原子力市民委員会『年次報告2016 -ますます無理を重ねる原子力政策とその歪み-』

はじめに
第1章　無理な帰還促進政策がもたらす歪み ─人間なき復興
1.1 帰還政策（満田夏花）
1.2 自主的避難者向けの住宅支援の打ち切り（満田夏花）
1.3 甲状腺がんが多く発生（満田夏花）
1.4 放射能モニタリングの現況と市民放射能測定所の役割と意義（大沼淳一）
第2章　現実を直視しない事故処理の進め方
2.1 福島第一原発事故現場の現状（筒井哲郎）
2.2 政府・東電の「中長期ロードマップ」（筒井哲郎）
2.3 福島原発事故由来放射能汚染物の管理・処分（大沼淳一・茅野恒秀）
第3章　核燃料サイクル政策のさらなる迷走
3.1 高レベル放射性廃棄物の地層処分の動向（伴　英幸）
3.2 六ヶ所再処理工場（吉岡　斉）
3.3 もんじゅの運営主体選定問題（筒井哲郎）
第4章　原発ゼロに向けての障壁と選択
4.1 電力システム改革の原子力発電への影響（松原弘直ほか）
4.2 再生可能エネルギーへの障壁（竹村英明、松原弘直）
4.3 原発のコスト（大島堅一）
4.4 原子力発電と気候変動問題（松原弘直、細川弘明）
第5章　原発“介護”政策の動向
5.1 会計からみた電力会社の経営と再稼働（金森絵里）
5.2 廃炉会計制度の変更と影響（金森絵里）
5.3 再処理等拠出金法の成立（吉岡　斉）
5.4 東芝問題と原発建設産業の不振（川井康郎・筒井哲郎）
5.5 再稼働誘導の財政措置（藤原　遥）
第6章　なぜ原発再稼働を認めるべきでないか
6.1 新規制基準適合性審査に係わる規制の劣化（筒井哲郎）
6.2 熊本地震が警告した新規制基準の欠陥（筒井哲郎）
6.3 原発運転差止訴訟の進展（筒井哲郎）
原子力市民員会2015年4月～2016年6月活動記録と今後の予定