<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><rss version="2.0"
	xmlns:content="http://purl.org/rss/1.0/modules/content/"
	xmlns:wfw="http://wellformedweb.org/CommentAPI/"
	xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/"
	xmlns:atom="http://www.w3.org/2005/Atom"
	xmlns:sy="http://purl.org/rss/1.0/modules/syndication/"
	xmlns:slash="http://purl.org/rss/1.0/modules/slash/"
	>

<channel>
	<title>川内原発 | 原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</title>
	<atom:link href="https://www.ccnejapan.com/tag/sendai-nps/feed/" rel="self" type="application/rss+xml" />
	<link>https://www.ccnejapan.com</link>
	<description>脱原発社会へ向けて、イベント、国への提言や声明など、様々な活動をしています</description>
	<lastBuildDate>Mon, 22 Dec 2025 13:03:08 +0000</lastBuildDate>
	<language>ja</language>
	<sy:updatePeriod>
	hourly	</sy:updatePeriod>
	<sy:updateFrequency>
	1	</sy:updateFrequency>
	<generator>https://wordpress.org/?v=6.9.4</generator>
<site xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">50411837</site>	<item>
		<title>【寄稿】原発「７０年超運転時代」へ突入　経産省・大手電力の狙いどおりに期間延長　世界に例のない仕組みに（下）</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/column/18966/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[小森 敦司]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 24 Apr 2025 12:08:00 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[中国電力]]></category>
		<category><![CDATA[九州電力]]></category>
		<category><![CDATA[加圧水型炉(PWR)]]></category>
		<category><![CDATA[北海道電力]]></category>
		<category><![CDATA[原子力政策]]></category>
		<category><![CDATA[原子力規制委員会]]></category>
		<category><![CDATA[原発]]></category>
		<category><![CDATA[原発事故の責任]]></category>
		<category><![CDATA[島根原発]]></category>
		<category><![CDATA[川内原発]]></category>
		<category><![CDATA[沸騰水型炉(BWR)]]></category>
		<category><![CDATA[泊原発]]></category>
		<category><![CDATA[経済産業省]]></category>
		<category><![CDATA[老朽化]]></category>
		<category><![CDATA[規制基準]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.ccnejapan.com/?p=18966</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/04/6f14bfa52fadbd5d25e2db986db1446b-1024x572.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>ジャーナリスト・小森敦司 この記事は（上）（下）での連載です。（上）の記事はこちら。 （７）わずか３か月半の議論で転換 ２０２２年秋から、経済産業省・資源エネルギー庁は原子力小委員会で、原発の運転長期化を図る新ルールの具 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/column/18966/">【寄稿】原発「７０年超運転時代」へ突入　経産省・大手電力の狙いどおりに期間延長　世界に例のない仕組みに（下）</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/04/6f14bfa52fadbd5d25e2db986db1446b-1024x572.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="has-text-align-right u-mb-ctrl u-mb-10"><strong><a href="#author-link" title="">ジャーナリスト・小森敦司</a></strong></p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-20">この記事は（上）（下）での連載です。（上）の記事は<a href="https://www.ccnejapan.com/column/18972/https-www-ccnejapan.com-column-18966-the-government-to-extend-the-operational-lifespan-of-nuclear-power-plants-beyond-70-years-first-of-two-parts/" target="_blank" rel="noopener" title="">こちら</a>。</p>



<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10">（７）わずか３か月半の議論で転換</h2>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">２０２２年秋から、経済産業省・資源エネルギー庁は原子力小委員会で、原発の運転長期化を図る新ルールの具体化を急いだ。原発を肯定する委員が圧倒的多数を占める場である。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">事務方のエネ庁は１１月８日の会合で、運転延長の認可要件として、「電力の安定供給/供給手段の多様性の確保」「電源の脱炭素化によるGX推進への貢献」「自主的な安全向上や防災対策への貢献」などを挙げた<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn1">[1]</a><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn2">[2]</a>。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">要件といえば相応の努力がいると思うのだが、これらはどうだろうか。「安定供給」に関しては、後に委員から「原子力発電をするだけで、この基準を満たしてしまわないか」との意見が出た。「脱炭素化」を言うなら石炭火力の廃止こそ急ぐべきだと筆者は主張したい。一方、福島の事故後、「防災」に努めない原発があるというなら教えてほしい。</p>



<p>　延長期間の在り方については、３つの案が議論された。〈１〉現行の原子炉等規制法にある「最大６０年（４０年+２０年）」の規定を維持する案、〈２〉特段の上限を設けない規定撤廃案、〈３〉「４０年+２０年」の上限を設けつつ、「追加的な延長（α）を認定する」案、の３つだ<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn3"><sup>[3]</sup></a>。エネ庁が提示したイメージ図を下に貼り付ける。そして〈３〉案のαについては、審査の遅れなどの停止期間を想定、運転期間から除外する（その分、延長に上乗せできる）ことが検討された。</p>



<figure class="wp-block-image alignfull"><a href="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori7.png"><img decoding="async" src="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori7.png" alt="" class="wp-image-1368"/></a></figure>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">この日、どの案を委員が支持したか、議事録をもとに筆者が分類してみると、２０人の委員（委員長を除く・専門委員を含む）のうち１０人前後が、上限を設けない〈２〉案を支持していた。これが最多だった。ところが、次の１１月２８日の会合で事務方のエネ庁は〈３〉案を推した<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn4">[4]</a>。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">落し所は最初から、〈３〉案だったのかもしれない。〈２〉案でも、〈３〉案でも、「４０年＋２０年」を超える運転が可能になる。朝日新聞は上限を残した理由について「制限がないと電力会社が既存の原発を延長して使い続け、新たに建設する投資をしなくなる」という経産省幹部の言葉を伝えている<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn5">[5]</a>。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">政治的な配慮も必要だったのだろう。会合で使われた資料には、中国電力の島根原発が立地する島根県の丸山達也知事の１１月9日の定例会見での「延長は普通に考えれば安全性が落ちる可能性がある……」といった言葉が引用されていた。福井県議会の「さらなる運転期間延長の議論については安全確保を最優先に科学的・技術的観点から慎重に行う」ことなどを求めた１０月４日付の意見書の一部も引用された<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn6">[6]</a><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn7">[7]</a>。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">こうして、「立地地域からは不安の声も寄せられてございます」といったエネ庁の説明を受けて、〈２〉案支持だった委員の多くが〈３〉案に理解を示した。簡単に意見を変えるものだと筆者は驚いたが、こんな形で〈３〉案での事実上の決着となった。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">ちなみに月刊誌「エネルギーフォーラム」の２０２２年１２月号の記事は、「上限を維持し停止期間を除外」する案での決着が濃厚として、その背景には公明党の存在がある、とも伝えた。記事は「創価学会婦人部を支持基盤に持ち、防衛費増額や憲法改正にも慎重な公明党は上限存続を主張。自民党が折れた格好だ」としている<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn8">[8]</a>。</p>



<p>そうした政治的調整も終えたのか、エネ庁は１２月８日の小委員会で、「４０年＋２０年」に一定の停止期間分を上乗せできる仕組みの整備などを盛り込んだ「行動指針」について、一部の異議の声を抑え込んで了承を得る。首相指示からわずか３か月半で、経産省・エネ庁は福島の事故以来の政策転換に目途をつけた。そして翌２０２３年５月、原発の運転期間の延長を含む「GX脱炭素電源法」が参院本会議で可決、成立した<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn9">[9]</a>。</p>



<h2 class="wp-block-heading">（８）停止期間「１０年超」がほとんど</h2>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">この法案の審議が大詰めを迎えていた２０２３年４月２６日の衆議院経済産業委員会。日本共産党の笠井亮議員の求めに対して経産省が提出した「原子炉の停止期間」一覧表が配られた。笠井氏（２０２４年１０月に議員退任）、また、その表と関係記事を載せた「しんぶん赤旗」の了解を得て、その表を貼り付ける<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn10">[10]</a>。</p>



<figure class="wp-block-image alignfull u-mb-ctrl u-mb-10"><a href="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori8.png"><img decoding="async" src="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori8.png" alt="" class="wp-image-1386"/></a></figure>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">表のデータは２０２３年３月２０日時点で、対象は廃炉作業中の原子炉を除く３３基。すでに再稼働している原子炉１０基は、「再稼働済」として区別できるようになっている。そして、「行政指導による停止期間」、「新規制基準対応のみによる停止期間」、「裁判の仮処分による停止期間」のそれぞれの年月とその合計を載せていた。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">新ルールを定めた新しい電気事業法だと、「４０年を超えて運転しようとする時」に「２０年+一定の停止期間」の延長の認可申請ができる。そう考えて、一覧表の停止期間の合計の数字を見ると衝撃を受ける。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">再稼働していない原子炉（以下、「未再稼働原子炉」）２３基のうち、停止期間の合計が１０年以上になるのは１９基もある。この多くが「２０年+１０年以上」の延長の認可申請をするのではないか。日本の原発は「４０年+２０年+１０年以上」の「７０年超運転時代」に入ると言っていいだろう<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn11">[11]</a><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn12">[12]</a>。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">怖くないか。原発の運転期間を２０年から３０年に延ばすという話ではなく、「最大６０年」とされていた原発の運転を、「７０年超」に延ばすのだ。筆者が調べる限り、経産省はこの時、初めて原子炉ごとの停止期間を公表したのではないか。なぜ、もっと早く公にしなかったのか。国民に不安の声が広がらないように隠していた、としか筆者には思えない。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">そもそも、経産省の資料の言葉を使って言うと、停止期間の「α」を「４０年+２０年」に上乗せできる理屈がどこにあるのか。筆者は今も理解できない。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">　新ルールは、「４０年+２０年」にその炉が止まっていた期間αを足すので総運転期間は６０年を超えない。しかし、運転開始日から停止期間αを含めた運転終了までの月日は、「４０年+２０年＋停止期間α」となる。思い返すと規制委の「見解」の赤字部分は、停止期間中の劣化を懸念していた。危なくないのか。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">こうした疑問は筆者一人のものではない。国会会議録検索システムで調べると、例えば立憲民主党の辻元清美議員は参議院予算委員会（２０２３年３月１日）で政府に同じような質問をしている。「止めていても劣化するんですよ。ですからね、４０年、そして２０年、止まっていたからその分プラスおまけみたいに動かせますよという、これ非科学的ですよ、そんな基準を決めるのは。総理、違いますか」<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn13">[13]</a>。</p>



<p>筆者は担当の資源エネルギー庁原子力政策課に対し、改めてこの疑問を質問としてメールで送った。すると、同課は新ルールの制定を進めた当時の西村康稔経産相の国会答弁（２０２３年３月２９日、衆議院・経済産業委員会）を、筆者への回答としてメールで寄せた。その答弁の全体は文末脚注に貼り付けるが、要は、停止期間分を上乗せしても、原子力規制委員会の厳しい審査があり、規制委から「駄目だと言われれば運転できない」ので問題ない、という趣旨だった<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn14">[14]</a>。</p>



<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10">（９）「世界でも聞いたことがない変な案」</h2>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">経産省・エネ庁が打ち出した「４０年+２０年+停止期間α」の新ルールには、固有の「危うさ」があるとも筆者は考えている。正しそうな前提・推論だが、受け入れがたい結論が導かれる、いわゆる「パラドックス」になっていないか、と思うのだ。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">これを理解するために、経産省が示した２０２３年３月時点の原子炉の停止期間の合計に、筆者として運転開始日と同時点での運転期間、そして炉型を書き足した一覧表を下に貼り付ける。「再稼働済」の原子炉は、より識別しやすいようにセルの横軸全部をオレンジ色にしてみた。</p>



<figure class="wp-block-image alignfull u-mb-ctrl u-mb-10"><a href="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori9.png"><img decoding="async" src="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2025/04/202504komori9.png" alt="" class="wp-image-1390"/></a></figure>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">一目見て、オレンジ色の「再稼働済原子炉」の停止期間の合計が、白抜きの「未再稼働原子炉」のそれに比べ、相対的に短いことが分かる。当然だ。再稼働すれば、その時に停止期間がストップする。だから、「再稼働済原子炉」の停止期間の合計は、「未再稼働原子炉」のそれに比べて自ずと短くなる。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">しかも、両者の差は、時間の経過とともに大きくなる。新規制基準への対応などのために再稼働が遅れると、その分、停止期間αは基本的に増えていくからだ。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">そこで疑問が浮かぶ。「４０年+２０年+停止期間α」の仕組みだと、αが長いほうが、それだけ運転終了までの月日も長くなる。その月日を人の「寿命」としてみると、規制委の審査に早々と合格してαの短い原子炉の「寿命」が、なかなか合格できなくてαの長い原子炉の「寿命」より、短くなってしまう。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">おかしくないか。調べてみると、エネルギー関連のシンクタンク「日本エネルギー経済研究所」の著名な研究員である村上朋子氏らが２０２３年早々に、運転期間からの除外（カウントストップ）を問題視していた。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">経済誌「エコノミスト」への氏の寄稿から抜き書きするが、「再稼働の日程が後ろ倒しになればなるほど、この定義による未稼働プラントのカウントストップ期間は長くなる。再稼働プラントのカウントストップ期間はこれ以上増えることはないため、両者の差は広がる一方だ」と指摘していた<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn15">[15]</a>。</p>



<p>これも調べていて知ったのだが、前原子力規制委員長の更田豊志氏が２０２３年３月、共同通信のインタビューで新ルールについてこう語っている。「審査期間は事業者の思惑でいかようにもなり、長く審査中にしておけば、ずっと後でも運転できる。世界でも聞いたことがない変な案だ」<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn16">[16]</a>。</p>



<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10">（１０）再稼働済原発が「若く」して引退</h2>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">具体的に考えてみたい。あくまで一例だが、「再稼働済」の九州電力の川内原発２号機と、「未再稼働」の北海道電力の泊原発１号機とを比べたら、どうなるだろう。経産省作成の停止期間一覧表を頼りに、「４０年＋２０年＋停止期間α」の新ルールを機械的に当てはめてみる。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">まず、川内原発２号機（運転開始は１９８５年１１月）の２０２３年３月時点での停止期間４年８ヶ月は、すでに再稼働しているので変わらない。運転開始から４０年を迎える今年１１月を前に、「＋２０年+４年８ヶ月」の延長認可を申請するとしよう。人の一生で考えると４０歳を前に、あと２５年近く働く、つまり６５歳すこし前で退職するライフプランを会社に申告するようなイメージだろうか。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">一方、泊原発１号機（運転開始は１９８９年６月）の２０２３年３月時点での停止期間は１１年１０ヶ月だ。運転開始から４０年となる２０２９年６月の時点で、規制委の審査が長引いてまだ「未再稼働」だとすると、停止期間は約１８年になる<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn17">[17]</a>。つまり、４０年を前に、「＋２０年+１８年」の約３８年の延長の認可申請をすることが可能ではないか。４０歳を前に、あと３８年、つまり７８歳まで働くと申告するイメージだろうか。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">両者の運転開始は３年半しか違わないが、運転開始から停止期間を含む運転終了までの月日が、新ルールのために約１３年違うことになる。なぜ、先に再稼働した原子炉が「若く」して引退しないといけないのか<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn18">[18]</a>。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">この点も、エネ庁原子力政策課に質問を送った。同課からのメールでの返答には、西村経産相（当時）のもう一つ別の国会答弁も記されていた（２０２３年５月１６日、参議院・経済産業委員会）。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">趣旨はこうだ。「４０年+２０年+停止期間α」の新ルールは、「立地地域からの不安の声や福島第一原発の事故の教訓、反省も踏まえ、様々な御意見を総合的に勘案をし、自己抑制的な政策判断」をしたものだとする。これも筆者に寄せた答弁全体は文末脚注に記しておく<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn20">[19]</a>。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">表を見ていて、もう一つ気付いた。２０２３年３月時点で再稼働しているオレンジ色の原子炉はいずれも加圧水型だ（筆者注：その後、沸騰水型でも東北電力女川原発２号機と中国電力島根原発２号機が再稼働した）。これまで規制委の審査が、東日本に多い沸騰水型炉より、西日本に多い加圧水型炉のほうが先行した。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">朝日新聞の記事によると、加圧水型炉の方が「原子炉格納容器のサイズが大きく、安全対策が取りやすかったため、審査が先行した」という<a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_edn21">[20]</a>。このため、加圧水型炉の停止期間は、沸騰水型炉よりも相対的に短く、その結果、運転開始時から停止期間を含めた運転終了までの月日は、加圧水型が沸騰水型炉より総じて短くなるはずだ。なぜ、加圧水型炉は沸騰水型より「短命」になるのか。これは科学的だろうか。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">それにしても、万が一、この上乗せされるαの期間内に事故が起きたら、誰が責任を取るのだろう？</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">筆者は、あれだけの原発事故を起こしてしまった日本だから、世界的にみて特異なルールにより老朽化した原発を無理して長く使うのではなく、順次、運転終了・廃炉にし、再生可能エネルギーを主体にした電力供給体制に変えていくべきだと考える。</p>



<p>狭いニッポン。ひやひやしながら、原発「７０年超運転時代」を過ごしたくない。</p>



<div class="wp-block-group is-style-stitch"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<h4 class="wp-block-heading">脚注</h4>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref1">[1]</a> <a href="https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/pdf/033_05_00.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/pdf/033_05_00.pdf</a>　のP25。</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref2">[2]</a> 資源エネルギー庁は２０２５年３月、原子力小委員会で、新ルールに基づく「２０年+α」の延長のための要件に関して、電力会社が起こした問題で原発が止まった期間は運転延長を認めない方針を示した。具体的な事例として、東京電力の柏崎刈羽原発がテロ対策の不備で２年８カ月にわたり規制委から事実上の運転禁止命令が出されたケースや、日本原子力発電敦賀原発２号機がデータの書き換えなどで規制委の審査が計約１年半中断したケースなども、今回のルールから外すとした。<a href="https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/pdf/044_03_00.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/pdf/044_03_00.pdf</a></p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref3">[3]</a> ２０１１年３月の東京電力福島第一原発の事故後、原発の運転期間は原則４０年とし、最長２０年となる延長に関しては「極めて例外的なケースに限られる」（当時の野田佳彦首相）と説明された。しかし、その後、延長を申請した関西電力の高浜原発１～４号機、美浜原発３号機、日本原子力発電東海第二原発、九州電力の川内原発１、２号機の４原発８基が、いずれも「２０年」の延長が認められ、「原則４０年」は実質的に形骸化していた。<br><a href="https://digital.asahi.com/articles/DA3S16084106.html?iref=pc_ss_date_article" target="_blank" rel="noopener" title="">https://digital.asahi.com/articles/DA3S16084106.html?iref=pc_ss_date_article</a></p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref4">[4]</a>&nbsp; この〈３〉案に沿って、「２０年＋α」の新ルールを定めた改定電気事業法の条文は除外期間について、「延長しようとする運転期間が二十年を超える場合にあつては、その二十年を超える期間が次に掲げる期間を合算した期間以下であること」として、停止期間にカウントできる事例を並べている。思うに、「２０年+α」ではなく、例えば「１５年+α」といった延長の認可申請はできるのだろうか。筆者として、この点を質すメールをエネ庁原子力政策課に送ったが、この返答はもらえていない。<a href="https://laws.e-gov.go.jp/law/339AC0000000170/20250606_505AC0000000044" target="_blank" rel="noopener" title="">https://laws.e-gov.go.jp/law/339AC0000000170/20250606_505AC0000000044</a>　の第二十七条の二十九の二。</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref5">[5]</a><a href="https://digital.asahi.com/articles/ASR2B6S6HR29ULFA02L.html">https://digital.asahi.com/articles/ASR2B6S6HR29ULFA02L.html</a>　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref6">[6]</a> <a href="https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/pdf/034_03_00.pdf">https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/pdf/034_03_00.pdf</a> 　のP52～53。</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref7">[7]</a> 新ルールの方向性が固まった後のことになるが、島根県の丸山達也知事、そして福井県の杉本達治知事はそれぞれの県議会において、２０２３年４月の知事選で再選を目指して立候補すると表明した。</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref8">[8]</a> 公明党のホームページには２０２２年１２月１４日付で、当時の党総合エネルギー対策本部長の赤羽一嘉氏のインタビュー記事があり、そこで氏は「運転期間は従来通り『原則４０年、延長２０年』の制限は維持。ただ、２０１１年の東日本大震災以降、安全審査などで稼働を停止していた期間については、原子炉は劣化しないことから、その期間分に限り、延長はやむを得ないと党として判断しました」と語っている。</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref9">[9]</a> 束ね法「ＧＸ脱炭素電源法」が成立した際の朝日新聞の岩沢志気記者の記事が、同法の要点を簡潔にまとめているので引用する。「成立した束ね法は、原子炉等規制法や電気事業法、原子力基本法など５本を一括して改正するものだ。このうち運転期間の規定は、規制委の審査や裁判所の命令、行政指導などで停止した期間を運転期間から除くことで延ばす。これで運転開始から６０年超の運転ができるようになる。安全性の確認は規制委が担う。停止期間は除外せずに運転開始から３０年を起点とし、１０年を超えない期間ごとに設備の劣化具合を審査する。また、『原子力の憲法』とも称される原子力基本法も改正した。原発の活用に必要な措置をとることを「国の責務」と位置づけた」 <a href="https://digital.asahi.com/articles/DA3S15650831.html?iref=pc_ss_date_article" target="_blank" rel="noopener" title="">https://digital.asahi.com/articles/DA3S15650831.html?iref=pc_ss_date_article</a>　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref10">[10]</a> <a href="https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2023-04-27/2023042713_01_0.html">https://www.jcp.or.jp/akahata/aik23/2023-04-27/2023042713_01_0.html</a>　なお、筆者も今回の取材で、経産省に対して、この一覧表の開示請求を出し、原本を入手した。</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref11">[11]</a> エネ庁資料だと２０２５年３月２４日時点で、東北電力女川原発２号機、関西電力高浜原発１・２号機、中国電力島根原発２号機の４基も再稼働しており、「再稼働済」は１４基になっている。<br><a href="https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/pdf/044_01_00.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/denryoku_gas/genshiryoku/pdf/044_01_00.pdf</a>　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref12">[12]</a> この記事を書いているのは２０２５年４月で、表の作成時から２年が経っているため、現時点で停止期間が１４年を超す原子炉も出てきている。日本原子力産業協会の資料でも停止期間が「１４年超」になっている原子炉を確認できる。<a href="https://www.jaif.or.jp/cms_admin/wp-content/uploads/2025/04/jp-npps-operation20250414.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.jaif.or.jp/cms_admin/wp-content/uploads/2025/04/jp-npps-operation20250414.pdf</a>　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref13">[13]</a> <a href="https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121115261X00220230301&amp;current=1" target="_blank" rel="noopener" title="">https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121115261X00220230301&amp;current=1</a>　 の「147」</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref14">[14]</a> エネ庁原子力政策課から返答として送られてきた西村康稔経産相（当時）の国会答弁。「私ども、四十年が基本であり、二十年の延長があるというこれまでの基本的な枠組みは維持をしております。それに加えて、新基準に対応するための期間であるとか、その期間、止まっていた期間については申請ができるということですから、何も百年も千年もできるという仕組みにはなっておりません。四十年、二十年の枠組みを維持した上での法案でありますので、これは御理解いただいていると思いますけれども。その上で、これは、我々、利用者側、事業者であり、振興する立場の経産省がこういう整理をした上で、炉規法においては規制委員会が三十年で、そして十年ごとに厳しい審査をされるということでありますし、御指摘のように、規制委員会の令和二年の七月の見解にもありますけれども、当然、止まっている期間においても劣化はあり得るということでありますから、その期間、そのことについても厳しく審査を受けますから、これで規制委員会が駄目だと言われれば、もうこれは運転できないということでありますので、そのことを是非、御理解いただければというふうに思います。（筆者注：下線は筆者が引いた）<br><a href="https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121104080X00720230329&amp;spkNum" target="_blank" rel="noopener" title="">https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121104080X00720230329&amp;spkNum</a> 　の「094」</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref15">[15]</a> <a href="https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230124/se1/00m/020/060000c" target="_blank" rel="noopener" title="">https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20230124/se1/00m/020/060000c</a>　ならびに　<a href="https://eneken.ieej.or.jp/data/10981.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://eneken.ieej.or.jp/data/10981.pdf</a>　のP69～。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10"><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref16">[16]</a> <a href="https://www.shikoku-np.co.jp/national/science_environmental/print.aspx?id=20230320000346" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.shikoku-np.co.jp/national/science_environmental/print.aspx?id=20230320000346</a>　２０２３年２月、当時、原子力規制委員で、制度の改定に反対した石渡明氏も、その理由について「『……運転を停止した期間』は６０年にプラスするという案のようなのですが、我々審査に関わっている人間としては、原子力安全のために審査を厳格に行って、長引けば長引くほど運転期間がどんどんその分だけ延びていくと。私はこれは非常に問題だと考えます」と会合で語っている。<a href="https://www.nra.go.jp/data/000421196.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">https://www.nra.go.jp/data/000421196.pdf</a> &nbsp;</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref17">[17]</a>　北海道電力の斎藤晋社長は２０２５年３月の記者会見で、２０１１年から運転停止が続く泊原発１、２号機について「３０年代前半には再稼働させたい」と語っている。<a href="https://digital.asahi.com/articles/AST3V2TY9T3VULFA01VM.html" target="_blank" rel="noopener" title="">https://digital.asahi.com/articles/AST3V2TY9T3VULFA01VM.html</a>　</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref18">[18]</a> 今回の取材で知ったが、辻元清美議員はこの点でも筆者と同じ疑問を持っていたようで、２０２３年３月１７日の参議院環境委員会で次の質問をしている。「じゃ、同じ年限に建てられた原発で、二年止まっている、ここに適用、行政処分まで入っているわけですけど、行政処分というのは問題があったから止められているのに、問題があって止められている、長く止められれば止められるほど今度長く運転できるとなっているわけですよ。例えば、同じ年限に建てられた原発Ａは二年止まっていましたと、ここに当てはまる要件でですよ。じゃ、六十二年です。Ｂは五年止まっていましたと。じゃ、これは同じときに建てられたけど、六十五年ですと。十年止まっていました。例えば泊なんか十年止まっているんですよ。そうすると、ここ、同じ年限に建てられたけれども、十年プラスされるから、これに適用されていれば七十年動かせると、同じ年限で建てた原発でも。こういうふうなことは駄目ですよってこの見解（筆者注：この記事で書いている規制委の「見解」）に書いてあると思いますけどね」。<a href="https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121114006X00320230317&amp;current=1" target="_blank" rel="noopener" title="">https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121114006X00320230317&amp;current=1</a> &nbsp;の「063」</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref20">[19]</a> 脚注の１４と同じく、エネ庁原子力政策課から筆者に回答として送られてきた西村康稔経産相（当時）の国会答弁は次のとおり。「お答え申し上げます。現行の運転期間の定めは原子炉等規制法に規定をされているわけでありますが、令和二年七月に同法を所管する原子力規制委員会から見解が出されまして、その中で、原発の利用をどのくらいの期間認めるかどうかは原子力の利用政策の判断という見解が示されたわけであります。その後、二〇二一年秋からのコロナ禍からの需要の回復などを踏まえてＬＮＧの価格などが高騰してきた、また、昨年二月以降のロシアのウクライナ侵略、こういったことによってエネルギー情勢は一変をしております。こうした情勢を踏まえまして、昨年七月から、ＧＸ実行会議において、将来のエネルギーの安定供給確保と脱炭素社会の実現と、これに向けた議論を開始をいたしまして、既設の原子力発電所の運転期間の在り方についても選択肢の一つとして検討を行うこととしたわけでございます。そうした中で様々議論がございました。諸外国、アメリカ、イギリス、フランス、オランダといった主要国では運転期間の上限を定めた例は確認されておりません。延長の審査の時期についても四十年、二十年、十年など、各国の状況に応じて、言わば一つの審査のタイミングとして規定されているというふうに理解をしているところであります。そうした中で、資源エネルギー庁の審議会において有識者の御意見、様々伺ったところでありますが、この諸外国の例に倣って上限は設けるべきではないという御意見もございましたけれども、一方で、<span class="swl-marker mark_blue">立地地域からの不安の声、また福島第一原発の事故の教訓、反省、こうしたことも踏まえ、様々な御意見を総合的に勘案をしまして、最終的に利用の立場から、言わば自己抑制的な政策判断で行ったわけ</span>でありまして、具体的には、実質的な運転期間の六十年という上限は維持をする、基本的な枠組みは維持をすると。ただし、震災以降の規制基準の変更、法制度の変更など、事業者から見て他律的な要素によって停止した期間については六十年の運転期間のカウントから除外することを認めるという政策判断を行ったものであります。動いている、原発が動いている期間は最長六十年ということは変わらないということであります。止まっていた期間について、他律的な要因であればそれについてカウントから除外するということでありますので、実際原発が動いている期間は六十年ということで変わりはございません。ということで、こうした判断をさせていただいた上で、今般、炉規法と電気事業法の条文上の再整理など行わせていただきまして、法律上でも利用と規制の俊別を明確にしたところでございます。」（筆者注：下線は筆者が引いた）<a href="https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121114080X00920230516&amp;spkNum=137&amp;current=3" target="_blank" rel="noopener" title="">https://kokkai.ndl.go.jp/#/detail?minId=121114080X00920230516&amp;spkNum=137&amp;current=3</a> 　の「137」</p>



<p><a href="https://blog.ccnejapan.com/?p=1375#_ednref21">[20]</a> <a href="https://digital.asahi.com/articles/ASSBX3D17SBXULBH00BM.html?iref=pc_ss_date_article" target="_blank" rel="noopener" title="">https://digital.asahi.com/articles/ASSBX3D17SBXULBH00BM.html?iref=pc_ss_date_article</a></p>
</div></div>



<div class="wp-block-group has-border -border02"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<figure class="wp-block-image u-mb-ctrl u-mb-0"><img decoding="async" src="https://secure.gravatar.com/avatar/5c2ac93b83a14d807b6d945559277a11e312a75803c1f7ef3d07ed8349a468f8?s=96&amp;d=mm&amp;r=g" alt="小森 敦司"/></figure>



<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10">Author：小森 敦司 </h2>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10">１９６４年生まれ。上智大学法学部卒。１９８７年に朝日新聞社に入社、経済部やロンドン特派員、エネルギー・環境担当の編集委員などを経て２０２１年に退社、フリージャーナリストに。著書に「日本はなぜ脱原発できないのか」「『脱原発』への攻防」（いずれも平凡社新書）、「原発時代の終焉」（緑風出版）など。２０２４年、行政書士事務所を開業。</p>



<div class="swell-block-button is-style-btn_normal"><a href="https://blog.ccnejapan.com/?author=28" target="_blank" rel="noopener noreferrer" class="swell-block-button__link"><span>小森 敦司　投稿一覧</span></a></div>
</div></div>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10"></p>



<p id="author-link"></p><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/column/18966/">【寄稿】原発「７０年超運転時代」へ突入　経産省・大手電力の狙いどおりに期間延長　世界に例のない仕組みに（下）</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">18966</post-id>	</item>
		<item>
		<title>熊本地震声明〔原子力市民委員会〕</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/column/16452/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 31 May 2016 08:53:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[九州電力]]></category>
		<category><![CDATA[地震]]></category>
		<category><![CDATA[声明]]></category>
		<category><![CDATA[川内原発]]></category>
		<category><![CDATA[東海原発(廃炉)]]></category>
		<category><![CDATA[火山噴火]]></category>
		<category><![CDATA[熊本県]]></category>
		<category><![CDATA[避難]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://blog.ccnejapan.com/?p=469</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/1cc918bee034c1736a249898b8e908f6.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>　熊本地震をきっかけに、あらためて原発への不安が高まっています。原子力市民委員会は「新規制基準を見直すべきだ」とする声明を5月17日に発表しました</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/column/16452/">熊本地震声明〔原子力市民委員会〕</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/1cc918bee034c1736a249898b8e908f6.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>　熊本地震をきっかけに、あらためて原発への不安が高まっています。原子力市民委員会は「新規制基準を見直すべきだ」とする声明を5月17日に発表しました <span style="font-size: 80%; vertical-align: super""><a href="#a"><u>※1</u></a></span> 。３年前に施行された新規制基準の欠陥が、今回の地震で明確になったからです。運転中の九州電力川内原発１・２号機を止めて、見直した基準のもとで審査をやり直すべきだと訴えています。</p>
<p>　新規制基準の欠陥は、大きくわけて二つあります。</p>
<p><a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/6018b2d514b9ae38f31232e271877a95.jpg" rel="attachment wp-att-471"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/6018b2d514b9ae38f31232e271877a95-300x217.jpg" alt="ブログ画像「原子力だよりかごしまNo.126」より" width="330" height="239" class="alignright size-medium wp-image-471" /></a>　一つは、事故の時に住民の安全を守るための地域防災計画が「絵に描いた餅」で、実際には役に立ちそうもないことです。現在の計画では、原発からおおむね５キロより遠い場所では、屋内退避が基本となっています。しかし今回の地震のように地震で家が壊れたり、屋内にとどまっていることが危険な状況だったりすれば、それは不可能です。地震と原発事故の複合災害では、屋内退避方針は危険性を高め、混乱を招いてしまいます。</p>
<p>　また、高齢者や入院患者など要援護者の受け入れ先や避難の具体的手順が決まっていないことや、避難に必要なバスが確保できるのか、運転手に被ばく覚悟の仕事を強いることができるのか、などの問題も未解決のままです。</p>
<p>　地域防災計画がきちんと実効性を持つことが、原発の運転許可の必要条件となっていないため、防災計画づくりや実施が自治体に丸投げされていることが欠陥の原因になっています。手続きを改めて、電力事業者が立案して自治体と協議したうえで合意した計画を、原子力規制委員会に申請し、規制委が内容を確かめてから運転の許認可を与えるかたちにするべきです。</p>
<p>　もう一つは、新規制基準の中でも重要な耐震設計審査基準が不十分なことです。現在の基準では、想定している基準地震動Ss <span style="font-size: 80%;; vertical-align: super"><a href="#b"><u>※2</u></a></span> が襲ったときに重要施設や設備が曲がったり傾いたりして変形が完全に元に戻らない状態（塑性変形）になったとしても、安全機能を失わなければ良いこととされています。しかし、今回の熊本地震のように、大きな揺れが繰り返し襲来しすることは想定していません。</p>
<p>　熊本地震では、１回目の震度７で変形したものの耐えた建物が、２回目以降の揺れで倒壊した例が少なくありませんでした。それと同じことが原発でも起こりうるのです。</p>
<p>　そもそも基準地震動Ssを決める時に、電力事業者が作為的に小さくできる余地が新規制基準では残されており、それも抜本的に見直す必要があります。</p>
<p>　原子力規制委員会の本来の役割は、川内１・２号機の安全宣言を出すことではありません。熊本地震で明らかになった新規制基準の欠陥を解消するために、一刻も早く見直しを進めることです。川内原発だけでなく、関西電力高浜原発、四国電力伊方原発の再稼働も凍結し、見直した規制基準のもとで再度審査をするべきでしょう。</p>
<hr>
<div style="line-height:15px"><span style="font-size: 80%"><a name="a">※1</a>　原子力市民委員会 「声明：熊本地震を教訓に原子力規制委員会は新規制基準を全面的に見直すべきである」<br />
　　　　<a href="http://www.ccnejapan.com/?p=6794" target="_blank">http://www.ccnejapan.com/?p=6794</a><br />
<a name="b">※2</a>　地震学及び地震学的見地から施設の供用期間中に極めてまれではあるが発生する可能性があり、施設に大きな影響を与える<br />
　　　 おそれがあるとして、原子力規制委員会が認め、耐震設計の評価に用いるもの</span></div><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/column/16452/">熊本地震声明〔原子力市民委員会〕</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">16452</post-id>	</item>
		<item>
		<title>原子力市民委員会 声明「熊本地震を教訓に原子力規制委員会は新規制基準を全面的に見直すべきである」を発表、記者会見・意見交換会を開催しました</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/press/6794/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 17 May 2016 06:45:55 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[プレスリリース]]></category>
		<category><![CDATA[伊方原発]]></category>
		<category><![CDATA[原子力技術・規制部会]]></category>
		<category><![CDATA[原子力規制委員会]]></category>
		<category><![CDATA[声明]]></category>
		<category><![CDATA[川内原発]]></category>
		<category><![CDATA[津波]]></category>
		<category><![CDATA[熊本県]]></category>
		<category><![CDATA[規制基準]]></category>
		<category><![CDATA[避難]]></category>
		<category><![CDATA[高浜原発]]></category>
		<category><![CDATA[鹿児島県]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.ccnejapan.com/?p=6794</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/03/press.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>原子力市民委員会 「声明：熊本地震を教訓に原子力規制委員会は新規制基準を全面的に見直すべきである」 を発表、記者会見・意見交換会を開催しました 　原子力市民委員会は2016年5月17日、「声明：熊本地震を教訓に原子力規制 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/press/6794/">原子力市民委員会 声明「熊本地震を教訓に原子力規制委員会は新規制基準を全面的に見直すべきである」を発表、記者会見・意見交換会を開催しました</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/03/press.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><div align="center">
<strong><span style="font-size: medium;">原子力市民委員会<br />
「声明：熊本地震を教訓に原子力規制委員会は新規制基準を全面的に見直すべきである」<br />
を発表、記者会見・意見交換会を開催しました</span></strong></div>

<p style="padding-left: 15px;">　原子力市民委員会は2016年5月17日、「声明：熊本地震を教訓に原子力規制委員会は新規制基準を全面的に見直すべきである」を原子力規制委員会宛てに提出し、発表記者会見・意見交換会を開催しました。<br />
　声明および当日発表資料を掲載いたします。</p>
<p>　　　　<a href="https://www.ccnejapan.com/download/20160517_CCNE.pdf" target="_blank">「声明：熊本地震を教訓に原子力規制委員会は新規制基準を全面的に見直すべきである」</a><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" alt="pdficon_s" class="alignnone middle size-full wp-image-722" height="16" width="16"></a></p>
<p>　　　　<a href="https://www.ccnejapan.com/download/documents/2016/20160517_CCNE_yoshioka.pdf" target="_blank">吉岡斉氏発表資料</a><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" alt="pdficon_s" class="alignnone middle size-full wp-image-722" height="16" width="16"></a>　<a href="https://www.ccnejapan.com/download/documents/2016/20160517_CCNE_tateishi.pdf" target="_blank">立石雅昭氏発表資料</a><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" alt="pdficon_s" class="alignnone middle size-full wp-image-722" height="16" width="16"></a>　<a href="https://www.ccnejapan.com/download/documents/2016/20160517_CCNE_tsutsui.pdf" target="_blank">筒井哲郎氏発表資料</a><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" alt="pdficon_s" class="alignnone middle size-full wp-image-722" height="16" width="16"></a>　<a href="https://www.ccnejapan.com/download/documents/2016/20160517_CCNE_goto.pdf" target="_blank">後藤政志氏発表資料</a><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" alt="pdficon_s" class="alignnone middle size-full wp-image-722" height="16" width="16"></a></p>
<div align="center"><a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_2892.jpg" rel="attachment wp-att-6828"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_2892-300x225.jpg" alt="IMG_2892" width="300" height="225" class="alignnone size-medium wp-image-6828" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_2892-300x225.jpg 300w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_2892.jpg 605w" sizes="auto, (max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a> <a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_2871.jpg" rel="attachment wp-att-6827"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_2871-300x225.jpg" alt="IMG_2871" width="300" height="225" class="alignnone size-medium wp-image-6827" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_2871-300x225.jpg 300w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/IMG_2871.jpg 605w" sizes="auto, (max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a><br />
<a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/S0192075.jpg" rel="attachment wp-att-6829"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/S0192075-300x225.jpg" alt="S0192075" width="300" height="225" class="alignnone size-medium wp-image-6829" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/S0192075-300x225.jpg 300w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/S0192075.jpg 605w" sizes="auto, (max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a> <a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/DSC06166.jpg" rel="attachment wp-att-6826"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/DSC06166-300x200.jpg" alt="SONY DSC" width="300" height="200" class="size-medium wp-image-6826" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/DSC06166-300x200.jpg 300w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/05/DSC06166.jpg 689w" sizes="auto, (max-width: 300px) 100vw, 300px" /></a><br />
（写真：原子力市民委員会事務局）<br />
　<br />
<iframe loading="lazy" width="597" height="336" src="https://www.youtube.com/embed/g8izzywsg74" frameborder="0" allowfullscreen></iframe><br />
（映像：<a href="https://www.youtube.com/channel/UCsFcN5t3EpFTAkT-I2qMPkw/videos" target="_blank">UPLAN</a>）
</div>
<p>
<img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2014/12/line-gray.gif" alt="line-gray" width="633" height="3" class="alignnone size-full wp-image-4638" /><br />
</p>
<div align="right">2016年5月17日</div>
<div align="center"><strong><span style="font-size: large;">声明：熊本地震を教訓に原子力規制委員会は　　<br />
　　 新規制基準を全面的に見直すべきである<br />
</span></strong></div>

<div align="right">原子力市民委員会　　　　　　　　　　　　　　　<br />
座　　長：吉岡　斉　　　　　　　　　　　<br />
座長代理：大島堅一、島薗　進、満田夏花　<br />
委　　員：荒木田岳、大沼淳一、海渡雄一、<br />
　　　　　後藤政志、筒井哲郎、伴　英幸、<br />
　　　　　武藤類子　　　　　　　　　　　
</div>
<p style="padding-left: 20px;"><u>１．熊本地震によって噴出した九州電力川内原発停止要求</u><br />
　4月14日に始まった熊本地震はいまだ終息に至っていない。5月16日13時30分現在、死者49名、関連死者20名、安否不明1名、重軽傷者1.664名、避難者10,305名となっている。亡くなられた方々に哀悼の意を捧げるとともに、被災された全ての方々が一日も早く健康回復と生活再建を実現されるよう願っている。<br />
　今回の熊本地震を契機に、原子力発電への国民の不安が高まっている。とりわけ九州電力川内原子力発電所１・２号機の運転停止を、九州電力や原子力規制委員会に対して要求する動きが、九州の住民たちを中心に広がっている。熊本地震による薩摩川内市の震度は最大４にとどまり、川内原発の地震計の測定値も原子炉自動停止の基準をかなり下回っているが、川内原発は熊本地震の震源域の比較的近くにあり、その近傍には出水断層帯、市来断層帯、甑（こしき）断層帯が分布している。<br />
　熊本地震にみられるような、ある断層帯での地震が周囲の断層帯を刺激して連鎖的に震源域が広がっていくというパターンは、従来、あまり注目されていなかった。まず4月14日夜には、日奈久（ひなぐ）断層帯の高野－白旗区間の約18kmの断層が動き、M6.5、最大震度７を記録した。次いで4月16日未明には、布田川（ふたがわ）断層帯の布田川区間から宇土区間にかけての長さ27kmの断層が動き、今回の熊本地震で最大のM7.3、震度７を記録した。さらに震源域は布田川断層の北東にある大分県の別府－万年山（はねやま）断層帯にも広がった。今後熊本地震が川内原発近辺の断層帯の地震を誘発する恐れがないとは言えない。地下に隠れていた断層が動いて地表に現れるかも知れない。住民たちの不安は杞憂であるとは言い難い。むしろ、われわれがまだまだ自然現象の全容を理解していないという事実をこそ認識すべきである。<br />
　原子炉を一時停止しておくことは、地震に対して有効な方策である。それにより運転中に激しい地震動に襲われるのに比べて、過酷事故発生のリスクを大幅に減らすことができる。なぜなら激烈な地震動により制御棒の原子炉への挿入に失敗するリスクをゼロにできるからである。また原子炉内の核燃料の発熱量も格段に小さくなっているため、不幸にして異常事態が発生した場合でも、核燃料溶融に至るまでに冷却注水を行うための対処時間を相対的に長く確保できるからである。そして運転停止期間中に職員や周辺住民の防災訓練を重ねておけば、いざという時の対処を円滑に行うことができる。</p>
<p style="padding-left: 20px;"><u>２．熊本地震によって露呈した原子力安全規制の欠陥</u><br />
　しかし、私たち原子力市民委員会は、熊本地震が鎮静化するまでに限り川内原発１・２号機を一時停止するというかたちで、今回の事態に対処することだけで十分であるとは考えない。むしろ、原子力発電所の安全をもともと保証していなかった原子力規制委員会の新規制基準の欠陥が、今回の熊本地震によって一層明白となったので、一刻も早く新規制基準を見直すべきと考える<span style="font-size: x-small;">（※）</span>。熊本地震自体は、すでに沈静化しつつあるとの見方もあるが、川内１・２号機は十分な安全性が確保されていないのであるから、新規制基準の欠陥が解消されるまで、その設置変更許可を凍結し、新たな基準ができるまで無期限に停止させるべきである。また原子力規制委員会は、関西電力高浜３・４号機、１・２号機および四国電力伊方３号機に対する設置変更許可を凍結し、バックフィットルールに則り新たな規制基準のもとで必要な審査を進めるべきである。これが私たち原子力市民委員会の基本的考え方である。<br />
それでは熊本地震によって露呈した原子力安全規制の欠陥とは、具体的にどのようなものだろうか。以下の２点が決定的に重要である。第１は、防災・避難計画の実効性がないことである。第２は、耐震設計審査基準が甘いことである。</p>
<p style="padding-left: 30px;"><span style="font-size: x-small;">（※）原子力市民委員会は、2014年7月9日に「見解：川内原発再稼働を無期凍結すべきである」（www.ccnejapan.com/?=3489）を発表し、新規制基準に基づく川内原発の再稼働は容認できないことを明らかにした。今回の声明で指摘する問題点のほとんどは、2014年の「見解」で指摘していた。</span></p>
<p style="padding-left: 20px;"><u>２－１．防災・避難計画の実効性</u><br />
　現在の防災・避難計画の最大の欠陥は、過酷事故の際に周辺住民の安全を守るための実効性ある地域防災計画が、原発の建設・運転を許可する際の法律上の要件となっていないことである。地域防災計画の策定・実施については、自治体（都道府県、市町村）が直接的な責任を負うことになっている。本来は事業者が立案し自治体と協議したうえで合意したものを原子力規制委員会に申請し審査を受けるべきだが、原子力規制委員会が有効性をチェックして合否の判定を行う法令上の仕組みがない。現状では、原子力規制委員会は地域防災計画作成のための簡単な指針（「原子力災害対策指針」）を公表し、自治体に具体的計画の作成を丸投げしているだけである。さらに、政府の原子力防災会議が、自治体の防災・避難計画を無批判に追認することで、自治体の首長は、防災・避難計画の実効性確認の責任を政府に転嫁している。このような曖昧な手続きを根本的にあらため、原子力規制行政として、防災・避難計画を検証することを、原発の建設・運転等の許認可に際しての法律上の要件とする必要がある。<br />
　残念なことに今まで自治体から提出された「地域防災計画（原子力災害対策編）」は、鹿児島県のものをはじめとして全く現実性がない。川内原発の30km圏内の住民は23万人あまりである。それに原発従業員数千人が加わる。こうした人々について原発過酷事故時の効果的な避難を成功させるには、「防災・避難インフラ」（避難先、避難手段、避難・防災組織、情報の伝達・共有等）が完全な機能を果すことが不可欠である。<br />
　だが周知のように2011年の福島原発事故では「防災・避難インフラ」が、地震・津波・放射能によって長時間にわたり麻痺した。今日の地域防災計画はみな、福島原発事故の教訓をほとんど真摯に受け止めていない。周辺自治体、病院や福祉施設、バスなどの輸送業者、警察、自衛隊などからの協力を得て、道路や通信などのインフラが十分に機能することをあてにした今日の防災・避難計画は、まさに絵に描いた餅というべきものだ。特に重大な欠陥は、要援護者（高齢者、入院患者、介護施設入所者等）の受入先と、避難の具体的手順が決まっていないことである。加えて、原子力事故においては、被災者の避難や輸送にあたる輸送業者、福祉関係者、自治体職員なども被ばくの危険にさらされるが、一般の労働者に被ばくを強要するような作業を課せられるのかという問題も未解決のままである。警察官、消防士、自衛官は、一般の労働者とは別に議論するべきかもしれないが、被ばく作業を強要してよい理由はない。この点については原発作業員(協力会社社員・労務者等)も同様であるが、どのような状況であれば、労働者の危険回避のための職場放棄が許されるのかということも含め、何ら規定がないことは、重大な問題である。<br />
　さらに、今回の熊本・大分地震で露呈したのが、原子力規制委員会による「原子力災害対策指針」および川内原発の防災計画では、地震と原子力災害という複合災害には対応できないということである。現在の指針や防災計画においては、屋内退避に過度に依存したものとなっている。たとえば、指針ではPAZ（予防的防護措置を準備する区域＝原発からおおむね5km圏内）以外は、空間放射線量率が相当な高濃度にならない限り、屋内退避により被ばくを防護するということになっているが、今回の熊本地震のように、地震で家屋が崩壊または屋内にとどまることが危険な状況では、屋内待避に依存した防災計画では無力であるばかりか、むしろ危険性を高め、混乱をまねくものと言わざるを得ない。<br />
　この様に多くの問題をはらんだ防災・避難計画を野放しにしないために、国民環視のもとでの原子力規制委員会による厳しい審査が必要である。もちろん国土が細長く平地が少ない日本では、幹線以外の道路が狭く曲がりくねったものとなるのは避けがたい。そこを自然災害が襲えば道路は寸断され人々は逃げ場を失う。道路以外の「防災・避難インフラ」も、日本では自然災害に対してきわめて脆弱となっている。自然災害と原子力発電所事故が重なる複合災害時において、住民の大量避難が困難をきわめることは誰でも容易に理解できる。あらゆる地域防災計画が机上の空論となることは必然である。すなわち、多くの被災者を置き去りにすることを暗黙の前提とした防災・避難計画しか立てることができないと考えられるが、そのようなものを防災・避難計画として容認して良いのだろうか。</p>
<p style="padding-left: 20px;"><u>２－２．新規制基準の甘さ</u><br />
　原子力規制委員会が定めた新規制基準は、事故対策組織を形式的に整備することと、ハードウェアの追加設置といった部分的改善を経営的に支障ない範囲内で行えば、全ての既設原発が合格できるよう周到な配慮のもとに策定されたものであり、その意味で本質的に甘い規制基準である。それをクリアしても原発の安全性は保証されない。<br />
　今回の熊本地震でとくに問題となったのは、耐震設計審査基準の不十分さである。従来（2006年）の耐震設計審査指針は、福島原発事故を踏まえて一定程度改善された。何よりも津波対策が、新規制基準に組み込まれたことは評価できる。また活断層が耐震重要施設の直下にある場合は設置許可を出さないとしたことも評価できる。だがそれ以外についてはわずかな改善にとどまっている。たとえば基準地震動Ss（地震学及び地震学的見地から施設の供用期間中に極めてまれではあるが発生する可能性があり、施設に大きな影響を与えるおそれがあるとして、原子力規制委員会が認め、耐震設計の評価に用いるもので、それを上回る地震動が生起する可能性は残る）については多くの原発で引き上げられた。たとえば川内原発では解放基盤面で560ガルから620ガルとなった。<br />
　しかし、基準地震動Ssは引き上げられたものの、設備の補強はほとんどなされていない。その理由は不明である。耐震設計評価は仮定に仮定を重ねて行うもので、情報公開請求をしても肝心の箇所は白抜き（又は黒塗り）となっており、いわば白紙（又はブラックボックス）であり、第三者による検証が不可能である。また大掛かりな補強工事を不要とするために安全率の切り下げが行われている疑いも濃厚である。そもそも基準地震動が、原子力発電所の近傍で起こる可能性のある、施設に大きな影響を与える地震の平均像を基礎として、それに地域特性などを考慮した修正を事業者自身が｢適切に｣加えることで決められていることも批判の余地がある。基準地震動を上回る地震が近年頻発していることは、その決め方が地震動の過小評価を導きがちであり、「残余のリスク」の「残余」を広く残したために、それが日常的に顕在化していることを強く示唆する。<br />
　しかも今回の熊本地震は、今までの基準地震動Ssに対する設計方針の根幹部分の限界を露呈させている。それは単一の大きな地震動に、原子力施設が耐えればよいという考え方に立っていることである。つまり基準地震動Ssが襲ってきても、原子炉施設から大量の放射能が漏れる事態とならないよう、重要施設（原子炉冷却材圧力バウンダリを構成する機器・配管系、使用済み燃料を貯蔵するための施設など）について耐震設計上の重要度Sクラスを満たすよう義務づけている。ここで重要度Ｓクラスの設備は、基準地震動Ssによって設備に塑性変形(変形が完全に元に戻らない状態)が生じても、機器、配管などが破損して安全機能を失わなければ良いとされている。ところが熊本地震では、益城町（ましきまち）において震度7の地震動が繰り返し襲うなど、「繰り返し地震」が起きている。各々の地震動が弾性範囲（地震力が除去されれば元の状態に戻る範囲）にとどまれば、それが数回程度襲来しても危険とまでは言えない。しかし基準地震動未満でも弾性範囲をこえる地震動に繰り返し晒されれば、施設の安全機能が損なわれる恐れがある。熊本地震で1回目の地震動に耐えても2回目以降の地震動で倒壊した建物は少なくない。それと同様のことが原子炉施設でも起こりうる。<br />
　原子力規制委員会は「繰り返し地震」を前提として耐震設計審査基準を全面的に見直すべきである。基準地震動Ssに対して耐震設計上の重要度Sクラスの施設は塑性変形を許容しないなどの規制の厳格化を検討する必要がある。（なお、Sクラスの施設を狭く限定していることも問題である。たとえば外部電源系は建築基準法の通常の建築物と同じCクラスとされているが、東日本大震災では地震による深刻な被害を受けた。福島第二原発ではわずか1系統だけ生き残った外部電源系統を頼りに、危機に陥った4基の原子炉を安定状態に導くことができた。原子力規制委員会はこの教訓から何を学んだのか。）</p>
<p style="padding-left: 20px;"><u>３．原子力規制委員会のなすべきこと</u><br />
　原子力規制委員会は4月18日の臨時会議で、現状において川内原発の運転を停止する必要がないとの見解を示し、今までその見解を変えていない。その理由は、以下3点である。<br />
（１）熊本地震による川内原発の地震動が今まで数ガルから十数ガルにとどまっていること。<br />
（２）現在地震が発生している布田川断層帯と日奈久断層帯の２つの断層帯が連動した場合でも地震動は100ガル程度にとどまる。<br />
（３）まだ見つかっていない活断層が原発近傍で動いたと仮定した場合の上限として設定された地震動（基準地震動）620ガルが起きても安全は保たれる。<br />
　１番目と２番目は結果論であり、さておくとして、３番目の理由は根拠不十分である。前述のように基準地震動は過小評価である可能性が高く、近年何度もそれを上回る地震動が発生しているからである。またその地震動に原子炉施設が耐えられるかどうかは、仮定に仮定を重ねた机上の計算で確認されているだけである。さらに「繰り返し地震」を考慮すると、それを想定していない従来の基準をもとに「安全が保たれる」とする見解には説得力がない。<br />
　原子力規制委員会のなすべきことは、川内１・２号機の安全宣言を出すことではない。熊本地震によって明らかになった新規制基準の欠陥を解消すべく、迅速な行動を起こすことである。<br />
　その第１は、防災・避難計画を原子力規制委員会の規制要件とし、必要な指針・ガイドを整備し、厳しい適合性審査の対象とすることである。第２は、耐震設計審査基準を全面的に見直すことである。基準地震動の見直しにおいては、現行の策定方式は基準地震動を作為的に小さな数字とする余地が大きいが、それを抜本的に正す必要がある。とくに「震源を特定しない地震動」の想定を実質的にM6.5まででよいとしている規定は根拠薄弱である。それを改めた上で、「繰り返し地震」にも対応できるようにすることである。この２点に関する新規制基準の改定が済むまで、原子力発電所の安全性は保証されていないのであるから、原子力規制委員会は運転中の川内１・２号機について停止を要請するのが本来の責務である。<br />
　原子炉等規制法64条には、原子炉等による災害発生の急迫した危険がある場合において、災害を防止するため緊急の必要があると認めるときは、災害を防止するために原子炉等の使用の停止、その他必要な措置を講ずることを命ずることができる、という規定がある。つまり原子力規制委員会は九州電力に対して川内１・２号機の運転停止を命令する権限を有しているのである。熊本地震の現在の状況が、「急迫した危険」という条件を満たすかどうかに議論の余地があるとすれば、命令ではなく法的根拠によらない要請が穏当なところかもしれない。そのうえで、原子力規制委員会は新規制基準の改定を進めるに際して、「急迫した危険」が何を指すのかのガイドラインも策定しておくべきである。</p>
<div align="right">以上</div>
<p>　</p><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/press/6794/">原子力市民委員会 声明「熊本地震を教訓に原子力規制委員会は新規制基準を全面的に見直すべきである」を発表、記者会見・意見交換会を開催しました</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">6794</post-id>	</item>
		<item>
		<title>予測不能の熊本地震：川内原発を停止し、推移を見守るべき〔立石 雅昭〕</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/column/16451/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[立石 雅昭]]></dc:creator>
		<pubDate>Thu, 28 Apr 2016 12:25:38 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[九州電力]]></category>
		<category><![CDATA[地震]]></category>
		<category><![CDATA[川内原発]]></category>
		<category><![CDATA[熊本県]]></category>
		<category><![CDATA[鹿児島県]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://blog.ccnejapan.com/?p=443</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/04/9fdd226a3abc031f49ea9a318e1c5581.gif" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>　4月14日に始まった熊本・大分地震は震度７に達する激震が2度観測されるとともに、震度5弱以上の強震・烈震が15回を数えるという、地震国日本でも前例のない地震となっている。これらの地震は当初、熊本県南西部の布田川・日奈久 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/column/16451/">予測不能の熊本地震：川内原発を停止し、推移を見守るべき〔立石 雅昭〕</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/04/9fdd226a3abc031f49ea9a318e1c5581.gif" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>　4月14日に始まった熊本・大分地震は震度７に達する激震が2度観測されるとともに、震度5弱以上の強震・烈震が15回を数えるという、地震国日本でも前例のない地震となっている。これらの地震は当初、熊本県南西部の布田川・日奈久（ふたがわ・ひなぐ）断層帯の交差部付近で発生したが、16日午前中には北東の別府－万年山（はねやま）断層帯でM5.3、19日には日奈久断層帯の中部にあたる地域でM5とM5.5の地震が発生した。今回の地震の最大の特徴は、これまで厚い火山噴出物に覆われて活断層が認められていなかった阿蘇山の北部も含めて、中部九州の広い範囲を震源とする地震が次々に発生しており、なおかつ、震度5弱以上の規模の大きな地震動が相次ぎ、過去の地震をはるかにしのぐ多数の地震が発生していることである。</p>
<p>　地震がさらに南西の鹿児島県川内原発周辺の活断層や、東の愛媛県伊方原発に近接する中央構造線断層帯で発生する可能性も危惧される。原発は、稼働中と停止中ではそのリスクに大きな差があることからすれば、国内で唯一稼働している川内原発は直ちに停止し、少なくとも熊本・大分地震の推移を見守るべきである。</p>
<p><a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/04/60b5d677c5f0142e4bd92375907dd577.jpg" rel="attachment wp-att-456"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2016/04/60b5d677c5f0142e4bd92375907dd577-758x1024.jpg" alt="政府 地震調査研究推進本部「九州地域（評価対象地域）において評価対象とする活断層の分布」2013年2月1日" width="303" height="410" class="alignright size-large wp-image-456" /></a>　4月14日のM6.5、最大震度７を記録した前震は、日奈久（ひなぐ）断層帯の高野－白旗区間の約18㎞の断層が動き、震央距離11㎞の強震観測網（KiK-net）益城（ましき）の地表での地震計で最大加速度1580ガル、最大速度92カインが記録されている。地下252mの地震基盤（S波速度2700m/s）上の地震計では3成分合成でおよそ260ガルの加速度が観測されている。これを解放基盤表面に換算すると、およそその倍の520ガルとなる。16日未明に熊本を襲ったM7.3、最大震度7の本震は、布田川（ふたがわ）断層帯の布田川区間から宇土区間にかけての長さ27㎞、幅12㎞の断層が動いた。この時、観測された地表での最大加速度は、KiK-net益城（震央距離2㎞）で、1362ガル（水平・垂直の三成分合成値）である。これらの前震・本震の揺れは1995年の兵庫県南部地震を大きく上回っている。</p>
<p>　川内原発の近傍には、いずれもM7.0からM7.5の地震を発生しうる出水断層帯・市来断層帯・甑（こしき）断層帯が分布している。原子力規制委員会は18日に委員会を開き、それまでの熊本地震による川内原発での地震動や新規制基準適合審査での日奈久断層帯などの影響評価をもとに、川内原発稼働継続を承認した。しかし、この判断は、今回の地震に関する上記の特徴を踏まえて安全性を確認したものではない。規模の大きな地震が発生した際、周辺の活断層が誘発され、川内原発近傍に震源が移動する可能性や、数度にわたる規模の大きな地震に伴う構造物の破壊の事象なども検討されてない。原子力規制委員会の判断は住民や国民の危惧を無視したものであり、安全性を科学的に検証したものとは言えない。ここに、改めて川内原発の稼働停止を求める。</p>
<div style="line-height:15px">
　<span style="font-size: x-small">画像（１）<br />
　　　以下より取得した画像に原子力市民委員会事務局にて加筆。<br />
　　　　産業技術総合研究所 地質調査総合センター「九州地域の活断層と震央分布（地質図Navi）」<br />
　　　　<a href="https://www.gsj.jp/hazards/earthquake/kumamoto2016/index.html" target="_blank">https://www.gsj.jp/hazards/earthquake/kumamoto2016/index.html</a><br />
　　　　2016年熊本自身の震源分布[防災科研Hi-net地震観測システムの自動処理結果による]データ取得期間2016/4/14 21:26～2016/4/28 09:00</span><br />
　<span style="font-size: x-small">画像（２）<br />
　　　政府 地震調査研究推進本部<br />
　　　「九州地域（評価対象地域）において評価対象とする活断層の分布」2013年2月1日<br />
　　　<a href="http://www.jishin.go.jp/evaluation/long_term_evaluation/regional_evaluation/kyushu-detail/" target="_blank">http://www.jishin.go.jp/evaluation/long_term_evaluation/regional_evaluation/kyushu-detail/</a><br />
</span></div><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/column/16451/">予測不能の熊本地震：川内原発を停止し、推移を見守るべき〔立石 雅昭〕</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">16451</post-id>	</item>
		<item>
		<title>川内原発を再稼働させてはいけない３つの理由 〔原子力市民委員会〕</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/column/16424/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Mon, 10 Aug 2015 10:16:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[パブリック・コメント]]></category>
		<category><![CDATA[メルトダウン(炉心溶融)]]></category>
		<category><![CDATA[九州電力]]></category>
		<category><![CDATA[公聴会]]></category>
		<category><![CDATA[原発再稼働]]></category>
		<category><![CDATA[屋内待避]]></category>
		<category><![CDATA[川内原発]]></category>
		<category><![CDATA[火山噴火]]></category>
		<category><![CDATA[炉心融解]]></category>
		<category><![CDATA[規制基準]]></category>
		<category><![CDATA[避難指示]]></category>
		<category><![CDATA[防災体制]]></category>
		<category><![CDATA[鹿児島県]]></category>
		<guid isPermaLink="false">http://blog.ccnejapan.com/?p=80</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/08/203.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>　川内原発1号機（鹿児島県薩摩川内市）を、九州電力が8月11日に再稼働させる。計画通りなら2013年9月に関西電力大飯原発3・4号機が停止して以来、国内では約2年ぶりの原発運転再開になり、新規制基準の下で初の運転となる。 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/column/16424/">川内原発を再稼働させてはいけない３つの理由 〔原子力市民委員会〕</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/08/203.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>　川内原発1号機（鹿児島県薩摩川内市）を、九州電力が8月11日に再稼働させる。計画通りなら2013年9月に関西電力大飯原発3・4号機が停止して以来、国内では約2年ぶりの原発運転再開になり、新規制基準の下で初の運転となる。しかし安全性について住民や市民団体や憂慮する技術者らからの意見は反映されておらず、数多くの課題が残されている。</p>
<p>　第１は、防災計画・避難計画の不備である。過酷事故を想定した計画を、鹿児島県や原発周辺市町村が作成しているが、実現性が乏しく極めて不十分なものだ。大地震・大津波、豪雨、台風、火山噴火などの自然災害と重なれば、避難すること自体が危険になる。輸送用のバスは確保されていない。要支援者などの災害弱者は取り残される恐れが高い。５km圏内の住民が逃げる間、５〜30km圏の住民は屋内待機し、その後に避難を始めるという二段階避難も非現実的だ。本来、法を整備し多重防護の第5層として規制委員会が計画を審査・検証しなければならないが、責任体制は不明確なまま放置されている。</p>
<p>　第２は、新規制基準に適合したから安全、とは言えないことだ。既存の原発の本体を改造しなくても、外付けの設備や移動式の発電機など可搬式設備を追加すれば合格するようになっている。それらを用いて、ごく短時間に労働者の応急作業で過酷事故に対処できるのか、信頼性に欠けている。たとえば最新のヨーロッパの原発の標準設計は、メルトダウンした核燃料を貯めて冷やすコアキャッチャーや航空機落下に備えた二重ドームを備えていることと比較すると、新規制基準は世界最高といえるレベルには遠く及ばない。</p>
<p>　第３は、自然災害の予測が難しいことだ。川内原発の周辺に五つのカルデラ火山があり、大規模な噴火の影響が懸念されている。規制委員会が2014年に開いた2回の会合で、すべての火山専門家が「現在の学問水準では、活動可能性が十分に低いとは言えないし、モニタリングで有効な危険予知は出来ない」と述べた。全国20か所足らずの原発のうち四つで、基準を超える地震動が10年足らずのうちに5回も到来しており、地震予測の信頼性にも疑いがある。</p>
<p>　川内原発の審査書案に対するパブリックコメント（意見募集）には、昨年夏に1か月という短い期間にもかかわらず約17,000件余の意見が寄せられた。それらに対して規制委員会は考え方を示したものの、その中身は真摯な回答からはほど遠く、まとめられた最終案に市民の意見は議論の対象としては取り上げられていない。そして各種世論調査で一貫して70％前後の人びとが脱原発を望んでいるのに、積極的な合意形成の手続き（地元における公聴会など）を誠実に行わないまま政府や事業者が再稼働に突入していく姿は、福島事故以前の原発推進政策から一歩も進化していない。</p>
<p>リンク：<br />
<a href="http://www.ccnejapan.com/20140804_CCNE_01.pdf" target="_blank">原子力市民委員会「川内原発審査書案に対する総合的意見」（2014年8月4日）<img loading="lazy" decoding="async" src="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2015/08/pdficon_s.png" alt="pdficon_s" width="16" height="16" class="alignnone size-full wp-image-85" /></a><br />
<a href="http://www.ccnejapan.com/20150608_CCNE_annualreport.pdf" target="_blank">原子力市民委員会「年次報告2015　原子力発電復活政策の現状と今後の展望」（2015年6月8日）<img loading="lazy" decoding="async" src="http://blog.ccnejapan.com/wp-content/uploads/sites/3/2015/08/pdficon_s.png" alt="pdficon_s" width="16" height="16" class="alignnone size-full wp-image-85" /></a></p><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/column/16424/">川内原発を再稼働させてはいけない３つの理由 〔原子力市民委員会〕</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">16424</post-id>	</item>
		<item>
		<title>【6/20】「原子力発電と再生可能エネルギーのホントの話 ～原発のコストと電力自由化後の日本と鹿児島の未来を考える～」（鹿児島市）開催のお知らせ</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/events/5373/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 09 Jun 2015 07:27:23 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[イベント]]></category>
		<category><![CDATA[エネルギー政策]]></category>
		<category><![CDATA[コスト]]></category>
		<category><![CDATA[フォーラム]]></category>
		<category><![CDATA[九州電力]]></category>
		<category><![CDATA[再生可能エネルギー]]></category>
		<category><![CDATA[川内原発]]></category>
		<category><![CDATA[電力自由化]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.ccnejapan.com/?p=5373</guid>

					<description><![CDATA[<p>【6/20】市民・企業・自治体に知って欲しい！ 『原子力発電と再生可能エネルギーのホントの話』 ～原発のコストと電力自由化後の日本と鹿児島の未来を考える～ 　　　 日　時：2015年6月20日（土）14:00～16:30 [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/events/5373/">【6/20】「原子力発電と再生可能エネルギーのホントの話 ～原発のコストと電力自由化後の日本と鹿児島の未来を考える～」（鹿児島市）開催のお知らせ</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<div align="center">
<strong><span style="font-size: large; line-height:30px;">【6/20】市民・企業・自治体に知って欲しい！</span><br />
<span style="font-size: x-large; line-height:45px;">『原子力発電と再生可能エネルギーのホントの話』</span><br />
<span style="font-size: large;">～原発のコストと電力自由化後の日本と鹿児島の未来を考える～</span></strong></div>

<p style="padding-left: 20px;">
　　　<img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" alt="point" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" width="9" height="9" />  日　時：2015年6月20日（土）14:00～16:30<br />
　　　<img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" alt="point" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" width="9" height="9" />  会　場：<a href="https://goo.gl/g03CQQ" target="_blank">鹿児島県歴史資料センター「黎明館」講堂</a><br />
　　　　　　　　（鹿児島市城山町７−２）<br />
　　　　　　　　【市電・バス】「市役所前」下車徒歩5分 【JR九州】「鹿児島」駅から徒歩15分</p>
<p style="padding-left: 20px;">
　　　<img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" alt="point" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" width="9" height="9" />  講　師：大島堅一（立命館大学国際学部教授）<br />
 　　　　　　　　吉田明子（国際環境NGO FoE Japan）　　　ほか</p>
<p style="padding-left: 20px;">
　　　<img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" alt="point" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" width="9" height="9" />  資料代：500円<br />
　　　<img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" alt="point" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" width="9" height="9" /> 主　催：原子力市民委員会<br />
　　　<img loading="lazy" decoding="async" class="size-full wp-image-668" alt="point" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/point.gif" width="9" height="9" /> 問合せ：原子力市民委員会事務局（高木仁三郎市民科学基金内）<br />
　　　　　　　　TEL/FAX: 03-3358-7064　E-MAIL: email@ccnejapan.com</p>
<hr>
<p style="padding-left: 40px; padding-right: 10px;">
「原発の運転コストは安い。」<br />
「化石燃料輸入が増えていて、経済がダメになる。」<br />
「貿易赤字が増えていて、経済がダメになる。」<br />
「電気料金が上がって、経済がダメになる。」</p>
<p style="padding-left: 40px; padding-right: 10px;">今、九州電力川内原子力発電所が、再稼働されようとしている中、「再稼働が必要だ」という理由として、このようなことが言われています。</p>
<p style="padding-left: 40px; padding-right: 10px;"><font color="red">でも、ホントでしょうか？</font></p>
<p style="padding-left: 40px; padding-right: 10px;">実は、今、原子力発電への依存が、再生可能エネルギーの導入を現実に阻害するという事態すら生じています。例えば、昨年、九州電力でも「再生可能エネルギーの系統接続の問題」が発生し、九州の再エネ事業者に激震が走りました。しかし、その根拠となる九州電力のデータは、原子力発電所をフル稼働することを想定して、再エネの接続可能量を算定したものでした。</p>
<p style="padding-left: 40px;">「温室効果ガスが増えて、環境がダメになる。」<br />
「原発は気候変動対策に必要だ。」</p>
<p style="padding-left: 40px; padding-right: 10px;"><font color="red">これも、ホントでしょうか？</font></p>
<p style="padding-left: 40px; padding-right: 10px;">実は、原発の増加にともなって、温室効果ガス排出も増えてきました。原発はむしろ、根本的な省エネ・再エネによる対策を遅らせる要因となっています。<br />
2016年からは「電力システム改革」の一環として「電力小売全面自由化」が導入され、これまでの大手電力会社以外に、再生可能エネルギーを中心とする電力会社も自由に選べるようになります。私たちの電気をめぐる環境が一変する可能性もあり、現在、その制度設計が急ピッチで行われています。しかし、これが本当に市民の求めるような制度になるのかは、まだまだこれからです。</p>
<p style="padding-left: 40px; padding-right: 10px;">本フォーラムでは、原子力や再エネを「経済」や「電力のコスト」の面から検証し、そして来るべき「電力小売全面自由化」の未来について、議論したいと思います。</p>
<hr>
<p><strong><span style="font-size: large;">【講師プロフィール】</span></strong></p>
<table bgcolor="#FFFFFF">
<tbody>
<tr>
<td width="50%">
<strong><span style="font-size: large;">大島堅一</span></strong><br />
<img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/06/oshima1.jpg" alt="oshima" width="120" height="120" align="left" alt="大島さん"  class="alignnone size-full wp-image-5417" />立命館大学国際関係学部教授。専門は環境経済学、環境・エネルギー政策論。2011年の福島第一原子力発電所事故後、経済産業省総合資源エネルギー調査会基本問題委員会委員、内閣官房国家戦略室エネルギー・環境会議コスト等検証委員会委員、同需給検証委員会委員などを務める。<br />
　著書に『原発はやっぱり割に合わない』（2012年、東洋経済新報社）、『原発のコスト』（2011年、岩波新書：第12回大佛次郎論壇賞受賞）など。原子力市民委員会座長代理。
</td>
<td width="50%">
<strong><span style="font-size: large;">吉田明子</span></strong><br />
<img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/06/yoshida1.jpg" alt="yoshida" width="120" height="120" align="left" alt="吉田さん" class="alignnone size-full wp-image-5419" />国際環境NGO FoE Japanスタッフ。eシフト（脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会）事務局。早稲田大学政治経済学部政治学科卒業。2003年度ドイツ・ボン大学に留学。調査・マーケティング会社を経て、現職。専門は、環境政策、自然エネルギー政策。2016年からの「電力小売全面自由化」に向けて、自然エネルギーによる電力の供給が促進されるような制度設計を求め、自然エネルギーの電力会社や、市民や地域主体の電力を選びたいという市民の声を可視化する「パワーシフトキャンペーン運営委員会」の運営委員を務める。原子力市民委員会原発ゼロ行程部会メンバー。</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div align="center"><a href="https://www.ccnejapan.com/download/documents/2015/20150620_CCNE_kagoshima.pdf" target="_blank"><img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/06/20150620_CCNE_kagoshima2.jpg" alt="20150620_CCNE_kagoshima2" width="480" height="680" class="alignnone size-full wp-image-5382" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/06/20150620_CCNE_kagoshima2.jpg 800w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/06/20150620_CCNE_kagoshima2-212x300.jpg 212w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2015/06/20150620_CCNE_kagoshima2-723x1024.jpg 723w" sizes="auto, (max-width: 480px) 100vw, 480px" /></a></div><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/events/5373/">【6/20】「原子力発電と再生可能エネルギーのホントの話 ～原発のコストと電力自由化後の日本と鹿児島の未来を考える～」（鹿児島市）開催のお知らせ</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">5373</post-id>	</item>
	</channel>
</rss>
