連続オンライントーク「原発ゼロ社会への道」2022　第5回

　　　　[youtube https://www.youtube.com/watch?v=X7vdKaukRRk]

　岸田政権の「GX実行会議」（経産省推進担当）が8月に打ち出した原発回帰策では、原発の再稼動・運転延長とともに、「次世代革新炉の開発・建設」があげられました。一方、その中身は明確に示されておらず、伝え聞くところによると、従来の軽水炉を新規制基準に適合する程度に改良されたものが、もっとも有力な選択肢であるとされています。

　しかしながら、『原発ゼロ社会への道』でも繰り返し示しているとおり、新規制基準は原子力の安全性を担保するものではなく、結局は、“次世代”や“革新”などの「まやかし」の言葉で原発を推進しようとする動きにすぎません。

　小型炉や高温ガス炉などについては、安全性や経済性の面から見通しが立つようなものではなく、このままでは、本来、再生可能エネルギーなどに費やされるべき私たちの税金が、原子力産業の生き残りのためにまたもや投入されかねません。

　昨年10月に閣議決定された「第6次エネルギー基本計画」でも、新増設や建て替え（リプレース）の方針は盛り込まれておらず、今回の急な方針転換は、国のエネルギーのあり方を決めるプロセスとしても不透明、不公正です。

　今回のトークでは、米国での小型炉開発・投資の現状も踏まえつつ、岸田政権の「次世代革新炉」の中身とその問題を解説します。多くの方にご参加いただけると幸いです。

日　時：　2022年10月11日（火）17:00～18:00

場　所：　オンライン開催（zoom）

プログラム（予定）：
１．岸田政権が号令かけた〝次世代原発〟の幻想（主に『原発ゼロ社会への道』第4章より）
　　　後藤　政志（元東芝 原発設計技術者、CCNE委員）　後藤 資料　
　　　明日香壽川（東北大学東北アジア研究センター教授、CCNE原発ゼロ行程部会）明日香資料　
２．質疑応答：

（この企画は、後日Youtubeで公開します。Zoomのウェビナー形式で開催し、ご質問やご意見は当日の質疑応答（Q&A）もしくは、後日メール・FAXなどで受けつけます）

申し込み：　下記よりお申込みください。
https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_-npCfy-_Rwyo0qOTrbaiOA

※ 案内が届かない場合は、email◎ccnejapan.com（◎は@に変えてください）までお知らせください。

主　催：　原子力市民委員会

お問い合わせ：email◎ccnejapan.com[◎を@に変えてください]　TEL/FAX 03-3358-7064