【8/18(火)】連続オンライントーク2026 第5回 行き詰まる廃炉ロードマップ

CCNE連続オンライントーク 原発ゼロ社会への道 2026 第5回
  • 日 時: 2026年8月18日(火)17:00~18:00
  • 場 所: オンライン開催(Zoom)
  • プログラム
    1)事故後も続く危険と困難 (図解レポート p.7)
     八巻俊憲(原子力市民委員会 福島原発事故部会、元福島県立田村高校理科教員)

    2)行き詰まる廃炉ロードマップ (図解レポート p.10)
     後藤忍(原子力市民委員会 委員・福島原発事故部会長、福島大学共生システム理工学類教授)

    3)質疑応答・意見交換
  • (この企画は、後日Youtubeで公開します。Zoomのウェビナー形式で開催し、ご質問やご意見は当日の質疑応答(Q&A)もしくは、後日メール・FAXなどでも受けつけます)
  • 参加申込み: 下記よりお申込みください。
    https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_TiI9lnJ_Sn2gSh7kVVA2UA
  • 主 催: 原子力市民委員会
  • お問い合わせ
    email◎ccnejapan.com(◎を@に変えてください)
    TEL. 03-6709-8083
もくじ

今回のオンライントークについて

原子力市民委員会が今年3月11日に発表した図解レポート『見ればわかる 知れば変わる — 福島原発事故15年の現在地』 の内容を皆さんと吟味するシリーズの4回目となります。

東京電力の福島第一原子力発電所では、世界でも初めての複数基連続メルトダウン、連続爆発という過酷な事故から15年以上を経た現在でも、困難な事故処理が続いており、「原子力緊急事態宣言」が解除できない状態です。敷地内では連日多数の作業員がこの暑さのなか、また、放射線被ばくの避けられない作業もふくめて、事故の後始末に従事しています。

一般報道では、「廃炉作業」「廃炉ロードマップ」などの表現が当然のように使われていますが、正確にいえば、「事故処理」そして「廃炉の準備作業」であって、原子力規制委員会の審査を受けるための廃止措置計画書(いわゆる廃炉計画)を東京電力はまだ提出できずにいます。現場の危険な状態が未解決で、廃止措置の作業に入れない段階なのです。「中長期ロードマップ」に示された「使用済み燃料プールからの燃料取り出し」や「燃料デブリ取り出し」の工程も大幅に遅れています。にもかかわらず、「40年で廃炉」「2051年までに廃炉完了」といった言葉だけが踊っています。

原子力市民委員会のこのウェブサイトのQ&A「これまで海外で大事故をおこした原発の廃炉は?」で解説しているように、これまで過酷事故をおこした海外の原発で廃炉ができたところはまだありません。

チェルノブイリ(チョルノービリ)原発について言えば、いま生きている人間は誰ひとり、その廃炉完了を見届けることができないでしょう。では、福島第一原発の廃止措置が完了するのを、現在生きている誰かが(赤ちゃんもふくめて)一生のあいだに見ることはあるのでしょうか。

図解レポートでは、現状を端的に示すことに主眼を置いたので、このような問いを敢えて提起してはいませんが、現状が意味するところを長い時間軸でしっかり見定めて、事態の本質をつかんでいかなければなりません。このオンライントークが「見てわかる/知って変わる」ための手がかりとなればと思います。

すでに冊子を御覧いただいた方も、まだの方も、あわせて多くのみなさんにご参加いただければ幸いです。

参考情報1 福島第一の「廃炉」をめぐる報道記事から

毎日新聞 2026年3月18日 朝刊
漂流する廃炉(下)「現実的には到底無理」 工程から消えた「解体」 
https://mainichi.jp/articles/20260318/ddm/002/040/122000c

福島民報 2026年4月30日 09:16
【復興検証 震災・原発事故15年】第7部 廃炉の最終形❶
「終着点」今も見えず 国の基本方針言及なし
https://www.minpo.jp/articles/-/121589

『政経東北』ウェブ 2026年7月15日
尾松亮「東京電力福島第一原発 知らなきゃ騙される《廃炉のこと》 Q&A」
https://www.seikeitohoku.com/fukushima-daiichi-decommissioning-qanda/

福島テレビ 2026年8月10日 23:15
4つの“宿題”期限まで約1年 NDF「東電 無責任にならないように」<福島第一原発>
https://www.fukushima-tv.co.jp/localnews/2026/08/2026081000000014.html

参考情報2 最近の報道記事より、セシウムボールとは?

事故の後始末にともなう危険と困難は、原発敷地の外でも続いています。図解レポートのp.7で短く触れた「セシウムボール」の問題のように、最近になってようやく実態が見え始めてきたこともあります。(原子力市民委員会の『原発ゼロ社会への道 2017』第2章より、pp.92-94「2.1.2 セシウムボールの発見が意味するもの」もご参照ください。)

毎日新聞 2026年6月11日  11:48
原発事故で放出の「セシウムボール」、広範囲に拡散 筑波大など研究
https://mainichi.jp/articles/20260610/k00/00m/040/318000c
https://mainichi.jp/articles/20260612/k00/00m/040/096000c

東京新聞 2026年7月27日 14時22分
福島第1原発事故で放出 セシウム微粒子 拡散解明
https://www.tokyo-np.co.jp/article/504014

共同通信 2026年8月1日 15:47
放射性微粒子、ミミズが地中に? 福島原発事故で放出、京都大など
https://www.47news.jp/14721890.html

今後のオンライントークの予定日について

9月8日(火)、10月13日(火)、11月10日(火)を予定しています。いずれも17時開始の1時間枠です。

図解レポート『見ればわかる 知れば変わる ── 福島原発事故15年の現在地』から、いくつかの項目を組み合わせて、分担執筆の担当者らがお話しをします。 12月以降も継続いたします。

原発ゼロ社会への道

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この記事を書いた人

原子力市民委員会(CCNE)は、脱原発社会の構築のための情報収集、分析および政策提言を行うとともに、幅広い意見を持つ人々による議論の「場」を提供することを目的とした市民シンクタンクです。2013年から約80名のメンバー(研究者、技術者、弁護士、経営者、教育者、NGO/NPO職員、福島原発事故の避難者、被災地居住者など)で活動しています。事務局は、「高木仁三郎市民科学基金」内にあります。

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