『放射線防護の民主化フォーラム 2023-2030』とは

放射線の影響から身を守る「放射線防護」の国際的基準としては、ICRP(国際放射線防護委員会)の基本勧告が日本をふくめ多くの国で参照されています。

ICRPは現在、2030年頃に向けて、基本勧告の改訂作業を進めています。福島第一原発事故による長期的な汚染や事故処理にともなう放射性廃棄物の処分方法などが既成事実となって、国際的な放射線防護の基準が緩められてしまうことが懸念されています。
福島第一原発事故後の放射線防護における最大の問題は、市民の人権や意向を無視した方策がとられてきたことにあります。

「放射線防護の民主化フォーラム2023-2030」は、市民の立場を重視した放射線防護を実現するために、ICRPの基本勧告をより良い方向で改訂させるための公開討論や提言をはじめ、2030年に向けた長期的な取り組みの第一歩として2023年に始まりました。

フォーラムの様子とともに、連続ウェビナーなどの動画・資料の記録をぜひご活用ください。

2023年 

2024年 

ICRP勧告について学び検討する連続ウェビナー

福島原発事故後に適用された年間20mSv基準などのもとになったICRP(国際放射線防護委員会)の基本勧告が、2030年頃に改訂される予定です。 ICRPとは何か、その勧告とは何かなど、基本的な事柄からはじめて、ICRPの勧告を読みつつ批判的に検討し、市民の観点からの放射線防護のあり方を検討する連続ウェビナーを開催しています。福島原発事故後の放射線防護の最大の問題は、市民の人権や意向を無視した方策がとられてきたことにあります。2030年頃に改訂される基本勧告が原発事故の教訓を反映しないまま、改悪されることのないよう、市民も改訂プロセスに関わり、ICRPの勧告について学び、理解していくことが重要です。ぜひシリーズでご活用ください。