公害を伝える取組を学び、各地の公害地域再生の取組を共有することで、公害教育と公害資料館の可能性について議論する公害資料館連携フォーラムを2013年から開催してきました(新潟・富山・四日市・水俣・大阪・東京・倉敷・長崎)。2023年は福島で開催します。
私たちはなぜ災害の経験を継承しようとするのでしょうか。被害は避けられないものではなく、災害への社会的対応によって、軽減したり回避することもできます。私たちはどのような未来をめざすのか、公害や東日本大震災などの経験から学び、ともに考えたいと思います。
日 時:2023年12月16-17日(土・日)
会 場:福島大学 住所:福島県福島市金谷川1
プログラム
●16日(土)
・8:30~14:30 現地見学
・15:00~17:00 開会、基調講演「当事者感覚獲得のためにー災いの記憶を語り継ぐ意義とその伝え方-」
/山内宏泰さん(リアス・アーク美術館館長)
・17:30~19:00 交流会
●17日(日)
・9:30~12:00 分科会
※教育分科会「原発事故を教えることをめぐる困難の〈現 在〉に向き合う」
原発事故から10年以上が経過し、福島で公害教育に取り組む/取り組もうとする教師たちは新たな困難に直面しています。本分科会では、まず、研究者と現場教師の双方からこの困難の〈現在〉についてご報告いただきます。その上で、公害資料館の立場から「連携」のあり方等に関する論点を提起していただき、参加者全体で議論を深めます。〔ゲスト〕
前嶋匠さん(東大寺学園中・高等学校)
渡部純さん(福島県立福島東高等学校)
押部逸哉さん(福島県教職員組合・放射線教育対策委員会)
木村紀夫さん(大熊未来塾)
※資料分科会: 「災いの資料を未来づくりに―福島と尼崎での取り組み」
公害、震災、原発事故のような、私たちの暮らしを脅かす災いの記憶を伝えるものの一つに資料がありますが、それは経験を活かした未来づくりにどれほど役立っているのでしょうか。この分科会では、公害および震災・原発に関する資料の収集・整理・保存・公開について、2つの館に取り組みをお話しいただき、「災害を伝え、未来をつくる」ために資料を使ってできることを考えます。
〔ゲスト〕
瀬戸真之さん(東日本大震災・原子力災害伝承館)
河野未央さん(尼崎市立歴史博物館)
松本望さん(尼崎市立歴史博物館)
・12:15~13:15 ランチミーティング
津島原発訴訟の原告団長 今野秀則さんのお話
・13:30~15:00 全体会
申し込み:申し込み先着順、12月10日(日)〆切。下記、申込サイトよりお申込みください。 https://forms.gle/684cu9NurEhgmYkC6
参加費:
<フォーラム参加費>
一般:3,000円、公害資料館ネットワーク会員:2,000円、学生:無料
※参加費には資料集が含まれていますが、学生のみ資料集が必要な場合は別途購入(千円)となります。
<交流会参加費>3,000円(定員50名)
問い合わせ先: 公害資料館ネットワーク事務局
〒712-8033 岡山県倉敷市水島東栄町 11-12
公益財団法人 水島地域環境再生財団(みずしま財団)内
TEL:086-440-0121 メールアドレス:kougaishiryoukan★gmail.com
(★を@にしてください)