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	<title>ストロンチウム | 原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</title>
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	<description>脱原発社会へ向けて、イベント、国への提言や声明など、様々な活動をしています</description>
	<lastBuildDate>Tue, 30 Dec 2025 07:21:30 +0000</lastBuildDate>
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		<title>声明：ALPS処理汚染水の海洋投棄中止と廃炉方針の見直しを求める</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/statement/14725/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 15 Dec 2023 02:45:42 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[声明・見解・提言]]></category>
		<category><![CDATA[ALPS処理水]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2023/12/65183c93b8789a3b8caf1d23809cd3ab-1024x1024.png" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>2023年12月14日、原子力市民委員会は、ALPS処理汚染水の海洋投棄の即時中止と、非現実的な廃炉ロードマップの抜本的見直しを、政府と東京電力に求める声明を発表しました。</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/14725/">声明：ALPS処理汚染水の海洋投棄中止と廃炉方針の見直しを求める</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2023/12/65183c93b8789a3b8caf1d23809cd3ab-1024x1024.png" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p class="is-style-dent_box">2023年12月14日、原子力市民委員会は、ALPS処理汚染水の海洋投棄を直ちに中止し、燃料デブリ取り出しを前提とした非現実的な中長期ロードマップを見直し、福島第一原発の廃炉のあり方を公開・透明な場で議論し直すことを、政府と東京電力に求める声明を発表しました。</p>



<p class="has-text-align-center u-mb-ctrl u-mb-0 has-large-font-size"><strong>声明：&nbsp; ALPS処理汚染水の海洋投棄を即時中止し、デブリ取り出しと非現実的な中長期ロードマップを見直し、福島第一原子力発電所の「廃炉」のあり方を公開・透明な場で検討するべきである</strong></p>



<p class="has-text-align-right u-mb-ctrl u-mb-0"><a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2023/12/20231214_CCNE_Seimei.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">　声明PDF<img decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png"></a></p>



<div class="wp-block-columns u-mb-ctrl u-mb-20">
<div class="wp-block-column" style="flex-basis:55%">

</div>



<div class="wp-block-column">
<p class="u-mb-ctrl u-mb-0" style="line-height:2.2">2023年12月14日</p>



<p>原子力市民委員会<br>座 長　大島堅一<br>委 員　後藤政志　清水奈名子<br>　　　 茅野恒秀　松久保肇<br>　　　 武藤類子　吉田明子</p>
</div>
</div>


<div align="right">
<table style="font-size: var(--swl-fz--content,16px); letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);">
<tbody>
<tr>
<td>
<h3 class="p1">１．ALPS処理汚染水の海洋投棄は即時中止せよ</h3>
<p class="p1">2023年8月からALPS処理水（トリチウム以外の放射性物質を含む汚染水）の海洋放出（以下、ALPS処理汚染水の海洋投棄とする）が開始された。現在の計画は、長期間にわたって液体放射性廃棄物を海洋投棄するものに他ならない。政府は、燃料デブリの取り出しや、原発事故発生後30～40年で福島第一原発の廃炉を完了することを海洋放出の理由にあげている。ところが、その福島第一原発には何をもって廃炉完了とするのかという基準すら決まっておらず、廃炉計画には全く現実性がない。ALPS処理汚染水の海洋投棄には道理も必要性もない。</p>
<p class="p1">政府および東京電力は、「関係者の理解なくしていかなる処分も行わない」と福島県漁連に書面で約束していた。その約束を反故にし、多くの反対を強引に押し切るかたちで海洋投棄が開始された。海洋投棄開始には直前のプロセスにも大きな問題があった。本来、政府・東京電力は、海洋投棄の前に「年間放出計画」を関係者に丁寧に説明し、理解を得る必要があった。ところが、政府・東京電力は、「年間放出計画」を一方的に公表しただけで、その2日後には海洋投棄を始めてしまった。政府・東京電力は関係者との間の合意形成を全く行わなかった。</p>
<p class="p1">ALPS処理汚染水投棄開始2ヶ月後の2023年10月25日には、増設ALPSで、配管の洗浄作業を行っていた複数の作業員が高濃度の放射能を含む洗浄廃液をかぶり被ばくするという事故が発生した。東京電力の説明は不十分で、いまだに不明な点が残されている。ALPS等による汚染水処理の現場で浮き彫りとなったのは、設備が安全に設計されているのか、安全な作業手順が確立しているのか、原子力規制委員会に東京電力を監視し、指導する力量があるのか、といった根本的な疑問である。これらはALPS処理の根幹にかかわる。</p>
<p class="p1">ALPS処理汚染水の海洋投棄を直ちに中止したうえで、ALPS等の設備で大量の汚染水を確実に処理することができるのか、長期間におよぶ使用、運用が本当に安全にできるのか、改めて検証する必要がある。</p>
<h3 class="p1">２．放射能汚染の継続と求められる政府・東京電力の対応</h3>
<p class="p1">福島第一原子力発電所からは、放射性物質が大気や海洋にいまだに漏洩し続けている<a href="#_ftn1" name="_ftnref1" style="font-size: revert; font-family: inherit; letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);"><sup>[１]</sup></a><span style="font-size: revert; font-family: inherit; letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);">。</span></p>
<p class="p1">原発事故時には、放射性物質が漏洩しないよう、「止める」「冷やす」「閉じ込める」を達成しなければならない。にもかかわらず、事故後12年を経過してもなお「閉じ込める」ことができていない。それどころか、政府・東京電力は、これまでの放射性物質の漏洩に加え、ALPS処理汚染水を海洋投棄している。汚染に汚染を重ねる政府・東京電力の行為は許されない。</p>
<p class="p1">加えて、政府は「ALPS処理水」を汚染水でないとして一種の言葉狩りを行ったり、海洋放出に対する批判や懸念をいわゆる「風評加害」であると断じて、国民、報道機関を萎縮させている。政府のこのような行いは、原発事故による汚染を否定し、政府、東京電力自身の加害責任を、被害者を含む国民（一般公衆）に転嫁するものである。悪質なデマが許されないことは当然であるとしても、実際の被害、風評被害ともに被害発生の責任は政府、東京電力にあり、被害者や国民にはない。</p>
<h3 class="p1">３．直ちに中長期ロードマップの見直しをすべきである</h3>
<h4 class="p1">（1）汚染水発生の防止こそが必要</h4>
<p class="p1">2023年12月時点で、一日あたり約100立方ｍの汚染水が発生し続けている。政府・東京電力は、汚染水の海洋投棄を事故発生後の初期段階で目論んでおり、汚染水発生をゼロにする姿勢に欠けていた。汚染水対策として設置された凍土壁は当初から効果が疑問視されていたとおり、十分な効果を発揮していない。</p>
<p class="p1">多方面から指摘されてきたとおり、原発建屋周辺の地下に遮水壁を構築すること、建屋地下内部からの水の漏出を止めること、デブリの空冷を行うことなど、汚染水発生防止のための抜本的対策を政府・東京電力は直ちに講じるべきである。これを確実に実施しない限り、汚染水の発生と漏出と周辺環境の汚染が続く。汚染水対策に要する期間が長引き、費用の増大も避けられない。</p>
<h4 class="p1">（2）デブリ取り出しは不可能</h4>
<p class="p1">原子炉からのデブリ取り出しは今のところ技術的見通しが立っていない。仮に一定量取り出せたとしても、核分裂性物質の保管場所を含め社会的に解決すべき課題が残る。したがって現時点でデブリ取り出しを急ぐ必要はない。ALPS処理汚染水投棄の理由となっているデブリ取り出しのための敷地確保も不要である。最優先するべきは、汚染水の環境中への漏出や投棄を最小限にすることである。また福島第一原発内の汚染水は、原子力市民委員会がこれまで提言してきたように、堅牢な大型タンクによる保管やモルタル固化による処分等で安定的に保管ないし処分するのが望ましい。</p>
<h4 class="p1">（3）中長期ロードマップの見直しと制度改革が不可避</h4>
<p class="p1">事故処理によって大量の放射性廃棄物が発生するとみられている。その最終処分方法は、現在、検討すらされていない。現状では、福島第一原子力発電所敷地内に長期間保管せざるをえなくなる可能性が高い。このような状況からすれば福島第一原発敷地内から全ての放射性廃棄物を運び出し、事故発生後30～40年のうちに福島第一原発を更地（グリーンフィールド）にすることは技術的・社会的に不可能である。</p>
<p class="p1">現行の中長期ロードマップには、どのような状態をもって廃炉とするのか、廃炉完了の目安となる放射線量の基準すら定められていない。現行の中長期ロードマップの見直しは不可避である。</p>
<p class="p1">福島第一原子力発電所の廃炉には、労働者被ばくと環境汚染のリスクが伴い、かつ非常に長い期間と莫大なコストを要する。被ばくと環境汚染、国民負担の最小化<a href="#_ftn1" name="_ftnref1" style="font-size: revert; font-family: inherit; letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);">[2]</a><span style="font-size: revert; font-family: inherit; letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);">を実現するには、廃炉プロセスを民主主義的コントロールの下に置かなければならない</span><a href="#_ftn2" name="_ftnref2" style="font-size: revert; font-family: inherit; letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);">[3]</a><span style="font-size: revert; font-family: inherit; letter-spacing: var(--swl-letter_spacing,normal);">。</span>現行の廃炉体制を根本から改め、公開性と透明性を確保し、広く国民の声が反映される制度を構築する必要がある。その際、廃炉の技術的側面だけでなく、費用と費用負担を含む社会的側面についても十分な情報が開示され、検証可能にする仕組みが組み込まれるべきである。</p>
<hr />
<h4>脚注</h4>
<p><span style="font-size: 10pt;"><a href="#_ftnref1" name="_ftn1">[1]</a> CNICブリーフ「福島第一原発は今も放射性物質を放出している―ALPS処理汚染水放出問題で考慮すべき新たな論点」<a href="https://cnic.jp/47439">https://cnic.jp/47439</a></span></p>
<p><span style="font-size: 10pt;"><a href="#_ftnref1" name="_ftn1">[2]</a> 原子力市民委員会が特別レポート2『核廃棄物管理・処分政策のあり方』（2015年）で提唱した核廃棄物管理に関する「核廃棄物の管理・処分のための技術的3原則」および「核廃棄物の管理・処分のための社会的3原則」を参照されたい。<a href="https://www.ccnejapan.com/?p=11502">https://www.ccnejapan.com/?p=11502</a></span></p>
<p><span style="font-size: 10pt;"><a href="#_ftnref2" name="_ftn2">[3]</a> 開かれた場で公論を形成する試みの一つとして、福島大学の元学長などによって「復興と廃炉の両立とALPS処理水問題を考える福島円卓会議」が設置・開催されている。政府・東京電力は、まずはこのような場に積極的に出席するべきである。</span></p>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
</div>


<div class="wp-block-columns">
<div class="wp-block-column" style="flex-basis:65%">
<p class="has-text-align-right"></p>
</div>



<div class="wp-block-column" style="flex-basis:50%">
<p>本件についての問い合わせ先</p>



<p>原子力市民委員会 事務局<br>〒160-0008　東京都新宿区四谷三栄町16-16<br>iTEXビル3F（高木仁三郎市民科学基金内）<br><span style="--the-icon-svg: url(data:image/svg+xml;base64,PHN2ZyBoZWlnaHQ9IjFlbSIgd2lkdGg9IjFlbSIgeG1sbnM9Imh0dHA6Ly93d3cudzMub3JnLzIwMDAvc3ZnIiBhcmlhLWhpZGRlbj0idHJ1ZSIgdmlld0JveD0iMCAwIDUxMiA1MTIiPjxwYXRoIGQ9Ik0xNjQuOSAyNC42Yy03LjctMTguNi0yOC0yOC41LTQ3LjQtMjMuMmwtODggMjRDMTIuMSAzMC4yIDAgNDYgMCA2NEMwIDMxMS40IDIwMC42IDUxMiA0NDggNTEyYzE4IDAgMzMuOC0xMi4xIDM4LjYtMjkuNWwyNC04OGM1LjMtMTkuNC00LjYtMzkuNy0yMy4yLTQ3LjRsLTk2LTQwYy0xNi4zLTYuOC0zNS4yLTIuMS00Ni4zIDExLjZMMzA0LjcgMzY4QzIzNC4zIDMzNC43IDE3Ny4zIDI3Ny43IDE0NCAyMDcuM0wxOTMuMyAxNjdjMTMuNy0xMS4yIDE4LjQtMzAgMTEuNi00Ni4zbC00MC05NnoiPjwvcGF0aD48L3N2Zz4=)" data-icon="FasPhone" data-id="64" aria-hidden="true" class="swl-inline-icon"> </span> 03-6709-8083<br><span style="--the-icon-svg: url(data:image/svg+xml;base64,PHN2ZyBoZWlnaHQ9IjFlbSIgd2lkdGg9IjFlbSIgeG1sbnM9Imh0dHA6Ly93d3cudzMub3JnLzIwMDAvc3ZnIiBhcmlhLWhpZGRlbj0idHJ1ZSIgdmlld0JveD0iMCAwIDUxMiA1MTIiPjxwYXRoIGQ9Ik00OCA2NEMyMS41IDY0IDAgODUuNSAwIDExMmMwIDE1LjEgNy4xIDI5LjMgMTkuMiAzOC40TDIzNi44IDMxMy42YzExLjQgOC41IDI3IDguNSAzOC40IDBMNDkyLjggMTUwLjRjMTIuMS05LjEgMTkuMi0yMy4zIDE5LjItMzguNGMwLTI2LjUtMjEuNS00OC00OC00OEg0OHpNMCAxNzZWMzg0YzAgMzUuMyAyOC43IDY0IDY0IDY0SDQ0OGMzNS4zIDAgNjQtMjguNyA2NC02NFYxNzZMMjk0LjQgMzM5LjJjLTIyLjggMTcuMS01NCAxNy4xLTc2LjggMEwwIDE3NnoiPjwvcGF0aD48L3N2Zz4=)" data-icon="FasEnvelope" data-id="80" aria-hidden="true" class="swl-inline-icon"> </span> email@ccnejapan.com</p>
</div>
</div><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/14725/">声明：ALPS処理汚染水の海洋投棄中止と廃炉方針の見直しを求める</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>見解：IAEA報告書はALPS汚染水海洋放出の根拠にならず</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/statement/13899/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 18 Jul 2023 09:17:49 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[声明・見解・提言]]></category>
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					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/03/statement.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>見解：IAEA 包括報告書はALPS 処理汚染水の海洋放出の「科学的根拠」とはならない 海洋放出を中止し、代替案の実施を検討するべきである 英語版はこちら 2023年7月18日（更新版　2023年7月19日） 見解： I [&#8230;]</p>
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										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/03/statement.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p><img loading="lazy" decoding="async" class="aligncenter size-full wp-image-8525" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2018/02/CCNE.png" alt="" width="1" height="1" srcset="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2018/02/CCNE.png 233w, https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2018/02/CCNE-150x150.png 150w" sizes="auto, (max-width: 1px) 100vw, 1px" /></p>
<p><span style="font-size: larger;"><b><a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2023/07/20230718_CCNE_kenkai_final_0719.pdf">見解：IAEA 包括報告書はALPS 処理汚染水の海洋放出の「科学的根拠」とはならない 海洋放出を中止し、代替案の実施を検討するべきである</a> <img loading="lazy" decoding="async" class="alignnone middle size-full wp-image-722" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" alt="pdficon_s" width="16" height="16" /></b></span></p>
<div align="right">英語版は<a href="http://eng.ccnejapan.com/?p=398">こちら</a></p>
<table>
<tbody>
<tr>
<td>
<div align="right">2023年7月18日（更新版　2023年7月19日）</div>
<div align="center"><strong><span style="font-size: 130%;"> 見解： IAEA 包括報告書はALPS 処理汚染水の 海洋放出の「科学的根拠」とはならない 海洋放出を中止し、代替案の実施を検討するべきである </span></strong></div>
<p style="padding-left: 230px; text-align: right;">　　　      原子力市民委員会<br />
座　　長：大島　堅一<br />
委　　員：後藤　政志　清水　奈名子<br />
茅野　恒秀　松久保　肇<br />
武藤　類子　吉田　明子</p>
<p>　 【主な内容】<br />
●　IAEA包括報告書は、事故炉からの放出であることの重大性に関する認識が不足している。<br />
●　IAEAのレビューは、現実の海洋放出の安全性を保証するものではない。<br />
●　海洋放出は、IAEA安全基準のうち、少なくとも1）「正当化（justification）」、2）「幅広い関係者との意見交換」に適合していない。<br />
●　福島第一原発の事故処理プロセスの全面的な見直しが必要である。強引な海洋放出は、福島第一原発の事故処理や被害回復の妨げになる。<br />
●　海洋放出を伴わない実現可能な代替案はすでに提案されている。海洋放出を中止した上で、代替案の実施を検討するべきである。</p>
<p>福島第一原発からのALPS（多核種除去設備）処理汚染水の海洋放出に関し、IAEAは「海洋放出やそのための活動は国際的な安全基準に整合的（consistent）である」とする報告書<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※1</u></a></span>を発表した。これにより、政府・東京電力の計画が「お墨付き」を得た<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※2</u></a></span>とされている。<br />
IAEA包括報告書に明記されているように､IAEA安全基準に照らしたレビューは、2021年4月に日本政府が｢海洋放出｣を行うことを決定<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※3</u></a></span>した後に日本政府の依頼によって始められた。これは、東京電力が提出した放射線影響評価報告書､原子力規制委員会による審査プロセスがIAEA安全基準と整合しているかを確認するものであった。<br />
今回IAEAは、IAEA安全基準に含まれる全ての項目について包括的にレビューを行ったわけではない。またIAEAは、原子力利用を促進するための機関であるため、IAEA安全基準は原子力施設の安全性に重きがおかれており、環境保護や人権といった観点からは必ずしも中立的機関とはいえない<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※4</u></a></span>。実際、IAEAは、海洋放出以外の選択肢について評価しておらず、海の生態系や漁業への長期にわたる影響を評価しているわけでもない。IAEA包括報告書は、あくまで日本政府の海洋放出決定を前提に、日本政府・東京電力が提出した資料に基づき、海洋放出決定を追認したものである。<br />
したがって、IAEA包括報告書をもって、海洋放出そのものが「科学的に正しい」<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※5</u></a></span>とはいえない。</p>
<p><u><strong>１．事故炉からの処理汚染水である事実に関する認識と評価が不十分である<br />
</strong></u>海洋放出されるのは、事故炉内で核燃料に直接触れて生じた汚染水<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※6</u></a></span>を処理した水である。この水は、通常炉から排出される（トリチウムを含む）水とは本質的に異なり、両者を単純に比較するのは不適切である<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※7</u></a></span>。事故炉から生じた汚染水を処理した水を、意図的に海洋に流すことはこれまで行われたことがない。<br />
現在ALPSで処理後にタンク貯蔵されている水の7割近くには、トリチウム以外の放射性核種が全体としての排出濃度基準を上回って残存している。政府・東京電力は二次処理によって基準値以下まで取り除くことを前提としている。しかし、このプロセスが適切に行われるかどうかは疑わしい。なぜなら次の事実があるからである。<br />
第1に、ALPSによる二次処理の実績がごく僅かしかなく、今後長期にわたって性能を維持し、汚染水を処理できるかどうかは不確実である。IAEA包括報告書でも、ALPSの二次処理の性能は評価されていない。したがって、海洋放出の安全性が現実に保証されているわけではない。<br />
第2に、東京電力は、最終的に放出される放射性物質の総量や放出期間について明らかにしていない。現在においても、放射線影響評価に関して64の放射性物質のソースターム<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※8</u></a></span>として東京電力が示しているのは３つのタンク群における測定データにすぎない。すなわち、どのような水が放出されようとしているのか、その全貌が明らかにされていない。<br />
第3に、放出される水に関する情報が適正に公開されない可能性がある。実際、ALPSで処理されたはずの水にトリチウム以外の放射性物質が残留していることは、2018年に報道があって初めて明らかになった。報道されるまで、トリチウム以外の放射性物質が基準内におさまっていた期間のデータだけを東京電力は政府審議会に資料として提出していた。また、一般向けの説明や公聴会においても、この不正確な資料が使われていた。<br />
第4に、IAEAの安全レビューでは、不測の事態についての評価が行われず、政府と東京電力の楽観的な「前提」がそのまま容認されている。事故炉からの処理汚染水の海洋放出は世界にも類をみない初の試みである。ALPSの処理性能や放射性核種測定時のトラブルなど、不測の事態を想定して安全性評価が実施されなければならない。<br />
第5に、IAEAのレビューでは、福島原発事故発生以降に大量に放出され続けている放射性物質の累積的影響に関して評価が行われていない。まずはこれまでの汚染水放出に伴う影響を明らかにした上で、追加的かつ意図的な放出がもたらす累積的影響を評価する必要がある。現在もなお、福島第一原発からはさまざまな経路で放射性物質の漏えいと敷地内汚染状態が続いており、敷地境界での線量限度1mSv/年という規制基準値を満たさない状態にある。追加的・意図的な放出は違法状態をさらに悪化させると考えられる。</p>
<p><u><strong>２．IAEAのレビューは「海洋放出」を前提としており、IAEA安全基準に適合していない<br />
</strong></u>IAEAのレビューは、日本政府の｢海洋放出｣決定を前提としており、ALPS処理汚染水の処分のあり方として、たびたび挙げられてきた大型堅牢タンク保管やモルタル固化のような海洋放出以外の選択肢の評価を行っていない。<br />
ICRP（国際放射線防護委員会）の放射線防護の基本原則<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※9</u></a></span>および､これを前提として策定されているIAEA安全基準<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※10</u></a></span>では、放射性物質を環境中に放出せざるを得ない場合、その行為による全体的な利益が放出による損害を上回ることを示し、放出を「正当化（justification）」することが求められている<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※11</u></a></span>。この正当化では、放射線防護の範囲を超え、経済的、社会的、環境的要因を考慮する必要がある。<br />
この点に関し、政府や東京電力は、海洋放出によって誰がどのような利益を得るのか、どのような損害が生じるのか、利益が損害を上回っているかについて検討を行わず、「他に選択肢がない」「廃炉・復興に不可欠」と繰り返している。つまり、日本政府と東京電力は正当化プロセスをとっておらず、したがって政府の放出決定はIAEA安全基準に適合していない。さらにIAEA自身、日本政府からの依頼が海洋放出を決定した後であったことを理由に正当化プロセスを評価しなかったことを認めている。このことは、IAEA自身が、放射線防護の基本原則を満たすか否かの評価を怠っていることを示している。したがって海洋放出計画がIAEA安全基準に適合しているとするIAEAの結論には重大な瑕疵がある｡ IAEA包括報告書にも記載されているとおり、「ALPS処理水の放出の正当化の問題は、本質的に福島第一原子力発電所で行われている廃止措置活動の全体的な正当化の問題と関連する」ものである<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※12</u></a></span>。政府・東京電力にいま求められるのはそうした｢包括的｣な正当化である。</p>
<p><u><strong>３．IAEA包括報告書は、議論の内容､地元や利害関係者の協議への関与の状況を正しく反映していない</strong></u><br />
IAEA包括報告書では、政府や東京電力による利害関係者の関与に関する活動やアプローチについて、委員会を公開し､公聴会などを行ったことをもって「国際安全基準に合致する」と結論づけている。しかしこの結論は正しくない。なぜなら、IAEAのレビューにあたって、IAEAレビューへの情報提供者は、経済産業省、東京電力、原子力規制委員会に限定されているからである。そのため、漁業関係者をはじめ周辺住民や一般市民、さらには近隣諸国から出された意見や要望がどのように扱われたのか、その議論の内容や開催手法、政策決定への反映の度合いに関してIAEAは検討していない。その結果、IAEA包括報告書には、この点に関する記載が全くない。<br />
IAEA安全基準は利害関係者との協議を行うべきであるとしている。IAEA安全基準に規定されている利害関係者には地元の生産者や一般市民、環境保護団体などが含まれる<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※13</u></a></span>。また、国境を越える影響も考慮し、他国・隣国の市民も利害関係者に含まれる<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※14</u></a></span>。<br />
実際には、政府や東京電力が幅広い利害関係者との間で実質的な協議を行ったことはほとんどない。2018年に経済産業省（ALPS小委員会事務局）が実施した説明・公聴会（2018年8月30〜31日に福島県富岡町、郡山市、東京の3会場で実施）をはじめ、この間、開催された協議の場では、海洋放出に反対あるいは慎重とする声が多数を占めていた。IAEA包括報告書には、原子力規制委員会によるパブリック・コメントを評価する記載<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※15</u></a></span>もあった。しかし、これらも意見を聞き置く形式的な手続きにとどまり、一般から提起された反対や懸念､代替案などが検討されることはなかった。2018年の説明・公聴会以降、海洋放出の決定前に政府がおこなった一連の意見聴取では、政府が「関係団体」として指定した団体の代表者のみが対象であった。また、出席者はほとんどが男性であり、人口の半数を占める女性の意見も反映されなかった。<br />
2018年を最後に、公開の場で一般市民を対象とする政府主催の公聴会等は一度も開催されていない<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※16</u></a></span>。IAEA安全基準が定める利害関係者の意見が意思決定に反映されたことはない。政府と東京電力が行ってきたのは、もっぱら多額の資金税金を投入した「風評被害対策」としての理解醸成事業であった。</p>
<p><u><strong>４．福島第一原発の事故処理プロセスの全面的な見直しが必要である<br />
</strong></u>政府（経済産業省）は、2015年8月24日に「漁業関係者を含む関係者への丁寧な説明等必要な取組を行うこととしており、こうしたプロセスや関係者の理解なしには、いかなる処分も行いません」と、福島県漁連に回答した<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※17</u></a></span>。また、同じく東京電力も同年8月25日に福島県漁連に対して｢関係者の理解なしには、いかなる処分も行わず、多核種除去設備で処理した水は発電所敷地内のタンクに貯留いたします｣と回答している<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※18</u></a></span>｡ にもかかわらず、2022年11月の東京電力の｢福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画の変更認可申請（ALPS処理水の海洋放出時の運用等）｣<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※19</u></a></span>では､この約束が「海洋への放出は、関係省庁の了解なくしては行わないものとする｣と改変され､原子力規制委員会もこの申請を承認した｡利害関係者との約束を無視するこのような不誠実で不透明なプロセスが、IAEA包括報告書では完全に見逃されている｡<br />
加えて、海洋放出の前提とされたコスト面での優位性もなくなっている。経済産業省のもとに設置されたトリチウム水タスクフォース（主に技術的検討を実施）で、海洋放出は放出期間91ヶ月（処理速度400㎥/日）、コスト34億円、面積規模400㎡の前提条件で優位と評価された<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※20</u></a></span>。しかし、同じく経済産業省に設置されたALPS小委員会では、年間22兆ベクレルを排出（事故前の福島第一原発からの排出量の10倍規模に相当）、放出期間が20～30年とされ<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※21</u></a></span>、このときすでにトリチウム水タスクフォースの前提条件と異なっていた<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※22</u></a></span>。<br />
その後、実際に海洋放出に向けての準備が行われている。海底トンネルからの放出施設建設費、測定のためなどに2021～24年度の3カ年だけで約437億円かかると東京電力は発表している<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※23</u></a></span>。さらに国は「ALPS処理水の海洋放出に伴う需要対策」として2021年度補正予算で300億円をあてた<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※24</u></a></span>。今後、仮設タンクを30年間維持管理するコストも加わる。海洋放出は、他の選択肢との間でコスト面での優位性も失われていると考えられる。<br />
ALPS処理汚染水の海洋放出は､事故後30〜40年で廃炉するとした「中長期ロードマップ」<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※25</u></a></span>を前提として行われようとしている｡事故後12年が経過し､核燃料デブリの取り出しも見通しがつかない現状からすると30〜40年での廃炉が非現実的であることは自明である｡<br />
原子力市民委員会は、これまで、中長期ロードマップの見直しの必要性を繰り返し指摘し、処理汚染水の海洋放出をせずにすむ現実的な解決策を提示してきた<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※26</u></a></span>。住民や市民の意見を無視して海洋放出を強行すれば、かえって廃炉や被害回復を妨げ、福島県民をはじめとするあらゆる関係者に不利益をもたらす恐れがある。<br />
政府・東京電力は、処理汚染水放出決定を取り下げ、廃炉スケジュールの見直しなど根本的な議論からやり直すべきである｡まずは、海洋放出を伴わない代替案の検討を直ちに開始するべきである。</p>
<div align="right">以　上</div>
<div align="right">本件についての問い合わせ先：原子力市民委員会 事務局</div>
<div align="right">〒160-0003 東京都新宿区四谷本塩町 4-15 新井ビル 3 階</div>
<div align="right">（高木仁三郎市民科学基金内）</div>
<div align="right">TEL/FAX: 03-3358-7064</div>
<div align="right">Email: email@ccnejapan.com</div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="a"></a>※1　IAEA Comprehensive report on the safety review of the ALPS-treated water at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station. July 2023 （以下「IAEA包括報告書」と略記）<a href="https://www.iaea.org/sites/default/files/iaea_comprehensive_alps_report.pdf">https://www.iaea.org/sites/default/files/iaea_comprehensive_alps_report.pdf</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※2　<a href="https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-04/RX9J8GT0G1KW01">https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2023-07-04/RX9J8GT0G1KW01</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="c"></a>※3　廃炉・汚染水・処理水対策関係閣僚等会議「東京電力ホールディングス(株)福島第一原子力発電所における多核種除去設備等処理水の処分に関する基本方針」2021年4月13日<a href="https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/alps_policy.pdf">https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/alps_policy.pdf</a><br />
</span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※4　<a href="https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230710/k10014124091000.html">https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230710/k10014124091000.html</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※5　<a href="https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230707/k10014121881000.html">https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230707/k10014121881000.html</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※6　原子炉等規制法第62条にいう「核原料物質若しくは核燃料物質又はこれらによつて汚染された物」に該当する。</span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※7　通常炉からの排水が安全で問題がないというわけではない。周辺水域の海底土や底生生物に放射性物質が濃縮していることが知られており、また、トリチウム排出の多い原子力施設の周辺で白血病の発生率が多くなることが統計的に報告されている。Ian Fairlie（2020）The Hazards of Tritium　<a href="https://www.ianfairlie.org/news/the-hazards-of-tritium/">https://www.ianfairlie.org/news/the-hazards-of-tritium/</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※8　環境に放出される放射性物質の種類、量、および物理的・化学的形態のこと。</span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※9　ICRP（2009）「ICRP Publication 103 国際放射線防護委員会の2007年勧告」日本アイソトープ協会　<a href="http://www.icrp.org/docs/P103_Japanese.pdf">http://www.icrp.org/docs/P103_Japanese.pdf</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※10　IAEA安全基準は、「安全原則」（Safety Fundamentals）、一般安全要件（GSRs: General Safety Requirements）、施設と活動に係る個別的安全要件（Specific Safety Requirements: SSRs）、さらにこれらの安全要件を具体的に履行していくための一般安全指針（General Safety Guides: GSG）及び個別安全指針（Specific Safety Guides: SSGs）からなる。</span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※11　正当化（justification）については、GSR Part3で｢原則4：施設と活動の正当化として､放射線リスクを生じる施設と活動は、正味の便益をもたらすものでなければならない。｣とされている。これに基づいて制定された「GSG-8公衆及び環境の放射線防護」の2.11では、「計画的被ばく状況において、正当化とは、ある実施方法が全体として有益であるかどうか、すなわち、その実施方法を導入又は継続することによって個人及び社会に期待される便益が、その実施方法から生じる害（放射線による不利益を含む）を上回るかどうかを判断するプロセスである。便益は個人と社会全体に適用され、環境への便益も含まれる。放射線の害は、害全体のごく一部にすぎないかもしれない。このように、正当化は放射線防護の範囲をはるかに超え、経済的、社会的、環境的要因も考慮する必要がある」と規定されている。緊急事態についても2.12で正当化が求められている｡さらに､｢GSG-9環境への放出｣の4章では､正当化されない放出は許可すべきではないとしている｡ IAEA（2014）GSR Part3 Radiation Protection and Safety of Radiation Sources: International Basic Safety Standards「放射線防護と放射線源の安全： 国際基本安全基準」（2022年3月改訂、原子力規制庁翻訳） <a href="https://www.nra.go.jp/data/000354300.pdf">https://www.nra.go.jp/data/000354300.pdf</a> IAEA（2018）GSG-8 Radiation Protection of the Public and the Environment　<a href="https://www-pub.iaea.org/MTCD/Publications/PDF/PUB1781_web.pdf">https://www-pub.iaea.org/MTCD/Publications/PDF/PUB1781_web.pdf</a> IAEA（2018）GSG-9 Regulatory Control of Radioactive Discharges to the Environment　<a href="https://www-pub.iaea.org/MTCD/Publications/PDF/PUB1818_web.pdf">https://www-pub.iaea.org/MTCD/Publications/PDF/PUB1818_web.pdf</a> </span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※12　IAEA包括報告書、p.19</span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※13　IAEA包括報告書、p.94</span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※14　IAEA包括報告書、p.95</span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※15　IAEA包括報告書、p.16</span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※16　処理汚染水の検討プロセスで行われた公聴会､パブリック・コメント、新聞などでの世論調査でも反対が多数であった｡例えばALPS小委員会での公聴会における発言者3会場合計44人のうち、海へ捨てることに合意したのは2名のみであった（うち１名は条件付き合意）。他は全て反対意見であった（https://cnic.jp/8163 ）｡多核種除去設備（ALPS）等処理水の取扱い「御意見を伺う場」（2020年4月6日､13日）でも、｢この海洋放出による直接的な影響は、風評被害ではなく、実害であり、それはその処分が終了するまで続くもの（福島県旅館ホテル生活衛生同業組合）｣｢福島県の漁業者としてトリチウム処理水の海洋放出には反対するという立場を主張していきたいと思います。今後ともよろしくお願いしたいと思います。（福島県漁連･野﨑会長）｣との発言があった。また、多核種除去設備等処理水の取扱いに関する書面での意見募集（2020年4月～7月）への4011件への回答の整理状況をみると､ほとんどが処理汚染水放出に反対であると推測される｡ <a href="https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCM1040&amp;id=620220008&amp;Mode=1">https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCM1040&amp;id=620220008&amp;Mode=1</a> </span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※17　<a href="http://www.abetomoko.jp/files/uploads/国から漁連への回答書__2.pdf">http://www.abetomoko.jp/files/uploads/国から漁連への回答書__2.pdf</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※18　<a href="https://www.tepco.co.jp/news/2015/images/150825a.pdf">https://www.tepco.co.jp/news/2015/images/150825a.pdf</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※19　<a href="https://www.nra.go.jp/disclosure/law_new/FAM/140000272.html">https://www.nra.go.jp/disclosure/law_new/FAM/140000272.html</a> の「III 第3編 2.1.2 放射性液体廃棄物等の管理」III-3-2-1-2-6ページ　<a href="https://www.nra.go.jp/data/000410090.pdf">https://www.nra.go.jp/data/000410090.pdf</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※20　<a href="https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/pdf/016_05_01.pdf">https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/pdf/016_05_01.pdf</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※21　<a href="https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/pdf/018_00_01.pdf">https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku/committtee/takakusyu/pdf/018_00_01.pdf</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※22　タスクフォースは2016年6月時点での貯水量80万m3をベースに算定していた。現在は133万m3と大幅に増加している。面積規模も、ALPS処理水希釈放出設備及び関連施設の建設状況から判断すると、400ｍ2を大きく超えるとみられる。なお、海洋放出によって汚染が拡散する面積規模は、原子力市民委員会の代替案に比べて遙かに大きい。汚染の拡散規模は原子力市民委員会の代替案（モルタル固化案）が最小である。</span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※23　<a href="https://www.tepco.co.jp/press/release/2022/hd11127_8712.html">https://www.tepco.co.jp/press/release/2022/hd11127_8712.html</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※24　<a href="https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/pdf/sesaku_2112.pdf">https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/hairo_osensui/pdf/sesaku_2112.pdf</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※25　「東京電力ホールディングス（株）福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」<a href="https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/decommissioning.html">https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/decommissioning.html</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※26　原子力市民委員会（2022）『原発ゼロ社会への道』<a href="https://www.ccnejapan.com/download/20220826_CCNE202305.pdf">https://www.ccnejapan.com/20220826_CCNE202305.pdf</a> 第2章（とくに、2.3、2.4）参照。また、経産省の説明によれば、大型タンクによる長期保管は廃炉を30～40年で終えるという原則に反し、設置に要する面積も足りない、モルタル固化は場所確保の困難に加え蒸発防止対策や新たな規制基準が必要となるという理由で却下されたとのことである（2020年10月25日、資源エネルギー庁原子力発電所事故収束対応室の奥田室長からの口頭説明）。これらの点については、原子力市民委員会の技術・規制部会でも検討を重ねており、公開討論や第三者評価を求めたい。</span></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p><span style="font-size: 80%;"><a name="a"></a>【2023年7月19日：更新版についての補足】 <span style="font-size: 80%;"><a name="a"></a>更新版では、二点の変更をいたしました。 一点目は、特定の団体名の表記に誤りがありましたので、修正しました。謹んでお詫び申し上げます。 二点目は、編集段階で文章が一部欠落した箇所が判明したため、更新しました。具体的には以下となります（p4の最終行から）。 <span style="font-size: 80%;"><a name="a"></a>【更新前】「にもかかわらず、2021年4月の政府の方針決定に続き、2022年11月の｢福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画の変更認可申請（ALPS処理水の海洋放出時の運用等）｣ では､原子力規制委員会もこの計画を承認した」 <span style="font-size: 80%;"><a name="a"></a>【更新後】「にもかかわらず、2022年11月の東京電力の｢福島第一原子力発電所特定原子力施設に係る実施計画の変更認可申請（ALPS処理水の海洋放出時の運用等）｣ では､この約束が「海洋への放出は、関係省庁の了解なくしては行わないものとする｣と改変され､原子力規制委員会もこの申請を承認した」 </span></span></span></span></p>
</div>
<p><span style="font-size: 108%; line-height: 160%;"> </span></p><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/13899/">見解：IAEA報告書はALPS汚染水海洋放出の根拠にならず</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>原子力市民委員会「声明：政府は福島第一原発ALPS処理汚染水を海洋放出してはならない。汚染水は陸上で長期にわたる責任ある管理・処分を行うべきである」を発表しました</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/statement/11607/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Tue, 20 Oct 2020 06:05:32 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[声明・見解・提言]]></category>
		<category><![CDATA[ALPS処理水]]></category>
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		<category><![CDATA[経済産業省]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.ccnejapan.com/?p=11607</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/03/statement.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>　原子力市民委員会は2020年10月20日、政府が福島第一原発のALPS処理汚染水の海洋放出を近く決定するという報道を受け、「声明：政府は福島第一原発ALPS処理汚染水を海洋放出してはならない。汚染水は陸上で長期にわたる [&#8230;]</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/11607/">原子力市民委員会「声明：政府は福島第一原発ALPS処理汚染水を海洋放出してはならない。汚染水は陸上で長期にわたる責任ある管理・処分を行うべきである」を発表しました</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/03/statement.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p style="padding-left: 15px;">　原子力市民委員会は2020年10月20日、政府が福島第一原発のALPS処理汚染水の海洋放出を近く決定するという報道を受け、<a href="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2020/10/20201020_CCNE.pdf" target="_blank" rel="noopener noreferrer">「声明：政府は福島第一原発ALPS処理汚染水を海洋放出してはならない。汚染水は陸上で長期にわたる責任ある管理・処分を行うべきである」および詳細説明<img loading="lazy" decoding="async" src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/04/pdficon_s.png" alt="pdficon_s" class="alignnone middle size-full wp-image-722" height="16" width="16" /></a> を発表し、これを内閣官房、経産省、環境省、復興庁、原子力規制委員会、東京電力、福島県に送付しました。</p>
<hr />
<table>
<tbody>
<tr>
<td>
<div align="right">2020年10月20日</div>
<div align="center"><strong><span style="font-size: 130%;"><br />
声明： 政府は福島第一原発ALPS処理汚染水を海洋放出してはならない<br />
汚染水は陸上で長期にわたる責任ある管理・処分を行うべきである</span></strong></div>
<p style="padding-left: 230px;">原子力市民委員会<br />
座　　長：大島堅一　座長代理：満田夏花<br />
委　　員：荒木田岳　大沼淳一　海渡雄一　金森絵里<br />
後藤政志　島薗　進　清水奈名子　筒井哲郎<br />
伴　英幸　松原広直　除本理史</p>
<ol>
<li style="list-style-type: none;">
<ol>
<li>報道によれば、政府は、福島第一原発のALPS（多核種除去設備）処理汚染水（以下、汚染水）の海洋放出を近く決定するとされている。海洋放出に対しては、経産省が行った公聴会や意見聴取会でも反対の声が多数寄せられ、福島県内の自治体の決議、漁業団体からの要請、一般からの署名等においても海洋放出反対の民意が示されている。これらの声をないがしろにして、海洋放出を政府が決定することは、あってはならない。</li>
</ol>
</li>
</ol>
<ol>
<li style="list-style-type: none;">
<ol>
<li>現在タンクに保管されている汚染水には、トリチウム以外の多核種の放射性物質が含まれている。東京電力は「二次処理」をするとしているが、「二次処理」した結果、どの核種がどの程度残留するのか明らかではない。また、トリチウムの人体への有害性には諸説あり、薄めて流せば安全などというようなものではない。これらの事実を「風評被害対策」で覆い隠すことはできない。</li>
</ol>
</li>
</ol>
<ol>
<li style="list-style-type: none;">
<ol>
<li>「大型タンクによる陸上での保管」あるいは「モルタル固化による処分」が、既存の技術によって確実に対処できる望ましい方法である。これによって、汚染水は、陸上で長期にわたって責任ある管理・処分ができる。しかし、政府は、陸上での大型タンク保管やモルタル固化について、用地の確保などを真剣に検討しないまま、時間を浪費し、敷地の不足を理由に、なし崩し的に海洋放出を決定しようとしている。汚染水問題は、2011年の事故当初から懸念されていたことである。現在に至るまで対処を遅らせ、汚染水の増大を招いたことに関する政府と東京電力の責任は極めて重大である。海洋放出ではなく、デブリの空冷化を含め、汚染水の発生を止めるよう最善を尽くすべきである。</li>
</ol>
</li>
</ol>
<ol>
<li>福島第一原発の廃炉を事故から30～40年で完了し、なおかつ溶け落ちたデブリを取り出すという政府・東京電力の「廃炉措置等に向けた中長期ロードマップ」には根本的な無理がある。原子力市民委員会は設立当初から、事故炉を100年以上隔離し、放射能の減衰を待つことが、現実的かつ合理的な「後始末」の最善策であると主張してきた。政府・東京電力が直ちに取り組むべきことは、汚染水の海洋放出ではなく、廃炉ロードマップの根本的な見直しである。</li>
</ol>
<div align="right">以　上</div>
<p>（声明の「詳細説明」は、以下を参照）</p>
<hr />
<p><span style="font-size: 120%;"><b>原子力市民委員会声明（2020年10月20日）【詳細説明】</b></span></p>
<p><strong>海洋放出反対・慎重を求める多数の声</strong><br />
福島第一原発サイト内で増え続けるALPS（多核種除去設備）処理汚染水<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#a"><u>※1</u></a></span>の取り扱いについて、2020年10月中に、政府が「海洋放出」の決定を行う方針であると報じられている。10月8日に経済産業省（以下、経産省）が開催した第七回「関係者の御意見を伺う場」で、全国漁業協同組合連合会（全漁連）と福島県水産加工業連合会が海洋放出に「絶対（断固）反対」を表明したばかりである。福島県内では、全自治体の7割を超す44市町村議会で、処分方法をめぐって決議や意見書が可決されており、その大多数が海洋放出反対や慎重な対応を求める内容となっている。福島県内の団体が呼びかけて経産省に提出された海洋放出反対署名は42万筆を超えている。<br />
また、経産省の「多核種除去設備等処理水の取り扱いに関する小委員会」（以下、「小委員会」）が一般市民を対象に2018年に開催した「説明・公聴会」では、意見をのべた44人中42人が、海洋放出に反対した。今年2月に小委員会が報告書を出した後、政府は、一般への説明会や公聴会を一切おこなっていない。さらに、パブリック・コメントには4,000を超える一般市民からの意見が寄せられたが、現在までに開示されている7割以上が海洋放出に反対する意見であることが報じられている。このように政府によるきわめて限定的な意見聴取プロセスによせられた一般市民や漁業者の反対の声も無視されている。同様の懸念は、国際的にも広がっている<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#b"><u>※2</u></a></span>。これらの声をないがしろにして、海洋放出を決定することは、あってはならない。</p>
<p><strong>漁業者との約束を反故にする</strong><br />
これまで、地元の漁業者は、事故直後から東京電力による汚染水の放出や漏洩に苦しめられてきた。2011年4月、東京電力は汚染水1万トンを「緊急時のやむをえない措置」として放出した。この時、漁業者との協議はなく、全漁連などは東京電力に対して抗議した。2013年には、原発構内の高濃度の汚染水が流出し続けていることを、東京電力は後から発表した。福島県漁業協同組合連合会（県漁連）が地下水バイパスやサブドレンの水を海洋放出することを了承せざるを得なかったとき、タンクにためられているALPS処理汚染水に関して、東京電力は「関係者の理解なしには処分をしない」と約束した。今回の決定は、もっとも配慮が必要な漁業者との約束を反故にする行為である。</p>
<p><strong>さらなる被害や負担を被災者・国民にもたらす</strong><br />
ALPS処理汚染水は、現在の計画において敷地利用に制約があるため、2022年夏頃に最大可能貯留量の137万㎥に達するという。規制手続きや放出に必要な設備の準備に2年程度がかかるため、年内に処分方法を決定する意向が政府から示されている。政府および東京電力は、タンクが増え続けた場合、2041～51年に完了を目指す廃炉作業に支障が出かねないとしている。海洋放出を急ぐ理由については「廃炉作業が完了する頃にはALPS処理水の処分も終わっていることが必要」<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#c"><u>※3</u></a></span>と説明している。放出スケジュールは定かでないものの、東京電力は、30年程度かけてALPS処理汚染水を放出するものと考えられる。<br />
しかしながら、そもそも通常炉でも30年かかる廃炉を、事故後30～40年で完了することは不可能である。したがって、廃炉のために海洋放出が不可欠とする東京電力の主張は、海洋放出を推し進めるための詭弁にすぎない。<br />
現在タンクに保管されている処理汚染水には、トリチウム以外の多核種の放射性物質が含まれている。東京電力は「二次処理」をするとしているが、「二次処理」には多くの困難が予想され、放射性物質が完全に除去できる保証はない。また、「二次処理」の結果、どの核種がどのくらい残留するかは未だ示されていない。すなわち、結果的に放出される放射性物質の核種とその総量は明らかではない。議論の前提が整っていない状況である。そもそも、トリチウムの人体への有害性については諸説あり、薄めて流せば安全などというようなものではない。ALPS処理汚染水の海洋放出は、追加的な放射能汚染であって被害地域にさらに実害をもたらす。これを「風評被害」の一言ですますことはできない。</p>
<p><strong>処分方法の代替案はある</strong><br />
私たち原子力市民委員会は、2013年の発足以来、福島第一原発サイトの「後始末」について様々な見解を発表している。ALPS処理汚染水は海洋放出すべきではなく、これまでに、①堅牢な大型タンクでの長期保管、②モルタル固化して半地下での処分、といった既存の技術を使った堅実な処分方法を提言してきた<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#d"><u>※4</u></a></span>。<br />
①については、現在の千トン級のタンクから、石油備蓄基地などで使われている10万トン級の大型タンクに置き換える提案である。これにより、面積あたりの貯水量が向上するとともに堅牢さが増す。また、長期保管により、半減期12.3年のトリチウムの放射能の減衰を待つことも可能となる。この大型タンク案は、当初、国・東京電力の選択肢に含まれていなかったが、2018年夏に経産省の小委員会が開催した「説明・公聴会」で海洋放出案反対の意見が圧倒的多数を占め、大型タンクによる長期保管を求める声が高まったことを受けて、「小委員会」でもとりあげられるようになった。しかし、小委員会では東京電力からの否定的な説明<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#e"><u>※5</u></a></span>がそのまま採用され、適切な検討は行われなかった。<br />
②については、処理汚染水をセメント・砂とともにモルタル固化させ、予め設置したコンクリートタンクの中に流し込むという提案である。これは、米国のサバンナリバー核施設で大規模に実施されている既存の技術を適用した処分方法である。これにより、海洋放出リスクを半永久的に遮断でき、固化後はトリチウムの減衰が可能となる。この案は小委員会で提示された「地下埋設案」に類似しているものの、東京電力が「事例なし」と資料に記載するなど、ほとんど検討されることがなかった。<br />
私たちが提示したモルタル固化案は地上置き（半地下）である。そのため、政府の地下埋設案よりも費用を削減することが期待できる。他方で、モルタル固化は、容積効率が低く（水は容積比で約1/4）、かつ半永久的な措置であるため、地元との慎重な協議を必要とする。小委員会では、福島第一原発敷地内外でのタンク保管エリアの拡大（北側土捨て場、中間貯蔵施設予定地など）について、委員から複数の意見や案が出された。これに対し、政府と東京電力は手続き上の制約からこれらの案を否定した。このとき政府は、地元に意向調査すら行っていないなど、代替案について誠実に検討したとはいえない。海洋放出のリスクや手続きと比較して、モルタル固化案により大きな困難があるとは考えられない。むしろ、安定して長期管理でき、かつ追加的汚染の可能性が極めて小さいモルタル固化のほうが優れている。</p>
<p><strong>なぜ汚染水の発生は止まらなかったのか</strong><br />
放射能による汚染水が福島第一原発の事故処理にあたって最大の障害となることは事故発生当初から認識されていたにもかかわらず、政府・東京電力が10年近く、「汚染水を止める」ことができなかったことは厳しく批判されるべきである。<br />
汚染水対策として、既存の技術を用いた陸側遮水壁の設置が早い段階で有力案として挙がっていた。しかし、その費用が約1,000億円と見積もられたため、政府・東京電力は高額との理由で採用しなかった。その後、福島第一原子力発電所のことを安倍晋三前首相が「アンダーコントロールにある」と世界に向けてアピールした2013年9月のIOC総会の時期に、凍土壁の建設が国の開発予算を投じて行われることが決められた（建設費は最終的に345億円にのぼった）。当初、2015年度には凍結完了するとされていたが、「世界に前例のないチャレンジングな取り組み」として実証試験から始まり、完成したのは2017年末になってであった。凍土壁の設計段階では「外部からの地下水流入がほとんどなくなる」とされていたが、現実には地下水バイパスやサブドレンを併用している現在も一日あたり約170㎥の汚染水が発生している。<br />
原子力市民委員会は、汚染水問題を抜本的に解消する手段として「デブリの空冷化による冷却」を早くから提唱していた<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#f"><u>※6</u></a></span>。これについて、東京電力の対応は極めて遅く、2019年に入ってようやく注水冷却を一時的に停止する試験を始めた。総じて言えば、汚染水発生を抑止する方法があるにもかかわらず、政府と東京電力は、適切な時期に対策をとることを怠ってきたといえる。これが、汚染水発生を止められなかった最大の原因である。<br />
その一方で、政府は、2013年12月に「トリチウム水タスクフォース」、2016年9月に「ALPS処理水の取扱いに関する小委員会」を立ち上げ、膨大な時間を費やしていった。その結果、結局は、根本的対策をとらないまま海洋放出という最悪の選択をとろうとしている。</p>
<p><strong>海洋放出ではなく、廃炉ロードマップの見直しが必要</strong><br />
廃炉・汚染水対策関係閣僚会議が策定した「東京電力ホールディングス（株）福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#g"><u>※7</u></a></span>」（以下、廃炉ロードマップ）では、ステップ2完了後の30～40年後で廃止措置が終了するとしている。加えて、政府は「廃炉作業が完了する頃にはALPS処理水の処分も終わっていることが必要」と説明している。しかし、この期間に廃止措置を完了することは不可能である。事故を起こさずに運転を終了した原子力発電所であっても廃止に約30年を要する。すでに2011年12月のステップ2完了から約9年が経過しており、残された期間は最大で31年しかない。チェルノブイリやスリーマイルの事例からもこのような短期間で「廃炉作業が完了」することはあり得ない。<br />
廃炉ロードマップの中心課題は燃料デブリ（以下、デブリ）<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#h"><u>※8</u></a></span>の取り出しにある。政府と東京電力は、汚染水タンクをこれ以上増やせないのは、「原子炉内から取り出したデブリを一時保管する施設」の建設のための敷地が必要であるからだとも主張している。しかし、置き場以前の問題として、そもそもきわめて高レベルの核物質がコンクリートや鋼製構造材と融合固着しているデブリを全量取り出すことは本質的に無理である。<br />
事故炉内のデブリは、いまだ、形状や位置すら正確には把握されていない。また格納容器内の放射線量は80Sv/hという極めて高濃度であることも2017年2月の調査でわかっている。事故後9年の間に、デブリ取り出しのための現場調査やロボット開発が営々と積み重ねられたものの、いまだにその技術は確立していない。東京電力は、2021年3月期から2032年3月期までのデブリ取り出し準備費用に1兆3700億円かかり、その後の実質的な取り出し費用は「想定困難」としている。つまり、技術的、工期的、資金的に、デブリ取り出しは全く見通しが立っていない。見通しのないデブリ取り出しを、ALPS処理汚染水放出の理由にしてはならない。<br />
仮にデブリの部分的な取り出しに成功したとしても、デブリは、キャスクに入れ、キャスク保管施設を敷地内に建設して収容するしかないが、これは、デブリが格納容器内に静置されている現状と比べて、はるかにリスクの高い状態である。保管期間がどの程度になるのか（何十年続くのか何百年になるのか）は、現在全く見通せていない。敷地内に置き、長期間、放射能と崩壊熱の減衰を待たざるをえないのであるから、危険を冒してデブリを無理に取り出さず、格納容器内で遮蔽管理するほうがよほど合理的である。<br />
原子力市民委員会では、外構シールドを建設し、デブリ取出し作業を100年後、200年後に延期するか、あるいは半永久的に現在の位置に保管することを2度にわたって提唱してきた<span style="font-size: 80%; vertical-align: super;"><a href="#i"><u>※9</u></a></span>。これらの方法のほうがより安全で現実的である。<br />
政府および東京電力は、非現実的かつ非合理的な廃炉計画に固執するという過ちを犯している。政府および東京電力は、これまで汚染物質を環境に放出すべきでないという原則に基づき、敷地にタンクを建設し、ALPS処理汚染水を保管してきた。自らの方針を覆し、ALPS処理汚染水を海洋放出するのは二重の誤りである。</p>
<p><strong>事故収束のマネジメント体制を再構築せよ</strong><br />
なぜこのような事態が続くのか。政府は、原子力推進政策を維持する方針を貫くために、事故の被害を小さく見せ、早急に処理できるという印象を社会的に与えようとしているからである。非現実的な廃炉ロードマップに固執し、ALPS処理汚染水を海洋放出しようとする根本には、原子力推進政策がある。<br />
事態をさらに深刻にしているのが、事故収束の「無責任体制」である。事故の収束作業は、政府と東京電力に、原子力損害賠償・廃炉等支援機構（NDF）、国際廃炉研究開発機構（IRID）、日本原子力研究開発機構（JAEA）などが加わり実施されている。問題は、それぞれの主体の責任が曖昧なことである。具体的には、廃炉ロードマップの工程決定のイニシアティブを誰が取るのか、プロジェクトの責任を負う管理者は誰なのかが明示されていない。多くの組織を関わらせたまま、意思決定の責任者を不明瞭にしていることが、客観的・合理的な戦略立案を妨げ、ひいては責任者を不在にする構造を形成している。加えて、作業にかかる費用の全体像が示されないまま、政府が単年度予算主義で東京電力を支援するという業務形態になっている。しかもその予算は、東京電力が株主に対して業績予測を報告する資料に「参考」として添付されているものである。国会や納税者たる国民には直接報告されていない。事故炉の処理費用は8兆円であることが政府によって示されている。しかし、東京電力の資料にすらデブリ取出し費用を「想定困難」と記載することからわかるように、総費用は不確実である。<br />
私たち原子力市民委員会は、政府に対し、ここで一度立ち止まり、福島第一原子力発電所の事故炉の現実を直視し、事故収束に向けたマネジメント体制を国の責任で立て直すこと、収束に向けた現実的な廃炉ロードマップを再構築することを強く要請する。政府がALPS処理汚染水の海洋放出を強引に進めれば、本来あるべき収束作業に軌道修正することは一層困難になる。「虚構」の廃炉ロードマップの延長線上に、真の復興はない。</p>
<div align="right">以　上</div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="a"></a>※1　タンク水の約7割は、トリチウム以外、62の放射線核種の濃度が告示濃度比総和で１を上回り（全体としての濃度基準超え）、最大で19,909倍となっている（2018年10月1日東京電力発表資料）。残存している主たる核種は、ストロンチウム90、セシウム137、セシウム134、コバルト60、アンチモン125、ルテニウム106、ヨウ素129など（告示濃度比が最も高いのはストロンチウム90）。そのため原子力市民委員会は、「トリチウム水」や「ALPS処理水」ではなく、「ALPS処理汚染水」と呼ぶ。</span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="b"></a>※2　国連人権理事会特別報告者は2020年4月20日に汚染水の海洋放出の可能性について、「影響を受ける人々の人権享受に対して生じる深刻なリスクに関する懸念」を表明し、6月9日には「新型コロナ危機が収束し、適切な国際的な協議を実施するまで、汚染水の海洋放出に関するいかなる決定も先延ばしするよう日本政府に求める声明」を発出している。<br />
<a href="https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page4_005162.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.mofa.go.jp/mofaj/fp/hr_ha/page4_005162.html</a><br />
<a href="https://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=25940&amp;LangID=E" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=25940&amp;LangID=E</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="c"></a>※3　<a href="https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/osensuitaisaku05.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/johoteikyo/osensuitaisaku05.html</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="d"></a>※4　<a href="https://www.ccnejapan.com/?page_id=10971" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.ccnejapan.com/?page_id=10971</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="e"></a>※5　東京電力は、第13回小委員会資料の中で、（１）一基当たりの設置に3年、検査に1年を要する（２）敷地利用率は現在のタンクと大差ない（３）浮屋根式構造のため雨水混入の可能性（４）破損の場合の一基当たりの漏洩量が膨大といった説明を行った。これに対して原子力市民委員会は、（１）は1.5～2年あれば数基を建設可能（２）容積効率は向上する（３）ドーム型を採用すればよい（４）全量漏洩を前提とした防液提の設置はいうまでもない、と考える。</span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="f"></a>※6　原子力市民委員会「原発ゼロ社会への道――市民がつくる脱原子力政策大綱」2014年4月 p.91 <a href="https://www.ccnejapan.com/?page_id=3000" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.ccnejapan.com/?page_id=3000　</a><br />
原子力市民委員会 特別レポート１『100年以上隔離保管後の「後始末」』2015 年6 月（初版）、2017年改訂版<br />
<a href="https://www.ccnejapan.com/?p=7900" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.ccnejapan.com/?p=7900</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="g"></a>※7　<a href="https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/decommissioning.html" rel="noopener noreferrer" target="_blank">https://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/decommissioning.html</a></span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="h"></a>※8　メルトダウンした核燃料が他の様々な構造物と混じりながら、冷えて固まったもの。</span></div>
<div style="line-height: 15px; margin-left: 2em; text-indent: -2em;"><span style="font-size: 80%;"><a name="i"></a>※9　<a href="https://www.ccnejapan.com/?p=7900" rel="noopener noreferrer" target="_blank">前掲「特別レポート１」</a></span></div>
</td>
</tr>
</tbody>
</table><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/11607/">原子力市民委員会「声明：政府は福島第一原発ALPS処理汚染水を海洋放出してはならない。汚染水は陸上で長期にわたる責任ある管理・処分を行うべきである」を発表しました</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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		<item>
		<title>事故収束と汚染水対策の取り組み体制についての緊急提言</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/statement/1377/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Wed, 28 Aug 2013 11:50:02 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[声明・見解・提言]]></category>
		<category><![CDATA[ALPS処理水]]></category>
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		<guid isPermaLink="false">https://www.ccnejapan.com/?p=1377</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/08/DSCF9219-1024x768.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>2013年8月28日、原子力市民委員会は政府と原子力規制委員会に対し、福島第一原発事故が未収束である現状をふまえ、汚染水対策と事故収束体制の抜本的な再構築を求める緊急提言を提出しました。東京電力から独立した事業体とPMOの設置を提案しています。</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/1377/">事故収束と汚染水対策の取り組み体制についての緊急提言</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2013/08/DSCF9219-1024x768.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p><span class="swl-marker mark_yellow">原子力市民委員会は、「事故収束と汚染水対策の取り組み体制についての緊急提言」を政府および原子力規制委員会に提出し、衆議院議員会館で記者会見を行いました。</span><br><br><span style="--the-icon-svg: url(data:image/svg+xml;base64,PHN2ZyBoZWlnaHQ9IjFlbSIgd2lkdGg9IjFlbSIgeG1sbnM9Imh0dHA6Ly93d3cudzMub3JnLzIwMDAvc3ZnIiBhcmlhLWhpZGRlbj0idHJ1ZSIgdmlld0JveD0iMCAwIDM4NCA1MTIiPjxwYXRoIGQ9Ik02NCAwQzI4LjcgMCAwIDI4LjcgMCA2NFY0NDhjMCAzNS4zIDI4LjcgNjQgNjQgNjRIMzIwYzM1LjMgMCA2NC0yOC43IDY0LTY0VjE2MEgyNTZjLTE3LjcgMC0zMi0xNC4zLTMyLTMyVjBINjR6TTI1NiAwVjEyOEgzODRMMjU2IDB6TTY0IDIyNEg4OGMzMC45IDAgNTYgMjUuMSA1NiA1NnMtMjUuMSA1Ni01NiA1Nkg4MHYzMmMwIDguOC03LjIgMTYtMTYgMTZzLTE2LTcuMi0xNi0xNlYzMjAgMjQwYzAtOC44IDcuMi0xNiAxNi0xNnptMjQgODBjMTMuMyAwIDI0LTEwLjcgMjQtMjRzLTEwLjctMjQtMjQtMjRIODB2NDhoOHptNzItNjRjMC04LjggNy4yLTE2IDE2LTE2aDI0YzI2LjUgMCA0OCAyMS41IDQ4IDQ4djY0YzAgMjYuNS0yMS41IDQ4LTQ4IDQ4SDE3NmMtOC44IDAtMTYtNy4yLTE2LTE2VjI0MHptMzIgMTEyaDhjOC44IDAgMTYtNy4yIDE2LTE2VjI3MmMwLTguOC03LjItMTYtMTYtMTZoLTh2OTZ6bTk2LTEyOGg0OGM4LjggMCAxNiA3LjIgMTYgMTZzLTcuMiAxNi0xNiAxNkgzMDR2MzJoMzJjOC44IDAgMTYgNy4yIDE2IDE2cy03LjIgMTYtMTYgMTZIMzA0djQ4YzAgOC44LTcuMiAxNi0xNiAxNnMtMTYtNy4yLTE2LTE2VjMwNCAyNDBjMC04LjggNy4yLTE2IDE2LTE2eiI+PC9wYXRoPjwvc3ZnPg==)" data-icon="FasFilePdf" data-id="28" aria-hidden="true" class="swl-inline-icon"> </span>日本語全文（PDF）<a href="https://www.ccnejapan.com/download/20130828_CCNE_01.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="事故収束と汚染水対策の取り組み体制についての緊急提言">収束と汚染水対策の取り組み体制についての緊急提言</a><br><span style="--the-icon-svg: url(data:image/svg+xml;base64,PHN2ZyBoZWlnaHQ9IjFlbSIgd2lkdGg9IjFlbSIgeG1sbnM9Imh0dHA6Ly93d3cudzMub3JnLzIwMDAvc3ZnIiBhcmlhLWhpZGRlbj0idHJ1ZSIgdmlld0JveD0iMCAwIDM4NCA1MTIiPjxwYXRoIGQ9Ik02NCAwQzI4LjcgMCAwIDI4LjcgMCA2NFY0NDhjMCAzNS4zIDI4LjcgNjQgNjQgNjRIMzIwYzM1LjMgMCA2NC0yOC43IDY0LTY0VjE2MEgyNTZjLTE3LjcgMC0zMi0xNC4zLTMyLTMyVjBINjR6TTI1NiAwVjEyOEgzODRMMjU2IDB6TTY0IDIyNEg4OGMzMC45IDAgNTYgMjUuMSA1NiA1NnMtMjUuMSA1Ni01NiA1Nkg4MHYzMmMwIDguOC03LjIgMTYtMTYgMTZzLTE2LTcuMi0xNi0xNlYzMjAgMjQwYzAtOC44IDcuMi0xNiAxNi0xNnptMjQgODBjMTMuMyAwIDI0LTEwLjcgMjQtMjRzLTEwLjctMjQtMjQtMjRIODB2NDhoOHptNzItNjRjMC04LjggNy4yLTE2IDE2LTE2aDI0YzI2LjUgMCA0OCAyMS41IDQ4IDQ4djY0YzAgMjYuNS0yMS41IDQ4LTQ4IDQ4SDE3NmMtOC44IDAtMTYtNy4yLTE2LTE2VjI0MHptMzIgMTEyaDhjOC44IDAgMTYtNy4yIDE2LTE2VjI3MmMwLTguOC03LjItMTYtMTYtMTZoLTh2OTZ6bTk2LTEyOGg0OGM4LjggMCAxNiA3LjIgMTYgMTZzLTcuMiAxNi0xNiAxNkgzMDR2MzJoMzJjOC44IDAgMTYgNy4yIDE2IDE2cy03LjIgMTYtMTYgMTZIMzA0djQ4YzAgOC44LTcuMiAxNi0xNiAxNnMtMTYtNy4yLTE2LTE2VjMwNCAyNDBjMC04LjggNy4yLTE2IDE2LTE2eiI+PC9wYXRoPjwvc3ZnPg==)" data-icon="FasFilePdf" data-id="28" aria-hidden="true" class="swl-inline-icon"> </span>英語版サマリー（PDF）<a href="https://www.ccnejapan.com/download/20130828_CCNE_02.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="Urgent recommendations for bringing the Fukushima accident under control
and establishing a system to cope with contaminated water leaks">Urgent recommendations for bringing the Fukushima accident under control and establishing a system to cope with contaminated water leaks</a></p>



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<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-0 is-style-default">提言</h2>



<p class="has-text-align-right">2013年8月28日<br>原子力市民委員会</p>



<ol class="wp-block-list u-mb-ctrl u-mb-10">
<li class="u-mb-ctrl u-mb-15">事故収束作業における相次ぐトラブルと汚染水の漏洩が続いていることは、福島第一原発事故が収束していないこと、これまでの政府の事故収束についての判断は誤っていたこと、政府が責任のある取り組み体制を構築してこなかったこと、東京電力には事故収束と汚染水対策を進める能力が欠けていることを示している。政府は事故が収束していないことを認めた上で、汚染水問題を含む事故収束に政治的責任のあることを自覚し、事故収束のための取り組み体制の再構築に全力をあげるべきである。東京電力は政府指示の下、情報の公開を含め事故対策の責務を果たすべきである。</li>



<li class="u-mb-ctrl u-mb-15">事故収束に当たる事業体をつくり、関連分野の専門家を集めて、汚染水に対する機動的対策を緊急に実施するべきである。この事業体には、プロジェクト管理の手法を採用し、すべての権限を持つプログラムマネジメント組織（PMO＝Program Management Office）を形成し、そこに、タスクフォース型業務に秀でた、有能かつ経験豊富なプロジェクトスタッフを配置するよう求める。</li>



<li class="u-mb-ctrl u-mb-15">汚染水対策業務の遂行に当たっては、最適技術の選択を行いながら進めることとし、大型タンクの建設と既存の応急的、仮設的汚染水処理システムを耐久性のある恒久的な汚染水処理システムに更新していくこと、および実効性のある海洋への汚染水流出防止システムを構築することを提案する。</li>



<li class="u-mb-ctrl u-mb-20">東京電力は、過去2 年半にわたって適切な事故処理も汚染水対策もできなかった。東京電力の法的な破綻処理や組織分割も検討されるべきだが、それに先立ち、まず、汚染水対策をはじめとする事故収束に当たる事業主体を独立させるべきである。さらに、東京電力の経営形態や法的位置づけについてのより根本的な見直しのために、「専門調査委員会」を国会に設置するべきである。</li>
</ol>



<p>提言内容の説明は<a href="https://www.ccnejapan.com/download/20130828_CCNE_01.pdf" target="_blank" rel="noopener">こちら</a>をご覧ください。</p><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/1377/">事故収束と汚染水対策の取り組み体制についての緊急提言</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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