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	<title>合意形成 | 原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</title>
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	<description>脱原発社会へ向けて、イベント、国への提言や声明など、様々な活動をしています</description>
	<lastBuildDate>Sat, 13 Jun 2026 09:27:29 +0000</lastBuildDate>
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		<title>福島第一原発のALPS処理汚染水海洋放出問題についての緊急声明</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/statement/12011/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Sun, 11 Apr 2021 06:49:57 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[声明・見解・提言]]></category>
		<category><![CDATA[ALPS処理水]]></category>
		<category><![CDATA[トリチウム]]></category>
		<category><![CDATA[パブリック・コメント]]></category>
		<category><![CDATA[原子力規制委員会]]></category>
		<category><![CDATA[合意形成]]></category>
		<category><![CDATA[廃炉]]></category>
		<category><![CDATA[情報公開]]></category>
		<category><![CDATA[放射性物質]]></category>
		<category><![CDATA[東京電力]]></category>
		<category><![CDATA[汚染水]]></category>
		<category><![CDATA[海洋放出]]></category>
		<category><![CDATA[燃料デブリ取り出し]]></category>
		<category><![CDATA[福島第一原発]]></category>
		<category><![CDATA[経済産業省]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.ccnejapan.com/?p=12011</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/03/statement.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>福島第一原発ALPS処理汚染水の海洋放出方針に対し、原子力市民委員会は、合意形成の欠如、トリチウム放出の問題、長期タンク保管の不可避性、廃炉工程の見直しの必要性を指摘し、海洋放出を行うべきではないとする緊急声明を発表しました。</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/12011/">福島第一原発のALPS処理汚染水海洋放出問題についての緊急声明</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2025/03/statement.jpg" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><div class="wp-block-group is-style-dent_box"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<p class="wp-block-paragraph">原子力市民委員会は2021年4月11日、政府が福島第一原発のALPS処理汚染水について海洋放出による処分方針を決定すると報じられたことを受け、緊急声明「福島第一原発のALPS（多核種除去設備）処理汚染水 海洋放出問題についての緊急声明」を発表しました。声明は、内閣官房、経済産業省、原子力規制委員会、環境省に送付しました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">本声明では、海洋放出方針について、社会的合意形成の欠如、トリチウムを含む放射性物質の環境放出、長期タンク保管の不可避性、廃炉方針・工程の見直し、政府および東京電力への不信という5つの問題点を指摘しています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><a href="https://www.ccnejapan.com/download/documents/2021/20210411_CCNE.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">「福島第一原発のALPS処理汚染水 海洋放出問題についての緊急声明」PDF<span style="--the-icon-svg: url(data:image/svg+xml;base64,PHN2ZyBoZWlnaHQ9IjFlbSIgd2lkdGg9IjFlbSIgeG1sbnM9Imh0dHA6Ly93d3cudzMub3JnLzIwMDAvc3ZnIiBhcmlhLWhpZGRlbj0idHJ1ZSIgdmlld0JveD0iMCAwIDM4NCA1MTIiPjxwYXRoIGQ9Ik02NCAwQzI4LjcgMCAwIDI4LjcgMCA2NFY0NDhjMCAzNS4zIDI4LjcgNjQgNjQgNjRIMzIwYzM1LjMgMCA2NC0yOC43IDY0LTY0VjE2MEgyNTZjLTE3LjcgMC0zMi0xNC4zLTMyLTMyVjBINjR6TTI1NiAwVjEyOEgzODRMMjU2IDB6TTY0IDIyNEg4OGMzMC45IDAgNTYgMjUuMSA1NiA1NnMtMjUuMSA1Ni01NiA1Nkg4MHYzMmMwIDguOC03LjIgMTYtMTYgMTZzLTE2LTcuMi0xNi0xNlYzMjAgMjQwYzAtOC44IDcuMi0xNiAxNi0xNnptMjQgODBjMTMuMyAwIDI0LTEwLjcgMjQtMjRzLTEwLjctMjQtMjQtMjRIODB2NDhoOHptNzItNjRjMC04LjggNy4yLTE2IDE2LTE2aDI0YzI2LjUgMCA0OCAyMS41IDQ4IDQ4djY0YzAgMjYuNS0yMS41IDQ4LTQ4IDQ4SDE3NmMtOC44IDAtMTYtNy4yLTE2LTE2VjI0MHptMzIgMTEyaDhjOC44IDAgMTYtNy4yIDE2LTE2VjI3MmMwLTguOC03LjItMTYtMTYtMTZoLTh2OTZ6bTk2LTEyOGg0OGM4LjggMCAxNiA3LjIgMTYgMTZzLTcuMiAxNi0xNiAxNkgzMDR2MzJoMzJjOC44IDAgMTYgNy4yIDE2IDE2cy03LjIgMTYtMTYgMTZIMzA0djQ4YzAgOC44LTcuMiAxNi0xNiAxNnMtMTYtNy4yLTE2LTE2VjMwNCAyNDBjMC04LjggNy4yLTE2IDE2LTE2eiI+PC9wYXRoPjwvc3ZnPg==)" data-icon="FasFilePdf" data-id="47" aria-hidden="true" class="swl-inline-icon"> </span></a></p>
</div></div>



<h2 class="wp-block-heading has-text-align-left u-mb-ctrl u-mb-0 has-large-font-size">福島第一原発の ALPS（多核種除去設備）処理汚染水 海洋放出問題についての緊急声明</h2>



<p class="has-text-align-right wp-block-paragraph">2021年4月11日　<br>（更新版　2021年4月21日）</p>



<div align="right">原子力市民委員会<br>
座　　長：　　　　大島　堅一<br>
座長代理：　　　　満田　夏花<br>
原子力規制部会長：後藤　政志</div>



<div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<p class="u-mb-ctrl u-mb-10 wp-block-paragraph">福島第一原発のALPS（多核種除去設備）処理汚染水について、政府は4月13日にも、海洋放出による処分を決定すると報道されている。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10 wp-block-paragraph">原子力市民委員会は、以前より汚染水は海洋放出すべきではなく、堅牢な大型タンクによる陸上保管の継続か、モルタル固化による処分を選択すべきであると提言してきた。その後、政府および東京電力は、私たちが指摘してきた問題点を考慮することもなく、また、私たちが提案してきた有効な代替案を具体的に検討することもなく、海洋放出を決定しようとしている。このことについて、原子力市民委員会は強く抗議する。</p>



<p class="wp-block-paragraph">今回、汚染水海洋放出を決定しようとしていることには、さしあたって次の５つの問題を指摘する。</p>
</div></div>



<div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10"><span style="font-size: 120%;">１．社会的な合意形成の手続きが踏まれていない</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph"> ALPS小委員会の「海洋放出が現実的」とする報告書が公開されて以降、一般市民が意見を言えるような公聴会は開催されておらず、政府が「関係団体」として指定した団体の代表42人の意見が聴取されたのみである（しかも42人中、41人が男性である）。パブリック・コメントは集められたものの、きわめて形式的な手続きにとどまり、一般から提起された懸念や提案された代替案については、何ら議論されていない。</p>
</div></div>
</div></div>



<div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10"><span style="font-size: 120%;">２．トリチウムは放射性物質であり、環境への放出は厳に避けるべきである</span><br> </h2>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10 wp-block-paragraph">政府は、トリチウムの環境や生体への影響を軽視しているが、トリチウムの有害性を指摘する研究報告は少なからずある。各国でのトリチウムの規制値にも幅があるが、その規制値は、原子力施設の稼働を前提としたものであり、それ以下であれば安全性が確認された値と理解するべきではない。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10 wp-block-paragraph">政府は、トリチウムの年間放出量を22兆ベクレル以下にするとしている。しかし、これは、福島第一原発における事故前の放出管理目標値（上限）であり、実際の放出実績は、年間約2兆ベクレルであった。つまり、福島原発事故前に、発電にともなって放出していたトリチウムの10倍の量を、放出し続けようとしているのである。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10 wp-block-paragraph">政府および東京電力には、福島原発事故によって、大量の放射能を環境に放出した責任がある。その上で、現状はタンクで保管されている放射性物質を環境中に意図的に追加放出し、再汚染をもたらすこと自体、断じて許されない。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10 wp-block-paragraph">なお、東京電力は、処理水を海水で薄めて、トリチウムの濃度を1,500ベクレル／L以下にするとしている。これは、地下水バイパスからの排水の運用基準と同様である。これをあたかも、トリチウムの排出基準である6万ベクレル／Lの40分の1であるというような言説が流布されている。しかし、これは完全にミスリーディングである。</p>



<p class="wp-block-paragraph">1,500ベクレル/Lとするのは、規制基準の40分の1にするのではなく、規制上満たさなければならない要求である。地下水バイパス・サブドレンからの排水の運用を決める際、福島第一原発の敷地内には、排水以外に考慮すべき放射線源があり、敷地境界線上1mSv／年という法令を遵守するためには、排水に割り当てられるのはその約２割とされた。その上、排水中に含まれるストロンチウム90などの放射性物質の存在を考慮すると、トリチウムに割り当てられるのは1,500Bq/Lとされた。これが1,500ベクレル/Lとする経緯である。こうした経緯について、経産省、原子力規制庁、東京電力は国民に正しく説明すべきである。</p>
</div></div>
</div></div>



<div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10"><span style="font-size: 120%;">３．海洋放出を決定しても、数十年におよぶ長期間のタンク保管は避けられない</span></h2>



<p class="wp-block-paragraph">大量の汚染水タンクの存在が風評被害の要因であるとの指摘や、タンク保管の長期化にともなう老朽化や災害時の漏洩リスクなどが、早期の海洋放出決定への口実とされている。しかし、政府の計画に基づいて海洋放出をするとしても、汚染水 (トリチウム総量、約860兆ベクレル (2019年10月現在))<a href="#updated-notes" title="">*1</a>の全量を放出するまでに数十年<a href="#updated-notes" title="">*2</a>の期間を要する。その間、タンクによる長期保管は不可避であり、汚染水タンクの耐久性、耐震設計、維持管理等の問題が、海洋放出によっては解消されない。</p>
</div></div>
</div></div>



<div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10"><span style="font-size: 120%;">４．汚染水対策を含む「廃炉」方針および工程の技術的な見直しが不可欠である</span></h2>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10 wp-block-paragraph"> 汚染水が増え続け、タンクを増設する敷地が足りないことが海洋放出の理由とされている。しかしそれは事実ではない。私たちは次のように、現実に実行可能な技術的代替策について、これまで繰り返し提言してきた。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li> 汚染水については、堅牢な大型タンクによる保管継続か、モルタル固化処分が現実的かつ合理的である。政府は大型タンクからの漏洩リスクについて指摘しているものの、石油備蓄タンクなどの設置・運用実績から、十分な信頼性がある。</li>



<li> デブリの取出しを前提として、そのための敷地を確保することが、タンクを増設できない理由とされている。しかし、デブリの取出しは技術的にも費用的にまったく見通しが立っておらず、無理にすすめるべきではない。</li>



<li> 汚染水の増加を防ぐためには、デブリの空冷化を早期に実現すべきである。</li>



<li class="u-mb-ctrl u-mb-10"> デブリを含む事故炉を「外構シールド」で覆い、放射能の拡散を防ぐ「長期遮蔽管理」に移行すべきである。</li>
</ul>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10 wp-block-paragraph">一方、2月13日に発生した福島県沖を震源とする地震により、汚染水タンクが横ずれし、配管が損傷した事故から、そもそも汚染水タンクを基礎に固定していなかったことが発覚した。これは、この規模のタンクの施工事例からは考えられない設計・施工ミスであり、これを正当化している東京電力や、問題視していない政府、原子力規制委員会の基本的な技術力を疑わざるを得ない。</p>



<p class="wp-block-paragraph">福島第一原発の後始末が長期にわたることは間違いない。現存する汚染水を、堅牢かつ十分な耐震設計の施された大型タンクに移送するような対策は、当面の応急措置としても不可欠である。</p>
</div></div>



<div class="wp-block-group"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10"><span style="font-size: 120%;">５．復興を妨げている最大の要因は、政府および東京電力への不信である</span><br></h2>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10 wp-block-paragraph"> 本来は別の問題である「復興」と「廃炉」の「両立」を強調する政府の主張は、廃炉の困難さを指摘する主張を、「復興を妨害する」ものとして切り捨て、自らの責任を他者に転嫁している。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10 wp-block-paragraph"> 関係者との意見交換、パブリック・コメントでの多数の反対・慎重意見を無視して、海洋放出を正当化する根拠として「復興」を掲げることは、現場で日々復興のために従事してきた漁業関係者、関連事業者を含む市民の地道な営みに対する暴挙であると言わざるを得ない。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-10 wp-block-paragraph"> 政府・東京電力は、問題を「風評」に矮小化し、魚介類や農産物の安全ＰＲや、販路拡大の支援などで対処しようとしている。根本的な問題は、これまでの政府や東京電力の情報公開や説明が不正確かつ不誠実であったことにある。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-0 wp-block-paragraph">信頼の回復には、現実的かつ技術的な裏付けのある政策を、十分な情報とともに示し、理解を得る努力が不可欠である。しかしながら、政府および東京電力のこの間の対応には、その全てが欠けている。<br>このような状況での海洋放出決定は誤りである。誤った政策であっても、いったん決定されれば変更しない/できないのが日本の原子力政策の特徴である。ALPS処理汚染水海洋放出は行うべきではないし、国民からも到底受け入れられないであろう。</p>



<p class="has-text-align-right u-mb-ctrl u-mb-0 wp-block-paragraph">以上</p>
</div></div>



<h2 id="updated-notes" class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-10 is-style-default">【2021年4月21日：更新版についての補足】</h2>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-0 wp-block-paragraph">      <span style="font-size: 80%;">2021年4月21日の更新版では、以下の2点を修正しました。</span></p>



<ul class="wp-block-list">
<li><span style="font-size: 80%;">*1について「856兆ベクレル」としていたが、最新の数値にあらためた。</span></li>



<li><span style="font-size: 80%;">*2については「40年」としていたが、「数十年」と修正した。東京電力は、2019年12月に、年間22兆ベクレルを処分する場合の処分終了時期について、2020年1月から処分を開始して2052年に終了する(放出に32年間を要する)という試算を示しているが、今後の汚染水発生量や建屋内に滞留する汚染水の総量は不明であり、現時点で示す放出期間は推定値にとどまる。</span></li>
</ul>



<h2 class="wp-block-heading u-mb-ctrl u-mb-0">関連資料</h2>



<ul class="wp-block-list">
<li><a href="関連ページURL">トリチウム汚染水海洋放出問題資料集｜ALPS処理汚染水をめぐるQ&amp;A</a></li>



<li><a href="関連ページURL">ALPS処理水海洋放出関連設備の審査書案に対する意見文例と規制委員会の回答</a></li>



<li><a href="関連ページURL">見解：IAEA報告書はALPS汚染水海洋放出の根拠にならない</a></li>
</ul><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/12011/">福島第一原発のALPS処理汚染水海洋放出問題についての緊急声明</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
		<post-id xmlns="com-wordpress:feed-additions:1">12011</post-id>	</item>
		<item>
		<title>東電福島第一原発の処理汚染水に関する声明――合意なき環境放出は将来に禍根を残す</title>
		<link>https://www.ccnejapan.com/statement/11167/</link>
		
		<dc:creator><![CDATA[CCNE事務局]]></dc:creator>
		<pubDate>Fri, 24 Apr 2020 03:00:24 +0000</pubDate>
				<category><![CDATA[声明・見解・提言]]></category>
		<category><![CDATA[ALPS処理水]]></category>
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		<category><![CDATA[陸上保管]]></category>
		<guid isPermaLink="false">https://www.ccnejapan.com/?p=11167</guid>

					<description><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2019/10/kenkai-7.png" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><p>原子力市民委員会は2020年4月24日、東電福島第一原発のALPS処理汚染水の環境放出について、「合意なき環境放出は将来に禍根を残す」とする声明を発表しました。声明では、経済産業省の「御意見を伺う場」の問題、福島県内団体による海洋・大気放出への反対、ALPS小委員会の検討不足、東京電力「処分素案」の問題を指摘し、モルタル固化処分など環境放出に代わる方策の検討を求めています。</p>
<p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/11167/">東電福島第一原発の処理汚染水に関する声明――合意なき環境放出は将来に禍根を残す</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></description>
										<content:encoded><![CDATA[<p><img src="https://www.ccnejapan.com/wp-content/uploads/2019/10/kenkai-7.png" class="webfeedsFeaturedVisual" /></p><div class="wp-block-columns">
<div class="wp-block-column" style="flex-basis:70%">
<p class="wp-block-paragraph"></p>
</div>



<div class="wp-block-column" style="flex-basis:50%">
<p class="has-text-align-right u-mb-ctrl u-mb-0 wp-block-paragraph">2020年4月24日</p>



<p class="wp-block-paragraph">原子力市民委員会<br>座長　　　大島堅一<br>座長代理　満田夏花<br>委員　　　荒木田岳　大沼淳一　海渡雄一<br>　　　　　金森絵里　後藤政志　島薗 進<br>　　　　　清水奈名子　筒井哲郎<br>　　　　　伴 英幸　松原広直　除本理史</p>
</div>
</div>



<h2 class="wp-block-heading is-style-section_ttl u-mb-ctrl u-mb-10">声明の概要</h2>



<div class="wp-block-group is-style-dent_box"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<p class="wp-block-paragraph">原子力市民委員会は2020年4月24日、東電福島第一原発の<a href="https://www.ccnejapan.com/reports/12259/" title="">ALPS処理汚染水の環境放出</a>をめぐり、声明「東電福島第一原発の処理汚染水に関する声明――合意なき環境放出は将来に禍根を残す」を発表しました。</p>



<p class="wp-block-paragraph">本声明では、経済産業省が新型コロナウイルス感染拡大下で進めた「関係者の御意見を伺う場」の問題、福島県内の漁業・農業・林業関係団体による海洋放出・大気放出への反対、ALPS小委員会の検討不足、東京電力「処理水の処分素案」の問題を指摘しています。</p>



<p class="wp-block-paragraph">原子力市民委員会は、処理汚染水を環境中に放出するのではなく、大型タンクによる陸上保管やモルタル固化処分など、放射性物質を集中管理する方策を検討すべきだと提言しています。</p>



<p class="wp-block-paragraph"><a href="https://www.ccnejapan.com/20200424_CCNE.pdf" target="_blank" rel="noopener" title="">PDF版：「東電福島第一原発の処理汚染水に関する声明～合意なき環境放出は将来に禍根を残す〜」<span style="--the-icon-svg: url(data:image/svg+xml;base64,PHN2ZyBoZWlnaHQ9IjFlbSIgd2lkdGg9IjFlbSIgeG1sbnM9Imh0dHA6Ly93d3cudzMub3JnLzIwMDAvc3ZnIiBhcmlhLWhpZGRlbj0idHJ1ZSIgdmlld0JveD0iMCAwIDM4NCA1MTIiPjxwYXRoIGQ9Ik02NCAwQzI4LjcgMCAwIDI4LjcgMCA2NFY0NDhjMCAzNS4zIDI4LjcgNjQgNjQgNjRIMzIwYzM1LjMgMCA2NC0yOC43IDY0LTY0VjE2MEgyNTZjLTE3LjcgMC0zMi0xNC4zLTMyLTMyVjBINjR6TTI1NiAwVjEyOEgzODRMMjU2IDB6TTY0IDIyNEg4OGMzMC45IDAgNTYgMjUuMSA1NiA1NnMtMjUuMSA1Ni01NiA1Nkg4MHYzMmMwIDguOC03LjIgMTYtMTYgMTZzLTE2LTcuMi0xNi0xNlYzMjAgMjQwYzAtOC44IDcuMi0xNiAxNi0xNnptMjQgODBjMTMuMyAwIDI0LTEwLjcgMjQtMjRzLTEwLjctMjQtMjQtMjRIODB2NDhoOHptNzItNjRjMC04LjggNy4yLTE2IDE2LTE2aDI0YzI2LjUgMCA0OCAyMS41IDQ4IDQ4djY0YzAgMjYuNS0yMS41IDQ4LTQ4IDQ4SDE3NmMtOC44IDAtMTYtNy4yLTE2LTE2VjI0MHptMzIgMTEyaDhjOC44IDAgMTYtNy4yIDE2LTE2VjI3MmMwLTguOC03LjItMTYtMTYtMTZoLTh2OTZ6bTk2LTEyOGg0OGM4LjggMCAxNiA3LjIgMTYgMTZzLTcuMiAxNi0xNiAxNkgzMDR2MzJoMzJjOC44IDAgMTYgNy4yIDE2IDE2cy03LjIgMTYtMTYgMTZIMzA0djQ4YzAgOC44LTcuMiAxNi0xNiAxNnMtMTYtNy4yLTE2LTE2VjMwNCAyNDBjMC04LjggNy4yLTE2IDE2LTE2eiI+PC9wYXRoPjwvc3ZnPg==)" data-icon="FasFilePdf" data-id="40" aria-hidden="true" class="swl-inline-icon"> </span> </a></p>
</div></div>



<h2 class="wp-block-heading is-style-section_ttl u-mb-ctrl u-mb-10">声明の本文</h2>



<h3 class="wp-block-heading">1．強行された「御意見を伺う場」</h3>



<p class="wp-block-paragraph"> 東京電力福島第一原発の敷地で増え続ける、ALPS（多核種除去設備）処理汚染水に関して、経済産業省のもとに設置された「多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会」（以下ALPS小委員会）は、海洋や大気へ放出することが現実的であり、海洋放出の方が確実に実施できるとする報告書を今年2月にまとめた。これを受け、経済産業省は、4月6日と13日に福島市および富岡町で「関係者の御意見を伺う場」を開催し、経済産業副大臣など関連省庁の副大臣らが一部オンラインで参加する中、自治体や産業団体などの代表からの意見を聴取した。これについて、市民団体や国会議員は、新型コロナウイルス感染拡大のリスクのもと、強引に進めるべきではないと反対していたが、「御意見を伺う場」は、強行された。</p>



<h3 class="wp-block-heading">２．海洋放出・大気放出に対する福島県内の各種団体からの反対の声</h3>



<p class="wp-block-paragraph"> この「場」で意見聴取する対象は経産省が選定し、事前に説明を行っているため、質疑はほとんどなく、「セレモニー」としての意見聴取となった。</p>



<p class="wp-block-paragraph"> 「御意見を伺う場」の席上、福島県漁業協同組合連合会の野崎哲会長は、「地元の海洋を利用し、その海洋に育まれた魚介類を漁獲することを生業としている観点から、海洋放出には断固反対であり、タンク等による厳重な陸上保管を求める」と述べた。また、福島県森林組合連合会および福島県農業協同組合中央会の代表も、大気放出、海洋放出双方に反対の意見を述べた。また、その他の福島県内団体の発言者からも、風評被害への懸念をはじめ、環境への放出に慎重な意見が相次いだ。さらに、福島県以外からの意見も聞くべきとの意見もあった。</p>



<p class="wp-block-paragraph"> 「御意見を伺う場」よりも前の3月17日には、浪江町議会が海洋放出に反対する決議を全会一致で採択した。福島県内の各種団体からこのように多くの反対意見があるなかで、経産省が並行して行う一般からの意見聴取は書面のみとされ、期間はわずか１か月余りである。ALPS小委員会の報告に対する一般市民が参加する形での質疑の場は設けられていない。</p>



<h3 class="wp-block-heading">３．原子力市民委員会のこれまでの提言</h3>



<p class="wp-block-paragraph"> 原子力市民委員会は、ALPS処理汚染水問題を含む、福島第一原発事故サイトの後始末に関して、これまでも<a href="https://www.ccnejapan.com/statement/10445/" title="">たびたび提言を行ってきた</a>。その主旨は以下の通りである。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li> 汚染水は、［①堅牢な<a href="https://www.ccnejapan.com/reports/12259/" title="">大型タンクで長期保管</a>を行う ②<a href="https://www.ccnejapan.com/reports/12259/" title="">モルタル固化して半地下で処分を行う</a>］といった既存の技術を使った方法を検討すべきであり、環境中に放出すべきではない。長期保管によって、汚染水に含まれる放射能を確実に低減させることができる。</li>



<li> ①②の場合の用地については、７・８号機が建設予定であった敷地北側（現在の土捨て場）もしくは後背地の活用を検討すべきである。</li>



<li> 原発建屋は100年以上の長期隔離保管を行い、放射能の減衰を待つべきであり、③汚染水の根本対策としては、デブリの空冷化により汚染水の発生源を絶つことが必要である。</li>



<li> デブリの取り出しは技術的にも社会的にもまったく見通しが立っておらず、デブリの取り出しを前提とし、30～40年で廃炉をすすめるという「中長期ロードマップ」は根本的に見直すべきである。</li>
</ul>



<h3 class="wp-block-heading">４．ALPS小委員会での検討は不十分である</h3>



<p class="wp-block-paragraph">これらの点について、ALPS小委員会においては、①については東京電力の説明がそのまま報告書に盛り込まれた。②については議論すら行われなかった。用地については、小委員会の委員からも、敷地北側の土捨て場の活用や敷地拡大についての意見が出された。しかし、ALPS小委員会事務局は、「相応の設備や多岐にわたる事前調整、認可手続きが必要」と回答し、それ以上の議論は行われなかった。</p>



<p class="wp-block-paragraph"> ③については、デブリ取り出しを前提とした「廃炉ロードマップ」が、検証もされないまま議論の前提とされた一方で、根本的な汚染水の発生抑制についても議論されなかった。</p>



<h3 class="wp-block-heading">５．東京電力「素案」には問題が多い</h3>



<p class="wp-block-paragraph"> ALPS小委員会の2月の報告を受けて、東京電力が3月24日に発表した「処理水の処分素案」に関しては、以下のように多くの曖昧な点があり、問題が多い。</p>



<ul class="wp-block-list is-style-num_circle">
<li> 現在タンクに残存している放射性核種の総量が不明である。</li>



<li> 「二次処理」したあとに残留する放射性核種や微生物等がどの程度かが示されていない。</li>



<li> 排出する水の総量など基本的な情報が不明であり、環境に与える影響が判断できない。</li>



<li> 海洋排出時のシミュレーションについては、放出条件、季節、干潮時・満潮時、水温、水量、放出期間などの前提条件が示されておらず、信頼性に疑問がある。</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph"> 現在、72％のタンクにおいて、放射性物質の告示濃度比総和が１を上回っており、ストロンチウム90、ヨウ素129、ルテニウム106などが残留している。しかし、その総量が示されておらず、また、「二次処理」を行った場合、どの程度除去できるのかが明らかにされていない。これは、放出する処理水の性状に関わるもので、本来、不可欠の情報である。</p>



<p class="wp-block-paragraph">しかし、経済産業省は、東京電力の「素案」をそのまま「御意見を伺う場」などのウェブサイトに掲載している。</p>



<h3 class="wp-block-heading">６．慎重で丁寧な意見聴取プロセスを経るべきである</h3>



<p class="wp-block-paragraph">現在、経産省が新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言下において拙速に進めようとしている意見聴取のプロセスは、以下のように、さまざまな問題をはらんでいる。</p>



<ul class="wp-block-list">
<li> 経済産業省が意見を聴取する対象は限定的かつ形式的である。</li>



<li>  一般市民からの意見聴取は「書面」のみに制限されている。</li>



<li> ALPS小委員会の報告書、東京電力の「処理水の処分素案」に関して、多くの疑義があるにもかかわらず、公開の場での議論が一切行われていない。</li>



<li> 「水蒸気放出」と「海洋放出」の二者択一を迫るものであり、陸上での保管や固化による永久処分についての選択肢を切り捨てている。</li>
</ul>



<p class="wp-block-paragraph">　海洋汚染の防止を目的としたロンドン条約は、放射性物質も対象としている。経済産業省は、ALPS処理汚染水を沖合に運んで投棄することはロンドン条約に抵触すると認めながら、陸上からの排出は「投棄」に含まれないとしている。しかし、陸上保管が可能であるのにもかかわらず放出することは、条約の理念と目的に違反し、国際社会の理解を得られるものではない。</p>



<h3 class="wp-block-heading">７．環境への放出ではなく、モルタル固化案の検討をすすめるべきである</h3>



<p class="wp-block-paragraph">原子力市民委員会は、放射性物質は集中管理すべきという原則から、ALPS処理汚染水の環境中への放出に反対し、従来、私たちが提案してきた大型タンクによる陸上保管もしくはモルタル固化処分を検討することを、あらためて提言する。原子力市民委員会としては、環境への放出を将来にわたって遮断できるという観点からは、モルタル固化処分の方が、より望ましいと考える。</p>



<p class="wp-block-paragraph"> 意思決定のプロセスについても、上記のように問題が多く、このまま、経済産業省が恣意的に行う「御意見を伺う場」のみで海洋放出に決定されれば、行政への不信はさらに深まり、将来に禍根を残す。</p>



<p class="wp-block-paragraph"> 処理汚染水を含めた廃炉プロセス全般に関して、国会や専門家・市民などによる監視の仕組みが必要である。とりわけ、最も影響を受ける漁業者をはじめ、福島県内外の一次産業の関係者の反対を無視すべきではない。</p>



<p class="u-mb-ctrl u-mb-0 wp-block-paragraph"> 経済産業省は、新型コロナウイルスの脅威が解消されたのちに、一般公開の場で、上記の問題点に関して十分に答える場を設定すべきである。</p>



<p class="has-text-align-right wp-block-paragraph">以上</p>



<div class="wp-block-group is-style-crease"><div class="wp-block-group__inner-container is-layout-constrained wp-block-group-is-layout-constrained">
<h2 class="wp-block-heading is-style-section_ttl">関連資料</h2>



<ul class="wp-block-list">
<li><a href="https://www.ccnejapan.com/press/11196/" title="">「東電福島第一原発の処理汚染水に関する声明」発表記者会見を開催しました（当日資料掲載）</a></li>



<li><a href="https://www.ccnejapan.com/statement/10445/" title="">原子力市民委員会原子力規制部会「ALPS 処理水取扱いへの見解」を発表、関係大臣に送付しました</a></li>



<li><a href="https://www.ccnejapan.com/statement/11607/" title="">政府は福島第一原発ALPS処理汚染水を海洋放出してはならない――陸上で長期管理・処分を</a></li>



<li><a href="https://www.ccnejapan.com/statement/12011/" title="">福島第一原発のALPS処理汚染水海洋放出問題についての緊急声明</a></li>



<li><a href="https://www.ccnejapan.com/reports/12259/" title="">トリチウム汚染水海洋放出問題資料集｜ALPS処理汚染水をめぐるQ&amp;A</a></li>



<li><a href="https://www.ccnejapan.com/statement/1377/" title="">事故収束と汚染水対策の取り組み体制についての緊急提言</a></li>
</ul>
</div></div>



<p class="wp-block-paragraph"></p><p>The post <a href="https://www.ccnejapan.com/statement/11167/">東電福島第一原発の処理汚染水に関する声明――合意なき環境放出は将来に禍根を残す</a> first appeared on <a href="https://www.ccnejapan.com">原子力市民委員会 Citizens' Commission on Nuclear Energy</a>.</p>]]></content:encoded>
					
		
		
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