「これでいいの? 日本のGX~エネルギー基本計画の改定に向けて」
新年となる2024年は、エネルギー基本計画が改定される年です。政府の審議会でもまもなく議論が開始されます。
2023年は、原発回帰に大きく舵を切った年でした。23年7月に閣議決定された「GX推進戦略」では、「再エネと並んで原子力を最大限活用」することが掲げられました。福島原発事故後のエネルギー基本計画では、「原子力依存度をできる限り低減」する方針が明記されてきましたが、GXによって大きく方針転換された状況です。
このままGXの流れをふまえたエネルギー基本計画へと改定されれば、多くの投資が原子力や石炭火力の延命・推進のために無駄に費やされ、気候危機への対策に間に合わないばかりか、巨額のツケとなって将来世代を苦しめる結果となりかねません。世界の多くの国々が既存の再エネ・省エネ技術への投資を集中させている中、日本は時代に逆行するエネルギー政策を推し進めようとしています。
そこで原子力市民委員会では、GXの問題点とエネルギー基本計画の改定に向けてのポイントをまとめたリーフレットを作成しました。
新年最初のオンライントークでは、このリーフレットの内容を紹介しながら、改めてGXの問題点を振り返ったうえで、エネルギー基本計画の改定プロセスではどのような論点が議論されるべきか、意味のある市民参加が難しい現状も踏まえつつ、検討したいと思います。ぜひ多くの方にご参加いただけると幸いです。
日 時: 2024年1月11日(木)17:00~18:00
場 所: オンライン開催(zoom)
プログラムと出席者:
●「これでいいの?日本のGX ~エネルギー基本計画の改定に向けて」
吉田明子(国際環境NGO FoE Japan 理事、CCNE委員)資料 リーフレット
●コメント・質疑応答
松久保肇(原子力資料情報室事務局長、原子力市民委員会委員)資料
明日香壽川(東北大学東北アジア研究センター・同大学院環境科学研究科教授、 CCNE政策調査部会)資料
(この企画は、後日Youtubeで公開します。Zoomのウェビナー形式で開催し、ご質問やご意見は当日の質疑応答(Q&A)もしくは、後日メール・FAXなどで受けつけます)
申し込み: 下記よりお申込みください。 https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_HIqqggQFRmOke7GrkKWCqA
※ 案内が届かない場合は、email◎ccnejapan.com(◎は@に変えてください)までお知らせください。
主 催: 原子力市民委員会
お問い合わせ:email◎ccnejapan.com[◎を@に変えてください] TEL 03-6709-8083