はこの日の会合の中で、松山部長に対して「現行（筆者注：原子炉等規制法のこと）の運転期間の定めを、利用政策制度（筆者中：電気事業法のこと）の中で見直していくということでよろしいでしょうか」などと自分の方から確認を求め、原則４０年ルールの取り扱いを経産省・エネ庁側に譲り渡してしまっている<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn2">[14]</a>。</p>



<p>直後の記者会見でも山中委員長はエネ庁の説明に対し、「運転期間の定めについては利用政策の判断によるものであって、規制委員会は意見を申すところではないという結論（筆者注：「見解」のこと）を２年前に得ております」などと語っている。</p>



<p>一人の記者が質問の途中で、感想をはさんだ。「４０年ルールの変更について、いやらしい言い方をすれば、片棒を担いで手伝っているようにも映ってしまうのですけれども……」。確かに、できすぎている感じがする。</p>



<p>NPO法人・原子力資料情報室は２０２２年１２月、同年８月に原子力規制庁内でつくられた内部資料を公表した<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn3">[15]</a>。中に、原発の運転期間の規定を規制委が所管する炉規法から経産省が所管する電気事業法に移管し、翌年の通常国会に経産省主導で法案を提出することが明記された資料もあった（下に貼り付ける）。やはり、早い段階でシナリオがつくられていた。後に原子力規制庁もこの資料を公にしている<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn4">[16]</a>。</p>



<figure class="wp-block-image alignfull"><a href="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori6.png"><img decoding="async" src="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori6.png" alt="" class="wp-image-1323"/></a></figure>



<p>こうして原則４０年ルールの取り扱いを譲り受けた経産省・エネ庁は待っていましたとばかり、電気事業法のほうで新しいルールづくりを進める<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_edn1">[17]</a>。</p>



<hr class="wp-block-separator has-alpha-channel-opacity"/>



<div class="wp-block-group is-style-stitch"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<h4 class="wp-block-heading">脚注</h4>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref1">[1]</a> <a href="https://www.nra.go.jp/data/000320506.pdf">https://www.nra.go.jp/data/000320506.pdf</a></p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref2">[2]</a> <a href="https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12348280/www.nra.go.jp/data/000181044.pdf">https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12348280/www.nra.go.jp/data/000181044.pdf</a> &nbsp;<a href="https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12348280/www.nra.go.jp/data/000175368.pdf">https://warp.da.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/12348280/www.nra.go.jp/data/000175368.pdf</a></p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref1">[3]</a> <a href="https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120804194X00220220407&amp;current=1">https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=120804194X00220220407&amp;current=1</a>　の「１５９」　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref1">[4]</a> 原子力規制庁の公表資料。<a href="https://www.nra.go.jp/data/000419401.pdf">https://www.nra.go.jp/data/000419401.pdf</a>　のＰ３～４。</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref2">[5]</a> 例えば、国際大学の橘川武郎教授は、朝日新聞の取材に対して、「私は古い原発は心配だし、危険だと思う。爆発した福島原発の1号機は、１９７１年３月に稼働を始め、ちょうど４０歳になった誕生月に爆発した。他の原発だったら爆発しなかったかもしれないと考えることがある」と語っている。<a href="https://digital.asahi.com/articles/ASQ5Z4RSQQ5CULFA02Y.html">https://digital.asahi.com/articles/ASQ5Z4RSQQ5CULFA02Y.html</a>　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref3">[6]</a> ２０２１年４月２２日、総合資源エネルギー調査会・基本政策分科会にエネ庁が提出した資料（<a href="https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/2021/041/041_004.pdf">https://www.enecho.meti.go.jp/committee/council/basic_policy_subcommittee/2021/041/041_004.pdf</a>）のP110。</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref1">[7]</a> <a href="https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/pdf/023_gijiroku.pdf">https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/pdf/023_gijiroku.pdf</a>　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref2">[8]</a> <a href="https://www.enecho.meti.go.jp/category/others/basic_plan/pdf/20211022_01.pdf">https://www.enecho.meti.go.jp/category/others/basic_plan/pdf/20211022_01.pdf</a>　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref3">[9]</a> 朝日新聞や毎日新聞も似た趣旨の記事を出している。<a href="https://digital.asahi.com/articles/ASPBQ0PNPPBPULFA02Y.html">https://digital.asahi.com/articles/ASPBQ0PNPPBPULFA02Y.html</a>　 <a href="https://mainichi.jp/articles/20210819/k00/00m/040/124000c">https://mainichi.jp/articles/20210819/k00/00m/040/124000c</a>　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref4">[10]</a> 週刊文春は、第６次エネ基を閣議決定する前の２０２１年９月９日号で、河野太郎・行政改革相（当時）がエネ基の文言をめぐりエネ庁幹部を叱責する様子を音声データをもとに報じた。この問題については、元経産官僚の古賀茂明氏や元外務官僚の前田雄大氏の論考が参考になる。<a href="https://dot.asahi.com/articles/-/67204">https://dot.asahi.com/articles/-/67204</a>　　<a href="https://energy-shift.com/news/eb9d1c75-430a-4ad9-942e-81d3a9287a2d">https://energy-shift.com/news/eb9d1c75-430a-4ad9-942e-81d3a9287a2d</a>　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref5">[11]</a> 米ブルームバーグ通信の記事が参考になる。<a href="https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-17/RKLE52T1UM0W01">https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-11-17/RKLE52T1UM0W01</a> 　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref6">[12]</a> <a href="https://digital.asahi.com/articles/ASQC95TL6QC7UTFK00V.html">https://digital.asahi.com/articles/ASQC95TL6QC7UTFK00V.html</a></p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref1">[13]</a> <a href="https://www.sankei.com/article/20170613-BA65ILAXAZP7JH5PHD3JMTZS5I/">https://www.sankei.com/article/20170613-BA65ILAXAZP7JH5PHD3JMTZS5I/</a>　 <a href="https://mainichi.jp/articles/20170614/k00/00m/040/045000c">https://mainichi.jp/articles/20170614/k00/00m/040/045000c</a>　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref2">[14]</a> ジャーナリスト・まさのあつこ氏の分析が深い。<a href="https://note.com/masanoatsuko/n/nf8f4390f5c48">https://note.com/masanoatsuko/n/nf8f4390f5c48</a> など。</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref3">[15]</a> 原子力資料情報室の松久保肇事務局長が会見等で問題の所在を繰り返し訴えていた。<a href="https://cnic.jp/46089">https://cnic.jp/46089</a>　 <a href="https://cnic.jp/46089#a2">https://cnic.jp/46089#a2</a> など。</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref4">[16]</a> <a href="https://www.da.nra.go.jp/view/NRA015010176?contents=NRA015010176-001-003#pdf=NRA015010176-001-003">https://www.da.nra.go.jp/view/NRA015010176?contents=NRA015010176-001-003#pdf=NRA015010176-001-003</a> <a href="https://www.da.nra.go.jp/view/NRA015010176?contents=NRA015010176-001-001#pdf=NRA015010176-001-001">https://www.da.nra.go.jp/view/NRA015010176?contents=NRA015010176-001-001#pdf=NRA015010176-001-001</a></p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1275#_ednref1">[17]</a> なお、３０年を超えて運転する場合、事業者は長期施設管理計画をつくり、１０年ごとに規制委の認可を受ける仕組みがつくられた。この制度の骨子を決める２０２３年２月１３日の規制委は、委員５人のうち石渡明委員（当時）一人が「安全側への改変と言えない」などとして反対したが、多数決で決められた。<a href="https://digital.asahi.com/articles/DA3S15554800.html?iref=pc_ss_date_article">https://digital.asahi.com/articles/DA3S15554800.html?iref=pc_ss_date_article</a>　この時、石渡氏は、「見解」の中の「原子力規制委員会が意見を述べるべき事柄ではない」といった部分に関して「６回の（筆者注：ATENAとの意見交換会の）議事録を私は全部検索しましたが、こういう議論が行われた形跡はありません。ですから、この文章のこの部分がどういう経緯でここに盛り込まれたのか、私は非常に疑問に思っております」と会合の中で語っている。<a href="https://www.nra.go.jp/data/000421196.pdf">https://www.nra.go.jp/data/000421196.pdf</a></p>
</div></div>



<div class="wp-block-group has-border -border02"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<figure class="wp-block-image u-mb-ctrl u-mb-0"><img decoding="async" src="https://secure.gravatar.com/avatar/5c2ac93b83a14d807b6d945559277a11e312a75803c1f7ef3d07ed8349a468f8?s=96&amp;d=mm&amp;r=g" alt="小森 敦司"/></figure>



<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10" id="author-link">Author：小森 敦司 </h2>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">１９６４年生まれ。上智大学法学部卒。１９８７年に朝日新聞社に入社、経済部やロンドン特派員、エネルギー・環境担当の編集委員などを経て２０２１年に退社、フリージャーナリストに。著書に「日本はなぜ脱原発できないのか」「『脱原発』への攻防」（いずれも平凡社新書）、「原発時代の終焉」（緑風出版）など。２０２４年、行政書士事務所を開業。</p>



<div class="swell-block-button is-style-btn_normal"><a href="https://blog.ccnejapan.com/?author=28" target="_blank" rel="noopener noreferrer" class="swell-block-button__link"><span>小森 敦司　投稿一覧</span></a></div>
</div></div><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/column/18972/">【寄稿】原発「７０年超運転時代」へ突入　 経産省・大手電力の狙いどおりに期間延長　 世界に例のない仕組みに（上）</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">18972</post-id>	</item>
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		<title>オンライントーク2024第4回「燃料デブリを取り出さずに空冷化し、原子炉を長期遮蔽管理する」</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/events/15217/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 09 Apr 2024 11:56:58 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[イベント]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/02/wind-power-1024x585.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>【4/16（火）17時-18時】 CCNE連続オンライントーク「原発ゼロ社会への道」2024　第4回 「汚染水発生量ゼロ」の目標を明確化し、燃料デブリを 取り出さずに空冷化し、原子炉を長期遮蔽管理する　　　　── 福島第 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/02/wind-power-1024x585.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p style="text-align: center;"><span style="font-size: 12pt;"><strong><span style="line-height: 150%;">【4/16（火）17時-18時】</span> <span style="line-height: 150%;">CCNE連続オンライントーク</span></strong></span><span style="font-size: 16pt;"><strong><span style="line-height: 150%;"><span style="font-size: 12pt;">「原発ゼロ社会への道」2024</span>　</span></strong></span><strong style="font-size: 0.9em; text-align: left;"><strong style="font-size: 0.9em; text-align: left;"><span style="font-size: 170%; line-height: 180%;"><span style="font-size: 12pt;">第4回 </span></span></strong></strong><strong> <span style="font-size: 17pt;">「汚染水発生量ゼロ」の目標を明確化し、</span></strong><strong><span style="font-size: 17pt;">燃料デブリを 取り出さずに空冷化し、</span></strong><strong><span style="font-size: 17pt;">原子炉を長期遮蔽管理する　　　　</span></strong><strong><span style="font-size: 15pt;">── 福島第一原発の廃炉について原子力市民委員会の新たな提言</span></strong></p>
<div style="text-align: center;" align="center"><strong style="font-size: 0.9em; text-align: left;"><span style="font-size: 170%; line-height: 180%;"><span style="font-size: 12pt;"><span style="font-size: 1pt;">  </span></span></span></strong><span style="font-size: 14pt;"><strong><span style="line-height: 120%;">開催のお知らせ</span></strong></span></div>
<div align="center"> <iframe loading="lazy" width="560" height="315" title="YouTube video player" src="https://www.youtube.com/embed/MhIy38pV8XY?si=xz4iCNwuMN4ejHd4" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe></div>
<div align="center"></div>
<p>東京電力福島第一原発では、事故発生から13年がたって今なお、事故処理が難航し、「廃炉の道筋」も明らかになっていません。にもかかわらず、昨年のALPS処理汚染水の海洋放出開始によって、あたかも「これで廃炉が進む」かのような印象操作がなされています。</p>
<p>政府も東京電力も、溜まり続けている汚染水を処理して海に流すことが「廃炉のために避けて通れない」と繰り返し言ってきたわけですが、放流開始後は、さかんに「デブリ取り出しの困難」を強調するようになり（現実には取り出しを延期）、廃炉作業にまだ確たる見通しがついていないことを認めています。</p>
<p>そもそも「汚染水」と「廃炉」はどういう関係にあるのでしょうか。廃炉を進めるためには汚染水の発生を止める必要があります。海に捨てたからといって、汚染水の発生が止まるわけではありません。原子力市民委員会はかねてから、汚染水の発生を止めることを最優先に廃炉の道筋を組み立て直すべきであることを指摘してきました（※参考１）。</p>
<p>政府・東京電力による（廃炉に向けた）「中長期ロードマップ」では、福島第一原発の「廃炉」が、果たして、いつ、どのように完了するのか、イメージすら示されていません（※参考２）。 原発敷地の最終状態（いわゆるエンドステート）については、技術的な検討もさることながら、社会的な議論が十分になされなくてはなりません。</p>
<p>以上のような問題意識から、原子力市民委員会では<a href="https://www.ccnejapan.com/?p=15139">提言「福島第一原発の廃炉について「汚染水発生量ゼロ」の目標を明確化し、燃料デブリ取り出しを中止した上で、現在の位置での長期遮蔽管理を求める」</a>をとりまとめ、3月15日に衆議院第一議員会館で政府・東京電力に提出し、その検討を要請するとともに、福島第一原発での汚染水の発生抑制対策、デブリ空冷化の可能性、廃炉ロードマップの見直しなどについて直接、意見を交換しました。</p>
<p>この<a href="https://www.ccnejapan.com/?p=15139">提言</a>の要点は以下３点です。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　          １．福島第一原発の廃炉に関わる「中長期ロードマップ」の「汚染水対策」の目標　　                  に「汚染水発生量ゼロ」を加え、その達成時期を明記すること。                                  　２．「汚染水発生量ゼロ」実現のために、地下水流入を防ぐ原子炉建屋止水を最優　                   先項目に位置づけること、および建屋止水後の燃料デブリの冷却のために、                         循環注水冷却システムを現在の開ループ方式から閉ループ方式に変更するこ                          と。                                                                                                                                                    ３．「燃料デブリの取り出し」は、現状では技術的に極めて困難なこと、また、                           住民と作業員の被ばくリスクが大きいことから、「取り出し規模の拡大」を                           凍結し、現在の位置で長期遮蔽管理すること。</p>
<p>今回のオンライントークでは、この提言内容について解説し、あわせて上記会合での政府・東京電力とのやりとりについてご報告します。</p>
<hr />
<p style="padding-left: 50px;"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point" width="9" height="9" /> 日　時：　2024年4月16日（火）17:00～18:00</p>
<p style="padding-left: 50px;"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point" width="9" height="9" /> 場　所：　オンライン開催（zoomウェビナー）</p>
<p style="padding-left: 50px;"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point" width="9" height="9" /> プログラムと出席者：</p>
<p>　　　　●新たに提言をまとめた経緯について　　                                                                                           菅波 完（CCNE技術・規制部会コーディネーター）<a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2024/04/20240416_CCNE-Sugenami.pdf">資料<img decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" /></a></p>
<p>●提言書の内容：汚染水発生量ゼロ・デブリ空冷化の技術的な実現性                                           滝谷紘一（CCNE技術・規制部会）<a href="https://www.ccnejapan.com/download/20240416_CCNE_Takitani.pdf">資料<img decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" /></a></p>
<p>●意見交換での政府・東電側の回答などについて                                                                               後藤政志（CCNE技術・規制部会長）　　　　　　　　　　　　　　　　　                             川井康郎（CCNE技術・規制部会）<a href="https://www.ccnejapan.com/download/20240416_CCNE_Kawai.pdf">資料<img decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" /></a></p>
<p style="padding-left: 50px;">（この企画は、後日Youtubeで公開します。Zoomのウェビナー形式で開催し、ご質問やご意見は当日の質疑応答（Q&amp;A）もしくは、後日メール・FAXなどで受けつけます）</p>
<p style="padding-left: 50px;"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point" width="9" height="9" /> 申込み：　下記よりお申込みください。<a href="https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_yBN1harTTua-qExpS4ejAA">https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_yBN1harTTua-qExpS4ejAA</a></p>
<p style="padding-left: 50px;">※ 案内が届かない場合は、email◎ccnejapan.com（◎は@に変えてください）までお知らせください。</p>
<p style="padding-left: 50px;"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point" width="9" height="9" /> 主　催：　原子力市民委員会</p>
<p style="padding-left: 50px;"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point" width="9" height="9" /> お問い合わせ：email◎ccnejapan.com[◎を@に変えてください]　　　　　　　　　                                TEL 03-6709-8083</p>
<hr />
<p><span style="font-size: 10pt;">※参考１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</span><span style="font-size: 10pt;">＊2013年8月「事故収束と汚染水対策の取り組み体制についての緊急提言」<a href="https://www.ccnejapan.com/download/20130828_CCNE_01.pdf">https://www.ccnejapan.com/20130828_CCNE_01.pdf</a>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</span><span style="font-size: 10pt;">＊2017年11月　特別レポート１（改訂版）『100年以上隔離保管後の「後始末」』 <a href="https://www.ccnejapan.com/?p=7900">https://www.ccnejapan.com/?p=7900</a>　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</span><span style="font-size: 10pt;">＊2023年10月　第35回原子力市民委員会（公開会合）「処理汚染水の海洋投棄では何も解決しない福島第一原発の“廃炉”の過酷な現実」<a href="https://www.ccnejapan.com/?p=14419">https://www.ccnejapan.com/?p=14419</a>　　　　　　　　　　　　　　　　　　</span><span style="font-size: 10pt;">＊2023年12月　声明「ALPS処理汚染水の海洋投棄を即時中止し、デブリ取り出しと非現実的な中長期ロードマップを見直し、福島第一原子力発電所の「廃炉」のあり方を公開・透明な場で検討するべきである」<a href="https://www.ccnejapan.com/?p=14725">https://www.ccnejapan.com/?p=14725</a></span></p>
<p><span style="font-size: 10pt;">※参考２　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　</span><span style="font-size: 10pt;">『原発ゼロ社会への道』（2022）<a href="https://www.ccnejapan.com/?page_id=11774">https://www.ccnejapan.com/?page_id=11774</a>　の2.4.2「硬直化し、現実と乖離した「中長期ロードマップ」」（pp.124-127）</span></p><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/events/15217/">オンライントーク2024第4回「燃料デブリを取り出さずに空冷化し、原子炉を長期遮蔽管理する」</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<title>提言と回答：福島第一原発廃炉と「汚染水ゼロ」について</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/statement/15139/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Mar 2024 05:59:57 +0000</pubDate>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2024/03/f52c21ad5b390a7f0d547318befcc0d4-1024x1024.png" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>2024年3月15日、原子力市民委員会は福島第一原発廃炉をめぐり、「汚染水発生量ゼロ」の目標明確化とデブリ取り出し中止、長期遮蔽管理を求める提言を政府・東京電力に提出し、事前質問とその回答を含む意見交換を行いました。</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2024/03/f52c21ad5b390a7f0d547318befcc0d4-1024x1024.png" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><div class="wp-block-group is-style-crease"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<p class="has-text-align-center u-mb-ctrl u-mb-10" style="font-size:1.1em"><strong>提言</strong><br><strong>福島第一原発の廃炉について「汚染水発生量ゼロ」の目標を明確化し、</strong><br><strong>燃料デブリ取り出しを中止した上で、現在の位置での長期遮蔽管理を求める</strong></p>



<p class="has-text-align-right u-mb-ctrl u-mb-0"><a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-15_CCNE_teigen.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">提言PDF <img decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png"></a></p>



<div class="wp-block-columns u-mb-ctrl u-mb-20">
<div class="wp-block-column" style="flex-basis:65%">

</div>



<div class="wp-block-column"></div>



<div class="wp-block-column" style="flex-basis:50%">
<p class="u-mb-ctrl u-mb-0" style="line-height:2.2">2024年3月15日</p>



<p>原子力市民委員会<br>座 長　大島堅一<br>委 員　後藤 忍　後藤政志<br>　　　 清水奈名子　茅野恒秀<br>　　　 松久保肇　武藤類子<br>　　　 吉田明子</p>
</div>
</div>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-0">原子力市民委員会は、2013年4月の発足以来、脱原発社会構築のための独立の市民シンクタンクとして活動してきましたが、特に重点として検討してきたのが、福島第一原発の廃炉に関わる問題です。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-0">今回、福島第一原発での汚染水の発生抑制、デブリ空冷化の検討を含む中長期ロードマップの見直しなどについて、下記の通り、政府・東京電力と、直接、意見を交換する会合をもつことになりました。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-20">原子力市民委員会からは、政府・東京電力に、事前に質問項目（<a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-02-28_CCNE_shitsumon.pdf" target="_blank" rel="noopener" title=""><strong>別紙１</strong></a>）を伝え、これに対する回答を求めるとともに、 原子力市民委員会での技術的な検討を踏まえた提言書（<a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-15_CCNE_teigen.pdf" target="_blank" rel="noopener" title=""><strong>別紙２</strong></a>）を提出し、検討を要請します。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-20" style="line-height:0.6">この提言書の要点は以下の３点です。</p>



<ol class="wp-block-list is-style-num_circle u-mb-ctrl u-mb-10">
<li class="u-mb-ctrl u-mb-10 has-xs-font-size" style="line-height:1.5"><span class="swl-fz u-fz-l"><strong>福島第一原発の廃炉に関わる「中長期ロードマップ」の「汚染水対策」の目標に「汚染水発生量ゼロ」を加え、その達成時期を明記すること。</strong></span></li>



<li class="u-mb-ctrl u-mb-10 has-xs-font-size" style="line-height:1.5"><span class="swl-fz u-fz-l"><strong>「汚染水発生量ゼロ」実現のために、地下水流入を防ぐ原子炉建屋止水を最優先項目に位置づけること、及び建屋止水後の燃料デブリの冷却のために、循環注水冷却システムを現在の開ループ方式から閉ループ方式に変更すること。</strong></span></li>



<li class="u-mb-ctrl u-mb-10 has-xs-font-size" style="line-height:1.5"><span class="swl-fz u-fz-l"><strong>「燃料デブリの取り出し」は、現状では技術的に極めて困難なこと、また、住民と作業員の被ばくリスクが大きいことから、「取り出し規模の拡大」を凍結し、現在の位置で長期遮蔽管理すること。</strong></span></li>
</ol>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-0">政府・東京電力による「中長期ロードマップ」では、福島第一原発の「廃炉」が、30年～40年で完了するのか、明らかにされていません。そもそも、福島第一原発の「廃炉」、あるいは将来像をどのように考えるか、技術的な検討とともに、社会的な議論が十分に行われているとはいえません。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-0">今回、原子力市民委員会がまとめた提言書も、そのような社会的な議論において、活用されることを期待しています。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-30">今後、地元の関係者など、多くの方々と議論を深めていきたいと考えております。ご意見、ご質問などがあれば、ぜひ原子力市民委員会事務局までお知らせください。</p>
</div></div>



<div class="wp-block-group is-style-big_icon_good"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<h2 class="wp-block-heading is-style-section_ttl u-mb-ctrl u-mb-10"><strong>政府・東京電力との意見交換の概要</strong></h2>



<p class="has-text-align-right"><strong>※<a href="https://www.ccnejapan.com/download/2024-03-15_ikenkoukankai.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">当日の配付資料一式（事前質問ならびに政府・東京電力からの回答を含む）</a><img decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png"></strong></p>



<p><img loading="lazy" decoding="async" width="9" height="9" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point"> 日　時：　2024年3月15日（金）15：00～17：00</p>



<p><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point" width="9" height="9"> 場　所：　衆議院第一議員会館 第７会議室</p>



<p><img loading="lazy" decoding="async" width="9" height="9" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point"> 参加者：　原子力災害対策本部<br>　　　　　   廃炉・汚染水・処理水関係閣僚等会議<br>　　　　　   原子力損害賠償・廃炉等支援機構<br>　　　　　   東京電力ホールディングス(株)福島第一廃炉推進カンパニー<br>　　　　　   <strong><a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-15_kaitou.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">回答</a><img decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png"></strong></p>



<p><img loading="lazy" decoding="async" width="9" height="9" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point"> 参加者：　原子力市民委員会<br>　　　　　　　技術・規制部会長 後藤政志<br>　　　　　　　技術・規制部会メンバー 滝谷紘一<span style="font-size: 10pt;">（オンライン）</span><br>　　　　　　　技術・規制部会メンバー 川井康郎 他<br>　　　　　   <strong><a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2024/03/2024-03-15_CCNE_takitani.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">資料</a><img decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png"></strong></p>
</div></div>



<div class="wp-block-group is-style-crease"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<div class="wp-block-columns">
<div class="wp-block-column" style="flex-basis:65%">
<p class="has-text-align-right"></p>
</div>



<div class="wp-block-column" style="flex-basis:50%">
<p>本件についての問い合わせ先</p>



<p>原子力市民委員会 事務局<br>〒160-0008　東京都新宿区四谷三栄町16-16<br>iTEXビル3F（高木仁三郎市民科学基金内）<br><span style="--the-icon-svg: url(data:image/svg+xml;base64,PHN2ZyBoZWlnaHQ9IjFlbSIgd2lkdGg9IjFlbSIgeG1sbnM9Imh0dHA6Ly93d3cudzMub3JnLzIwMDAvc3ZnIiBhcmlhLWhpZGRlbj0idHJ1ZSIgdmlld0JveD0iMCAwIDUxMiA1MTIiPjxwYXRoIGQ9Ik0xNjQuOSAyNC42Yy03LjctMTguNi0yOC0yOC41LTQ3LjQtMjMuMmwtODggMjRDMTIuMSAzMC4yIDAgNDYgMCA2NEMwIDMxMS40IDIwMC42IDUxMiA0NDggNTEyYzE4IDAgMzMuOC0xMi4xIDM4LjYtMjkuNWwyNC04OGM1LjMtMTkuNC00LjYtMzkuNy0yMy4yLTQ3LjRsLTk2LTQwYy0xNi4zLTYuOC0zNS4yLTIuMS00Ni4zIDExLjZMMzA0LjcgMzY4QzIzNC4zIDMzNC43IDE3Ny4zIDI3Ny43IDE0NCAyMDcuM0wxOTMuMyAxNjdjMTMuNy0xMS4yIDE4LjQtMzAgMTEuNi00Ni4zbC00MC05NnoiPjwvcGF0aD48L3N2Zz4=)" data-icon="FasPhone" data-id="64" aria-hidden="true" class="swl-inline-icon"> </span> 03-6709-8083<br><span style="--the-icon-svg: url(data:image/svg+xml;base64,PHN2ZyBoZWlnaHQ9IjFlbSIgd2lkdGg9IjFlbSIgeG1sbnM9Imh0dHA6Ly93d3cudzMub3JnLzIwMDAvc3ZnIiBhcmlhLWhpZGRlbj0idHJ1ZSIgdmlld0JveD0iMCAwIDUxMiA1MTIiPjxwYXRoIGQ9Ik00OCA2NEMyMS41IDY0IDAgODUuNSAwIDExMmMwIDE1LjEgNy4xIDI5LjMgMTkuMiAzOC40TDIzNi44IDMxMy42YzExLjQgOC41IDI3IDguNSAzOC40IDBMNDkyLjggMTUwLjRjMTIuMS05LjEgMTkuMi0yMy4zIDE5LjItMzguNGMwLTI2LjUtMjEuNS00OC00OC00OEg0OHpNMCAxNzZWMzg0YzAgMzUuMyAyOC43IDY0IDY0IDY0SDQ0OGMzNS4zIDAgNjQtMjguNyA2NC02NFYxNzZMMjk0LjQgMzM5LjJjLTIyLjggMTcuMS01NCAxNy4xLTc2LjggMEwwIDE3NnoiPjwvcGF0aD48L3N2Zz4=)" data-icon="FasEnvelope" data-id="80" aria-hidden="true" class="swl-inline-icon"> </span> email@ccnejapan.com</p>
</div>
</div>
</div></div><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/15139/">提言と回答：福島第一原発廃炉と「汚染水ゼロ」について</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">15139</post-id>	</item>
		<item>
		<title>声明：ALPS処理汚染水の海洋投棄中止と廃炉方針の見直しを求める</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/statement/14725/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Dec 2023 02:45:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[声明・見解・提言]]></category>
		<category><![CDATA[ALPS処理水]]></category>
		<category><![CDATA[IAEA]]></category>
		<category><![CDATA[ストロンチウム]]></category>
		<category><![CDATA[セシウム]]></category>
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		<category><![CDATA[原子力市民委員会]]></category>
		<category><![CDATA[声明]]></category>
		<category><![CDATA[廃炉]]></category>
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		<category><![CDATA[放射能汚染]]></category>
		<category><![CDATA[東京電力]]></category>
		<category><![CDATA[汚染水]]></category>
		<category><![CDATA[海洋放出]]></category>
		<category><![CDATA[燃料デブリ]]></category>
		<category><![CDATA[福島原発事故]]></category>
		<category><![CDATA[福島第一原発]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.ccnejapan.com/?p=14725</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2023/12/65183c93b8789a3b8caf1d23809cd3ab-1024x1024.png" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>2023年12月14日、原子力市民委員会は、ALPS処理汚染水の海洋投棄の即時中止と、非現実的な廃炉ロードマップの抜本的見直しを、政府と東京電力に求める声明を発表しました。</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/14725/">声明：ALPS処理汚染水の海洋投棄中止と廃炉方針の見直しを求める</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2023/12/65183c93b8789a3b8caf1d23809cd3ab-1024x1024.png" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="is-style-dent_box">2023年12月14日、原子力市民委員会は、ALPS処理汚染水の海洋投棄を直ちに中止し、燃料デブリ取り出しを前提とした非現実的な中長期ロードマップを見直し、福島第一原発の廃炉のあり方を公開・透明な場で議論し直すことを、政府と東京電力に求める声明を発表しました。</p>



<p class="has-text-align-center u-mb-ctrl u-mb-0 has-large-font-size"><strong>声明：&nbsp; ALPS処理汚染水の海洋投棄を即時中止し、デブリ取り出しと非現実的な中長期ロードマップを見直し、福島第一原子力発電所の「廃炉」のあり方を公開・透明な場で検討するべきである</strong></p>



<p class="has-text-align-right u-mb-ctrl u-mb-0"><a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2023/12/20231214_CCNE_Seimei.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">　声明PDF<img decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png"></a></p>



<div class="wp-block-columns u-mb-ctrl u-mb-20">
<div class="wp-block-column" style="flex-basis:55%">

</div>



<div class="wp-block-column">
<p class="u-mb-ctrl u-mb-0" style="line-height:2.2">2023年12月14日</p>



<p>原子力市民委員会<br>座 長　大島堅一<br>委 員　後藤政志　清水奈名子<br>　　　 茅野恒秀　松久保肇<br>　　　 武藤類子　吉田明子</p>
</div>
</div>


<div align="right">
<table style="font-size: var(--swl-fz--content,16px); letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);">
<tbody>
<tr>
<td>
<h3 class="p1">１．ALPS処理汚染水の海洋投棄は即時中止せよ</h3>
<p class="p1">2023年8月からALPS処理水（トリチウム以外の放射性物質を含む汚染水）の海洋放出（以下、ALPS処理汚染水の海洋投棄とする）が開始された。現在の計画は、長期間にわたって液体放射性廃棄物を海洋投棄するものに他ならない。政府は、燃料デブリの取り出しや、原発事故発生後30～40年で福島第一原発の廃炉を完了することを海洋放出の理由にあげている。ところが、その福島第一原発には何をもって廃炉完了とするのかという基準すら決まっておらず、廃炉計画には全く現実性がない。ALPS処理汚染水の海洋投棄には道理も必要性もない。</p>
<p class="p1">政府および東京電力は、「関係者の理解なくしていかなる処分も行わない」と福島県漁連に書面で約束していた。その約束を反故にし、多くの反対を強引に押し切るかたちで海洋投棄が開始された。海洋投棄開始には直前のプロセスにも大きな問題があった。本来、政府・東京電力は、海洋投棄の前に「年間放出計画」を関係者に丁寧に説明し、理解を得る必要があった。ところが、政府・東京電力は、「年間放出計画」を一方的に公表しただけで、その2日後には海洋投棄を始めてしまった。政府・東京電力は関係者との間の合意形成を全く行わなかった。</p>
<p class="p1">ALPS処理汚染水投棄開始2ヶ月後の2023年10月25日には、増設ALPSで、配管の洗浄作業を行っていた複数の作業員が高濃度の放射能を含む洗浄廃液をかぶり被ばくするという事故が発生した。東京電力の説明は不十分で、いまだに不明な点が残されている。ALPS等による汚染水処理の現場で浮き彫りとなったのは、設備が安全に設計されているのか、安全な作業手順が確立しているのか、原子力規制委員会に東京電力を監視し、指導する力量があるのか、といった根本的な疑問である。これらはALPS処理の根幹にかかわる。</p>
<p class="p1">ALPS処理汚染水の海洋投棄を直ちに中止したうえで、ALPS等の設備で大量の汚染水を確実に処理することができるのか、長期間におよぶ使用、運用が本当に安全にできるのか、改めて検証する必要がある。</p>
<h3 class="p1">２．放射能汚染の継続と求められる政府・東京電力の対応</h3>
<p class="p1">福島第一原子力発電所からは、放射性物質が大気や海洋にいまだに漏洩し続けている<a href="#_ftn1" name="_ftnref1" style="font-size: revert; font-family: inherit; letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);"><sup>[１]</sup></a><span style="font-size: revert; font-family: inherit; letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);">。</span></p>
<p class="p1">原発事故時には、放射性物質が漏洩しないよう、「止める」「冷やす」「閉じ込める」を達成しなければならない。にもかかわらず、事故後12年を経過してもなお「閉じ込める」ことができていない。それどころか、政府・東京電力は、これまでの放射性物質の漏洩に加え、ALPS処理汚染水を海洋投棄している。汚染に汚染を重ねる政府・東京電力の行為は許されない。</p>
<p class="p1">加えて、政府は「ALPS処理水」を汚染水でないとして一種の言葉狩りを行ったり、海洋放出に対する批判や懸念をいわゆる「風評加害」であると断じて、国民、報道機関を萎縮させている。政府のこのような行いは、原発事故による汚染を否定し、政府、東京電力自身の加害責任を、被害者を含む国民（一般公衆）に転嫁するものである。悪質なデマが許されないことは当然であるとしても、実際の被害、風評被害ともに被害発生の責任は政府、東京電力にあり、被害者や国民にはない。</p>
<h3 class="p1">３．直ちに中長期ロードマップの見直しをすべきである</h3>
<h4 class="p1">（1）汚染水発生の防止こそが必要</h4>
<p class="p1">2023年12月時点で、一日あたり約100立方ｍの汚染水が発生し続けている。政府・東京電力は、汚染水の海洋投棄を事故発生後の初期段階で目論んでおり、汚染水発生をゼロにする姿勢に欠けていた。汚染水対策として設置された凍土壁は当初から効果が疑問視されていたとおり、十分な効果を発揮していない。</p>
<p class="p1">多方面から指摘されてきたとおり、原発建屋周辺の地下に遮水壁を構築すること、建屋地下内部からの水の漏出を止めること、デブリの空冷を行うことなど、汚染水発生防止のための抜本的対策を政府・東京電力は直ちに講じるべきである。これを確実に実施しない限り、汚染水の発生と漏出と周辺環境の汚染が続く。汚染水対策に要する期間が長引き、費用の増大も避けられない。</p>
<h4 class="p1">（2）デブリ取り出しは不可能</h4>
<p class="p1">原子炉からのデブリ取り出しは今のところ技術的見通しが立っていない。仮に一定量取り出せたとしても、核分裂性物質の保管場所を含め社会的に解決すべき課題が残る。したがって現時点でデブリ取り出しを急ぐ必要はない。ALPS処理汚染水投棄の理由となっているデブリ取り出しのための敷地確保も不要である。最優先するべきは、汚染水の環境中への漏出や投棄を最小限にすることである。また福島第一原発内の汚染水は、原子力市民委員会がこれまで提言してきたように、堅牢な大型タンクによる保管やモルタル固化による処分等で安定的に保管ないし処分するのが望ましい。</p>
<h4 class="p1">（3）中長期ロードマップの見直しと制度改革が不可避</h4>
<p class="p1">事故処理によって大量の放射性廃棄物が発生するとみられている。その最終処分方法は、現在、検討すらされていない。現状では、福島第一原子力発電所敷地内に長期間保管せざるをえなくなる可能性が高い。このような状況からすれば福島第一原発敷地内から全ての放射性廃棄物を運び出し、事故発生後30～40年のうちに福島第一原発を更地（グリーンフィールド）にすることは技術的・社会的に不可能である。</p>
<p class="p1">現行の中長期ロードマップには、どのような状態をもって廃炉とするのか、廃炉完了の目安となる放射線量の基準すら定められていない。現行の中長期ロードマップの見直しは不可避である。</p>
<p class="p1">福島第一原子力発電所の廃炉には、労働者被ばくと環境汚染のリスクが伴い、かつ非常に長い期間と莫大なコストを要する。被ばくと環境汚染、国民負担の最小化<a href="#_ftn1" name="_ftnref1" style="font-size: revert; font-family: inherit; letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);">[2]</a><span style="font-size: revert; font-family: inherit; letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);">を実現するには、廃炉プロセスを民主主義的コントロールの下に置かなければならない</span><a href="#_ftn2" name="_ftnref2" style="font-size: revert; font-family: inherit; letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);">[3]</a><span style="font-size: revert; font-family: inherit; letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);">。</span>現行の廃炉体制を根本から改め、公開性と透明性を確保し、広く国民の声が反映される制度を構築する必要がある。その際、廃炉の技術的側面だけでなく、費用と費用負担を含む社会的側面についても十分な情報が開示され、検証可能にする仕組みが組み込まれるべきである。</p>
<hr />
<h4>脚注</h4>
<p><span style="font-size: 10pt;"><a href="#_ftnref1" name="_ftn1">[1]</a> CNICブリーフ「福島第一原発は今も放射性物質を放出している―ALPS処理汚染水放出問題で考慮すべき新たな論点」<a href="https://cnic.jp/47439">https://cnic.jp/47439</a></span></p>
<p><span style="font-size: 10pt;"><a href="#_ftnref1" name="_ftn1">[2]</a> 原子力市民委員会が特別レポート2『核廃棄物管理・処分政策のあり方』（2015年）で提唱した核廃棄物管理に関する「核廃棄物の管理・処分のための技術的3原則」および「核廃棄物の管理・処分のための社会的3原則」を参照されたい。<a href="https://www.ccnejapan.com/?p=11502">https://www.ccnejapan.com/?p=11502</a></span></p>
<p><span style="font-size: 10pt;"><a href="#_ftnref2" name="_ftn2">[3]</a> 開かれた場で公論を形成する試みの一つとして、福島大学の元学長などによって「復興と廃炉の両立とALPS処理水問題を考える福島円卓会議」が設置・開催されている。政府・東京電力は、まずはこのような場に積極的に出席するべきである。</span></p>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>


<div class="wp-block-columns">
<div class="wp-block-column" style="flex-basis:65%">
<p class="has-text-align-right"></p>
</div>



<div class="wp-block-column" style="flex-basis:50%">
<p>本件についての問い合わせ先</p>



<p>原子力市民委員会 事務局<br>〒160-0008　東京都新宿区四谷三栄町16-16<br>iTEXビル3F（高木仁三郎市民科学基金内）<br><span style="--the-icon-svg: url(data:image/svg+xml;base64,PHN2ZyBoZWlnaHQ9IjFlbSIgd2lkdGg9IjFlbSIgeG1sbnM9Imh0dHA6Ly93d3cudzMub3JnLzIwMDAvc3ZnIiBhcmlhLWhpZGRlbj0idHJ1ZSIgdmlld0JveD0iMCAwIDUxMiA1MTIiPjxwYXRoIGQ9Ik0xNjQuOSAyNC42Yy03LjctMTguNi0yOC0yOC41LTQ3LjQtMjMuMmwtODggMjRDMTIuMSAzMC4yIDAgNDYgMCA2NEMwIDMxMS40IDIwMC42IDUxMiA0NDggNTEyYzE4IDAgMzMuOC0xMi4xIDM4LjYtMjkuNWwyNC04OGM1LjMtMTkuNC00LjYtMzkuNy0yMy4yLTQ3LjRsLTk2LTQwYy0xNi4zLTYuOC0zNS4yLTIuMS00Ni4zIDExLjZMMzA0LjcgMzY4QzIzNC4zIDMzNC43IDE3Ny4zIDI3Ny43IDE0NCAyMDcuM0wxOTMuMyAxNjdjMTMuNy0xMS4yIDE4LjQtMzAgMTEuNi00Ni4zbC00MC05NnoiPjwvcGF0aD48L3N2Zz4=)" data-icon="FasPhone" data-id="64" aria-hidden="true" class="swl-inline-icon"> </span> 03-6709-8083<br><span style="--the-icon-svg: url(data:image/svg+xml;base64,PHN2ZyBoZWlnaHQ9IjFlbSIgd2lkdGg9IjFlbSIgeG1sbnM9Imh0dHA6Ly93d3cudzMub3JnLzIwMDAvc3ZnIiBhcmlhLWhpZGRlbj0idHJ1ZSIgdmlld0JveD0iMCAwIDUxMiA1MTIiPjxwYXRoIGQ9Ik00OCA2NEMyMS41IDY0IDAgODUuNSAwIDExMmMwIDE1LjEgNy4xIDI5LjMgMTkuMiAzOC40TDIzNi44IDMxMy42YzExLjQgOC41IDI3IDguNSAzOC40IDBMNDkyLjggMTUwLjRjMTIuMS05LjEgMTkuMi0yMy4zIDE5LjItMzguNGMwLTI2LjUtMjEuNS00OC00OC00OEg0OHpNMCAxNzZWMzg0YzAgMzUuMyAyOC43IDY0IDY0IDY0SDQ0OGMzNS4zIDAgNjQtMjguNyA2NC02NFYxNzZMMjk0LjQgMzM5LjJjLTIyLjggMTcuMS01NCAxNy4xLTc2LjggMEwwIDE3NnoiPjwvcGF0aD48L3N2Zz4=)" data-icon="FasEnvelope" data-id="80" aria-hidden="true" class="swl-inline-icon"> </span> email@ccnejapan.com</p>
</div>
</div><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/14725/">声明：ALPS処理汚染水の海洋投棄中止と廃炉方針の見直しを求める</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">14725</post-id>	</item>
		<item>
		<title>【10/30(月)】第三十四回 原子力市民委員会「処理汚染水の海洋投棄では何も解決しない福島第一原発の“廃炉”の過酷な現実」</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/events/14419/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 24 Oct 2023 08:37:56 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[イベント]]></category>
		<category><![CDATA[ALPS処理水]]></category>
		<category><![CDATA[事故処理]]></category>
		<category><![CDATA[処理水]]></category>
		<category><![CDATA[動画]]></category>
		<category><![CDATA[原子力市民委員会]]></category>
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		<category><![CDATA[福島原発事故]]></category>
		<category><![CDATA[福島第一原発]]></category>
		<category><![CDATA[被ばく労働]]></category>
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					<description><![CDATA[<p>&#160; 【10/30(月)】 第三十四回 原子力市民委員会(CCNE) 「 処理汚染水の海洋投棄では何も解決しない 福島第一原発の“廃炉”の過酷な現実 」 開催のお知らせ 　　　 &#160; 　福島第一原発から処 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p>&nbsp;</p>
<div style="line-height: 27px;" align="center"><strong><span style="font-size: 140%;">【10/30(月)】<br />
第三十四回 原子力市民委員会(CCNE)</span><br />
<span style="font-size: 180%;">「 処理汚染水の海洋投棄では何も解決しない<br />
福島第一原発の“廃炉”の過酷な現実 」</span><br />
<span style="font-size: 140%;">開催のお知らせ</span></strong></div>
<p>　　　<iframe loading="lazy" title="YouTube video player" src="https://www.youtube.com/embed/VbFc-imefwc?si=B5BfCVMkZovb-Ghx" width="560" height="315" frameborder="0" allowfullscreen="allowfullscreen"></iframe></p>
<p>&nbsp;</p>
<p style="padding-left: 20px;">　福島第一原発から処理汚染水の海洋投棄が開始され、2か月が経過しました。代替案の検討も不十分なまま、流されるのはトリチウムのみであるかのような“印象操作”がおこなわれ、「関係者の理解」が得られない中での強行となりました。開始後は、反発する中国との対立ばかりが過度に取り上げられ、国内で放出リスクへの懸念を口にすれば「風評加害者」と批判されるなど、言論空間が大きくゆがめられています。</p>
<p style="padding-left: 20px;">　さらに憂慮すべきは、海洋投棄の背後で、福島第一原発の「廃炉」問題が見えにくくされていることです。政府・東京電力は、今回の放出が「廃炉と復興に不可欠」と繰り返しましたが、「廃炉」の最終形は描かれておらず、30～40年で完了というのは全くの幻想にすぎません。通常の原発の廃炉で発生する量の数百倍といわれる“膨大”な量の放射性廃棄物の大半の行き先は未定で、880トンあるともいわれる核燃料デブリにいたっては、わずかにこすり取れただけです。その一方、事故処理費用は青天井に膨らみ、将来世代にまでつづく国民負担は増すばかりです。</p>
<p style="padding-left: 20px;">　今回の委員会（ウェビナー形式での開催）では、政府が発信する大量の「情報」の裏に隠されている福島第一原発の「廃炉」の厳しい現状を直視し、合理的かつ現実的に事故処理を進めていくための課題を検討したいと思います。委員会は公開で行われますのでどなたでも傍聴いただけます。多くの方にご参加いただけると幸いです。</p>
<hr />
<p style="padding-left: 50px;"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point" width="9" height="9" /> 日　　時：2023年10月30日（月）13:30～16:00</p>
<p style="padding-left: 50px;"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point" width="9" height="9" /> 場　　所：zoomウェビナーによるオンライン開催</p>
<p style="padding-left: 50px;">※ 参加をご希望の場合は、下記からご登録ください。<br />
　　　　　　<a href="https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_8dD_k-0ETqW4b_qoUHQdQg">https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_8dD_k-0ETqW4b_qoUHQdQg</a></p>
<p style="padding-left: 50px;"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point" width="9" height="9" /> プログラム：</p>
<p>〇挨拶・趣旨説明<br />
１．「廃炉の将来像、事故廃棄物の処分先の議論を先送りにしたままで良いのか」<br />
　　　　　　　　　　　　／菅波　完（CCNE原子力技術・規制部会コーディネータ、高木基金事務局長）<a href="https://www.ccnejapan.com/download/20231030_CCNE_Sugenami.pdf">菅波資料</a><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" width="16" height="16" /><br />
２．「原発事故の後始末費用 ——処理汚染水放出にともなうコストから検証」<br />
　　　　　　　　　　　　／大島堅一（CCNE座長、龍谷大学教授）<a href="https://www.ccnejapan.com/download/20231030_CCNE_Oshima.pdf">大島資料</a><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" width="16" height="16" /><br />
３．「ALPS処理汚染水以外にも、今ももれつづける放射性物質」<br />
　　　　　　　　　　　　／伴　英幸（CCNE政策調査部会、原子力資料情報室共同代表）<a href="https://www.ccnejapan.com/download/20231030_CCNE_Ban.pdf">伴資料</a><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" width="16" height="16" /><br />
４．ディスカッション <a href="https://www.ccnejapan.com/download/20231030_CCNE_Kawai.pdf">川井コメント</a><img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone size-full" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" width="16" height="16" /><br />
・ステートメント検討<br />
５．その他</p>
<p style="padding-left: 50px;"><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" alt="point" width="9" height="9" />お問い合せ： 原子力市民委員会 事務局<br />
　 　　　　Tel　03-6709-8083<br />
　 　　　　E-mail　<a href="mailto:email◎ccnejapan.com">email◎ccnejapan.com</a>（◎を@に変えてください。）</p><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/events/14419/">【10/30(月)】第三十四回 原子力市民委員会「処理汚染水の海洋投棄では何も解決しない福島第一原発の“廃炉”の過酷な現実」</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>原子力市民委員会 特別レポート８『燃料デブリ「長期遮蔽管理」の提言  ―実現性のない取出し方針からの転換―  』</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/reports/11973/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 05 Apr 2021 05:58:49 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[報告書・出版物]]></category>
		<category><![CDATA[コスト]]></category>
		<category><![CDATA[事故処理]]></category>
		<category><![CDATA[原子力技術・規制部会]]></category>
		<category><![CDATA[廃炉]]></category>
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		<category><![CDATA[放射線防護]]></category>
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		<category><![CDATA[東京電力]]></category>
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		<category><![CDATA[被ばく労働]]></category>
		<category><![CDATA[被ばく線量]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/03/reports.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>原子力市民委員会 特別レポート８ 『燃料デブリ「長期遮蔽管理」の提言　 　　　　 ―実現性のない取出し方針からの転換― 』 特別レポート８『燃料デブリ「長期遮蔽管理」の提言　―実現性のない取出し方針からの転換― 』 &#038;n [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/reports/11973/">原子力市民委員会 特別レポート８『燃料デブリ「長期遮蔽管理」の提言  ―実現性のない取出し方針からの転換―  』</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/03/reports.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-11974" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2021/04/specialreport_8-scaled.jpg" alt="" width="1" height="1" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2021/04/specialreport_8-scaled.jpg 1736w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2021/04/specialreport_8-203x300.jpg 203w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2021/04/specialreport_8-694x1024.jpg 694w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2021/04/specialreport_8-150x150.jpg 150w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2021/04/specialreport_8-768x1133.jpg 768w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2021/04/specialreport_8-1042x1536.jpg 1042w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2021/04/specialreport_8-1389x2048.jpg 1389w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2021/04/specialreport_8-940x198.jpg 940w" sizes="auto, (max-width: 1px) 100vw, 1px" /></p>
<div style="line-height: 16px;" align="center"><strong><span style="font-size: 140%;"> <span style="font-size: 140%; line-height: 40px;">原子力市民委員会 特別レポート８</span> </span></strong></div>
<div style="line-height: 16px;" align="center"><strong><span style="font-size: 140%;"><span style="font-size: 170%; line-height: 40px;">『燃料デブリ「長期遮蔽管理」の提言</span>　 <span style="font-size: 120%; line-height: 40px;">　　　　</span></span></strong></div>
<div style="line-height: 16px;" align="center"><strong><span style="font-size: 140%;"><span style="font-size: 120%; line-height: 40px;">―実現性のない取出し方針からの転換― 』</span></span></strong> <br />
<a href="https://www.ccnejapan.com/download/CCNE_specialreport8.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-11974" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2021/04/specialreport_8-694x1024.jpg" alt="" width="443" height="626" /></a><a href="https://www.ccnejapan.com/download/CCNE_specialreport8.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">特別レポート８『燃料デブリ「長期遮蔽管理」の提言　―実現性のない取出し方針からの転換― 』<img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone middle size-full wp-image-722" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" alt="pdficon_s" width="16" height="16" /></a></div>
<p>&nbsp;</p>
<p style="padding-left: 70px;">作成：原子力市民委員会　原子力規制部会 　　　　　　　　　　　　　　　　執筆者：筒井哲郎・滝谷紘一 協力者：高島武雄・後藤政志</p>
<hr />
<p style="padding-left: 20px;">　福島第一原子力発電所の事故以来、メルトダウンした3 基の事故炉の後始末が、大きな技術上の難問となっている。そのことは、地元自治体の復興の条件としても社会問題化している。政府および東京電力（以下「東電」）は、事故炉の後始末について、「中長期ロードマップ」を定め、それに基づいて作業を進めつつある。その計画の中心課題は燃料デブリ（以下「デブリ」）の取り出しである。地元周辺住民が事故時にメルトダウンに伴う放射能飛散のために大規模な避難行動を余儀なくされた苦い経験から、そのような事態が再発しないようにデブリを取り出してサイトから搬出してほしいと地元自治体などが要望し、政府と東電がそのことを約束している。しかし、その実現性に技術的裏付けがあるわけではない。</p>
<p style="padding-left: 20px;">　その後10 年間、デブリの位置・形状に係る現場調査や、取出しのためのロボット開発が営々と積み重ねられてきた。しかし、未だにその技術は確立していない。むしろ、時間経過とともにその困難性がより鮮明になってきた。デブリの分布や形状はデブリ取出し作業が当初の想定より困難であることを示し、取り出しロボットも未だ開発過程にある。さらに格納容器内の高い放射線レベルも作業を困難にしている。けれども、原子力損害賠償・廃炉等支援機構（NDF）、国際廃炉研究開発機構（IRID）、日本原子力研究開発機構（JAEA）などを中心とする研究機関や関連企業は、希望的な目標に固執したまま、多額の費用と多大な労力を投入し続けている。筆者らはすでに、高線量のデブリを移動させることはかえって外乱を加えて周囲に放射能を漏えいさせるものと考え、安全性と経済性を優先して、デブリ取出し作業を100 年後、200年後に延期するか、または半永久的に現在の位置に保管することを提唱してきた。しかし、当事者たちが2022 年度からデブリの取出しを開始する予定に固執している現状に鑑みより具体的な検討を行って、ここにデブリの「長期遮蔽管理方式」を提言することとした。</p>
<p style="padding-left: 20px;">　デブリを長期に安定的に保管する方法として、デブリの冷却を空冷化することを前提としているが、そのことは新たなトリチウム汚染水の発生を止め、現在社会問題化しているトリチウム汚染水の海洋放出を避けることにつながる。また、これによって、原子炉建屋内のドライ化も可能になり、周辺環境の安定化に資する。現在、事故後10 年が過ぎた結果、デブリの崩壊熱が大幅に低下して、空冷に無理なく移行できる。ここに提唱する方式を着実に実施していけば、現行「中長期ロードマップ」のデブリ取出しによる放射能飛散のリスクと巨費の投入を解消できる。この提言が関係の方々のご再考に資すれば幸いである。（本文「はじめに」より）</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-5865" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/09/order4.png" alt="order4" width="650" height="36" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/09/order4.png 650w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/09/order4-300x17.png 300w" sizes="auto, (max-width: 650px) 100vw, 650px" /><br />
　　　■冊子版（A4判並製 44頁）をご希望の方は、1冊800円（送料込み）でご送付いたします。 　　　　代金を下記の郵便振替口座までお振り込みください。<br />
　　　　　　<b>郵便振替口座 ： ００１７０－０－６９５７２８　　加入者名 ： 原子力市民委員会</b><br />
　　　■振込用紙には、必ず下記の事項をご記入ください。<br />
　　　　　　<b>１）お名前　２）ご住所　３）電話番号<br />
　　　　　　４）ご希望の書籍のタイトル　５）注文の冊数　６）E-mailアドレス（任意）</b><br />
<img decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/09/order-under3.png" /></p>
<div align="center">
<table border="1" width="500">
<tbody>
<tr>
<td>
<div align="left">
<p style="padding-left: 55px;"><span style="font-size: 120%;"><b>【目次】</b></span><br />
<span style="font-size: 120%;">はじめに</span> <span style="font-size: 120%;">1.1　野放図なデブリ取出し費用と工程</span> <span style="font-size: 120%;">1.2　デブリの長期遮蔽管理方式の選択</span> <span style="font-size: 120%;">1.3　デブリ取り出しが非現実的である理由</span> 　　1.3.1　デブリの全量取出しの困難と作業中の放射線性物質漏えいのリスク 　　1.3.2　デブリの行く先が決まっていない 　　1.3.3　暫定保管の技術上の困難 　　1.3.4　核分裂性物質の管理 　　1.3.5　人的操作の熟練 　　1.3.6　テロ攻撃のリスク 　　1.3.7　規制基準の欠如 <span style="font-size: 120%;">第２章　空冷化システムの概念と成立性</span> <span style="font-size: 120%;">2.1　デブリの現状</span> 　　2.1.1　デブリの状態. 　　2.1.2　デブリの発熱量 <span style="font-size: 120%;">2.2　デブリの空冷化システムの基本概念</span> <span style="font-size: 120%;">2.3　空冷化システムの成立性</span> 　　2.3.1　ペデスタル内側デブリの温度 　　2.3.2　原子炉圧力容器内のデブリの温度 　　2.3.3　デブリ温度の長期的推移 <span style="font-size: 120%;">第３章　長期遮蔽管理のための対策</span> <span style="font-size: 120%;">3.1　外構シールド</span> <span style="font-size: 120%;">3.2　関連する対策</span> 　　3.2.1　格納容器を貫通している配管の隔離作業 　　3.2.2　圧力抑制室の水抜き 　　3.2.3　格納容器内部の不活性化処理と維持 　　3.2.4　未臨界の証明 　　3.2.5　エアボーン放射能濃度の監視と捕捉 　　3.2.6　保安規定の制定と運用 　　3.2.7　セキュリティ対策 <span style="font-size: 120%;">補足説明資料</span> 　1　デブリ発熱量推算に関する不確かな部分 　2　デブリ温度分布の計算説明書 　3　格納容器外面での自然通風除熱の評価 <span style="font-size: 120%;">参考情報</span> 　1　チェルノブイリのシェルターとデブリ 　2　「石棺方式」記述の削除騒動 <span style="font-size: 120%;">あとがき</span></p>
</div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
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		<item>
		<title>コラム：廃炉のための人材育成はいらない〔筒井哲郎〕</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/column/16462/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[筒井 哲郎]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 12 Mar 2018 09:06:13 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[廃炉]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://blog.ccnejapan.com/?p=658</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2018/03/hairo.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>　廃炉作業の需要が今後徐々に増えてくる。原子力を推進してきた官民の団体は、廃炉のために「人材育成」が必要だと強調している。たとえば、原子力委員会が昨年7月にまとめた「原子力利用に関する基本的考え方」の「廃止措置及び放射性 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2018/03/hairo.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>　廃炉作業の需要が今後徐々に増えてくる。原子力を推進してきた官民の団体は、廃炉のために「人材育成」が必要だと強調している。たとえば、原子力委員会が昨年7月にまとめた「原子力利用に関する基本的考え方」の「廃止措置及び放射性廃棄物への対応」という項目では、「廃止措置は長期にわたることから、技術及びノウハウの円滑な継承や人材の育成も同時に進めることも重要である」としている<span style="font-size: 80%;vertical-align: super"><a href="#a" data-slimstat="5"><u>※１</u></a></span>。</p>
<p>　筆者には、原発の廃炉に、一般の産業施設で培われた既存の技術とは全く異なる特別に難しい技術が必要だとは思えない。</p>
<p>　第一に、原発プラントの廃炉は、コンクリート建屋の解体および鋼鉄製の機器や配管から成る一般産業プラントの解体と、物理的には同じである。違うところは、それらの設備が放射能を帯びているので、作業者の健康を守るために厳格な被ばく管理を行わなければならない点である。つまり、技術者は一般のプラント解体技術者であればよく、それに加えて放射線管理技術者が必要だということになる。放射線管理技術は知識の学習を基礎に、現場で経験を重ねて習得する要素が大きい。しかし、所定の課程を踏めば、取り立てて難解ではない。とりわけ、解体は生産設備建設とは違って、経済的な投資回収のための厳しい納期を設定する必要がない。放射能の強い箇所は、十分な時間をかけて減衰を待てばよい。現実的に、通常の原発の廃炉期間を30年程度と設定しているのはこのためである。<br />
<a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2018/03/5f7a6c28062942eecd3cfad303969c41.jpg"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2018/03/5f7a6c28062942eecd3cfad303969c41.jpg" alt="" width="388" height="250" class="alignright size-full wp-image-660" /></a><br />
　第二に、原子力プラントの構成が、一般産業プラントと大きく異なるものではないという点である。原発の開発は、アメリカで原子爆弾を開発したマンハッタン計画が終了した後、核反応から得られる熱エネルギーを民生用の発電所の水蒸気発生に応用したことに始まる。もとからあった火力発電所のボイラを原子炉に置き換えたのが原発である。したがって、原発のタービン建屋は、火力発電所の設計思想を受け継いでいる。原子炉建屋とその中の原子炉設備だけが特殊で、かつ、その部分が強い放射能を帯びているので、解体の最終段階に位置する。原子炉建屋およびその中に設置された原子炉や格納容器の形状が特有だといっても、設計・建設・材料は基本的に同じ工業手法でつくられており、取り扱う上での工学上の考え方がとりたてて異なるわけではない。</p>
<p>　第三に、原子力工学という特殊な学問上の知見が必要なのかを問わなければならない。原子力工学の神髄は、原子炉の中で行わせる核反応を制御する領域にある。運転を行わない場合は、その周辺技術としての放射線管理技術者が、作業者の健康を守る被ばく管理をすれば足りるのであって、取り立てて原子力工学の専門家を養成しなくても解体作業はできる。</p>
<p>　第四に、どのような工業技術分野の技術者にも身に覚えがあろうが、大学や高校で工学を学ぶとはいえ、それは基礎的な原理を学ぶのであって、就職後に現場において、On-the-job-trainingを経て一人前の技術者に育っていくのである。廃炉技術が必要ならば、解体現場で働くうちに必要な技能は自然に身に着いていくものである。この分野のみを特殊視して、「人材育成」を大げさに喧伝すべき根拠はない。30年間かかるといっても、その時代時代の若者が現場の必要に合わせて職能を獲得していけばよい。日本社会が急激に工業化していた時期と原発を建設していた時期が重なっていた。その時期に、原発建設に携わった技術者たちもそのような道程を踏んで一人前の技術者になったのではなかったか。</p>
<hr>
<div style="line-height:16px"><span style="font-size: 80%"><a name="a" data-slimstat="5"><br />
※1.</a> 「原子力利用に関する基本的考え方」原子力委員会、2017年7月20日、5.2.6項、p.15<br />
　　<a href="http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/kettei/kettei170720.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/kettei/kettei170720.pdf<br />
</a></div>
<hr>
<div style="line-height:16px"><span style="font-size: 80%">【画像出典】<br />
　トップ画像：「小型遠隔重機による機器の撤去」（日本原子力発電株式会社『東海発電所の廃止措置』より）<br />
　　<a href="http://www.japc.co.jp/haishi/photo_repo/archive04.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">http://www.japc.co.jp/haishi/photo_repo/archive04.html</a><br />
 　火力発電と原子力発電の違い：（日本原子力文化財団『｢原子力・エネルギー｣図面集』より）<br />
　　<a href="http://www.jaero.or.jp/data/03syuppan/energy_zumen/energy_zumen.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">http://www.jaero.or.jp/data/03syuppan/energy_zumen/energy_zumen.html</a>
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		<title>特別レポート1 『100年以上隔離保管後の「後始末」』2017改訂版</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/reports/7900/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 25 Dec 2017 04:13:45 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[報告書・出版物]]></category>
		<category><![CDATA[原子力技術・規制部会]]></category>
		<category><![CDATA[廃炉]]></category>
		<category><![CDATA[放射性廃棄物]]></category>
		<category><![CDATA[放射線防護]]></category>
		<category><![CDATA[東京電力]]></category>
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		<category><![CDATA[福島原発事故]]></category>
		<category><![CDATA[福島第一原発]]></category>
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		<category><![CDATA[被ばく労働]]></category>
		<category><![CDATA[被ばく線量]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/09/cover_sp1_rev.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>原子力市民委員会 特別レポート1 『100年以上隔離保管後の「後始末」』2017改訂版 　福島第一原発事故後のサイト内の「後始末」作業は、政府・東京電力が策定した「中長期ロードマップ」に基づいて行われている。しかし、事故 [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/09/cover_sp1_rev.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><div align="center" style="line-height: 16px;">
<p><a href="https://www.ccnejapan.com/download/CCNE_specialreport1_2017.pdf" target="_blank" rel="noopener"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2017/12/20171111_CCNE_cover.jpg" alt="" width="363" height="516" class="aligncenter size-full wp-image-8182" /></a><br />
<a href="https://www.ccnejapan.com/download/CCNE_specialreport1_2017.pdf" target="_blank" rel="noopener">原子力市民委員会 特別レポート1 『100年以上隔離保管後の「後始末」』2017改訂版<img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" alt="pdficon_s" class="alignnone middle size-full wp-image-722" width="16" height="16" /></a></p>
</div>
<p style="padding-left: 20px;">　福島第一原発事故後のサイト内の「後始末」作業は、政府・東京電力が策定した「中長期ロードマップ」に基づいて行われている。しかし、事故後6年を経た現在も大きな進展は見られず、試行錯誤の状態である。この事故処理作業は、スリーマイル島やチェルノブイリの事故事例とは基本的に異なり、複雑な開発項目を必要とし、かつ、遂行過程で方針を再検討するという意思表示もされている（「中長期ロードマップ」に記入された多数の「判断ポイント」）。<br />
この事業には、すでに多額の国費がつぎ込まれており、今後の廃炉費用の増大も見込まれ、その負担をどのように行うかが大きな政治問題になっている。けれども、費用の全貌や長期の労働管理をどうするかといった事業方針は十分に議論が尽くされていない。<br />
もっとも大切なのは、既存の技術に基づいた確実な長期計画を策定することである。現状計画は多くの未知の開発技術をあてにしていて、すでに目標の遷延を余儀なくされている。ひとまず、希望的な仮定を排して堅実で合理的な工程を立てるべきである。また、市民の側からも積極的に案を提出することが望まれる。<br />
本レポートは、2015 年6 月に発表したものであるが、2 年間の経過を踏まえて、疎漏のあった部分に加筆して、改訂版として発行する。</p>
<p><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/09/order4.png" alt="order4" class="size-full wp-image-5865" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/09/order4.png 650w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/09/order4-300x17.png 300w" sizes="auto, (max-width: 650px) 100vw, 650px" width="650" height="36" /><br />
■冊子版（A4/A3混合判並製）をご希望の方は、1冊500円（送料込み）でご送付いたします。<br />
代金を下記の郵便振替口座までお振り込みください。<br />
<b>郵便振替口座 ： ００１７０－０－６９５７２８　　加入者名 ： 原子力市民委員会</b><br />
■振込用紙には、必ず下記の事項をご記入ください。<br />
<b>１）お名前　２）ご住所　３）電話番号<br />
４）ご希望の書籍のタイトル　５）注文の冊数　６）E-mailアドレス（任意）</b><br />
<img decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/09/order-under3.png" /></p>
<div align="center">
<table width="500" border="1">
<tbody>
<tr>
<td>
<div align="left">
<p style="padding-left: 65px;"><span style="font-size: 110%;"><br />
【目次】<br />
<b>まえがき</b><br />
1.信用を失った事故現場の安定性<br />
2.「中長期ロードマップ」の信用失墜<br />
3.解決すべき問題と手法<br />
4.Case 3「半永久保管方式」の追加<br />
<b>1 提案の主旨</b><br />
<b>2 大工程</b><br />
2.1　当面行う作業<br />
2.2　隔離保管のための作業<br />
2.3　100～200年経過後の作業<br />
<b>3 現行作業の問題点</b><br />
<b>4 検討過程の説明</b><br />
4.1　「中長期ロードマップ」の進捗状況<br />
4.2　作業工程の対案<br />
4.3　工程表：人員・被ばく量・設備・費用<br />
4.4　実績費用表<br />
4.5　労働者被ばく量実績<br />
<b>5 検討結果</b><br />
<b>6 隔離保管中の安全性について</b><br />
6.1　臨界の回避<br />
6.2　地震・津波対策<br />
6.3　1・2 号機排気筒の養生<br />
<b>7 デブリの状態について</b><br />
<b>8 結論――リスク最小の選択を</b></span></p>
</div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
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