未来への選択を、二本松市から考える 第3回放射線防護の民主化フォーラム

もくじ

イベントの趣旨

福島第一原発事故後の放射線防護における最大の問題は、市民の人権や意向を無視した方策がとられてきたことにあります。放射線の影響から身を守る「放射線防護」の基準のもととなるICRP(国際放射線防護委員会)の基本勧告が2030年頃に向けて改訂される予定です。市民を重視した放射線防護を実現するための長期的な取り組み体制づくりの第一歩として企画しました。   
チラシはこちらから

なお、フォーラムに関連して「ICRP勧告について学び検討する連続Webinar」を開催しました。下記のリンクに資料・動画が掲載されていますので、ぜひこちらも活用ください。
ICRP勧告について学び検討する連続ウェビナー

開催のご案内

point 日 時:2025年11月 8日(土)~9日(日)
point 会 場:二本松市市民交流センター 多目的室 + zoomによるハイブリッド開催
(福島県二本松市本町二丁目3番地1 /JR二本松駅から徒歩で1分)
point 申込方法: 下記のリンクから、お申込みください。
 ■報告会場の参加登録
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScc2iRpgUW_I0YrB2Snvnjc2zf2dV2FQqNxhbHGBJ9bb4xxGA/viewform

 ■Zoomの参加登録(登録いただければアドレスが返送されます)
https://keio-univ.zoom.us/webinar/register/WN_kVacLRdETiqXOmPGzXGfhQ#/registration

 ■展示会場(同じく二本松市市民交流センター):登録なしでご自由にご覧いただけます。

point 参加費:無料

報告会場【プログラム】11月8日(土)13:00~18:35

※ 報告は、ZOOMによるリモートの場合があります。お名前の後ろに★印のある方はリモート報告です。
※ 報告タイトルは仮のものとなります。

[13:00-14:25] 経験の共有:訴訟関連/展示者のメッセージ(司会 濱岡豊)
「イベントの背景と目的、概要」
  /濱岡豊(慶應義塾大学教授、CCNE福島原発事故部会)
「SPEEDI予測、避難の問題を中心に」
  /古川健三(弁護士)
「あの日風しもの町で起きたこと」
  /大河原さき(ひだんれん事務局長、モニタリングポストの継続配置を求める市民の会 三春共同代表)
「減思力(げんしりょく)」の教訓を学ぶためのパネル展」
  /後藤忍(福島大学教授、CCNE福島原発事故部会長)
「写真展 「福島の記憶 3.11で止まった町」」
  /飛田晋秀(写真家)

[14:35-17:35] 放射能に汚染された水や土壌をどうすればよいのか?(司会 後藤忍)
「セッションの趣旨説明」
  /濱岡豊(慶應義塾大学教授、CCNE福島原発事故部会)
「ALPS処理汚染水放出の問題点と2年目の真実」
  /満田夏花(国際環境 NGO FoE Japan)
「市民から見た中間貯蔵決定、実施プロセスにおける問題」
  /門馬好春(30年中間貯蔵施設地権者会会長)
「8000ベクレル土壌がもたらす(外部)被ばく影響」
  /黒川眞一(高エネルギー加速器研究機構 名誉教授)
「汚染土粉塵吸入の危険性と環境省「理解醸成」の実態」
  /青木一政★(ちくりん舎、フクロウの会)
「放射性物質汚染をめぐる環境法の問題点」
  /大坂恵里(東洋大学教授、CCNE福島原発事故部会)
「どう対抗するか?官庁、企業の動向」
  /和田央子★(放射能ゴミ焼却を考えるふくしま連絡会)
<Q&A、ディスカッション>

[17:45-18:35] 福島での甲状腺がんをどう考えるのか?(1)(司会 明智礼華)
「評価部会の5巡目までのまとめの問題点」
  /藤岡毅(大阪経済法科大学客員教授)
「進展について」
  /本行忠志★(医師、大阪大学名誉教授、大阪大学大学院医学系研究科招へい教授)
<Q&A、ディスカッション>

報告会場【プログラム】11月9日(日)10:00~16:55

[10:00-12:00] 福島での甲状腺がんをどう考えるのか?(2)(司会 濱岡豊)
「甲状腺裁判 意見書に書かれた基礎的な事項の復習」
  /津田敏秀★(医師、医学博士、岡山大学 名誉教授)
「UNSCEAR 福島報告書における推定被ばく量の過小評価について」
  /黒川眞一(高エネルギー加速器研究機構 名誉教授)
「県民健康調査の問題点」
  /種市靖行★(医師)
<Q&A、ディスカッション>

<昼休憩>


[12:50-14:10] 市民から見た放射線防護、関連分野や国際連携に向けて(司会 八巻俊憲)
「市民から見た放射線防護」
  /八巻俊憲(元福島県立田村高校理科教員、CCNE福島原発事故部会)
  /郷田みほ(市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会協同代表)
「公害、原爆、薬害などとの関連、連携」
  /林衛(科学ジャーナリスト、富山大学准教授)
「福島原発事故避難者による国連人権理事会報告」
  /園田美都子★(原発賠償京都訴訟原告運営委員国際部)
<Q&A、ディスカッション>

[14:20-15:30] 世代間の連携に向けて(司会 後藤忍)
「福島県内の教育委員会への調査結果」
  /福島大学大学院生
「蝶への放射線影響」
  /阪内香(元琉球大学)
<Q&A、ディスカッション>

[15:40-16:55] 市民主導の放射線防護に向けて(司会 柿原泰)
「市民主導の放射線防護: 提言の概要」
  /柿原泰(東京海洋大学 教授、市民科学研究室、低線量被曝研究会)
「100mSv論の問題点」
  /津田敏秀★(医師、医学博士、岡山大学 名誉教授)
「ICRP批判&新たな被曝評価体系を目指すJCRRAの取り組み」
  /藤岡毅(大阪経済法科大学客員教授)
<Q&A、ディスカッション>
「全体まとめと今後に向けて」
  /後藤忍(福島大学教授、CCNE福島原発事故部会長)

展示会場 11月8日(土)13:00-19:00および11月9日(日)10:00-15:30頃まで

(登録不要、自由にご覧ください。)
  ●飛田晋秀「福島の記憶 3.11で止まった町」
  ●福島大学共生システム理工学類環境計画研究室(後藤忍教授)
  「「減思力(げんしりょく)」の教訓を学ぶためのパネル展」
  ●三春町の皆さん「「あの日風しもの町で起きたこと」書籍」


主 催:放射線防護の民主化フォーラム
(慶應大学濱岡研究室、原子力市民委員会、市民科学研究室・低線量被曝研究会、科研費プロジェクト「原発事故後の放射線健康影響の不可視化・被害放置の構造解明と政策的含意」、福島原発事故による甲状腺被ばくの真相を明らかにする会、富山大学科学コミュニケーション研究室、NPOはっぴーあいらんど☆ネットワーク、市民が育てる「チェルノブイリ法日本版」の会)
協 賛:「日本放射線リスク評価委員会JCRRA(仮称)」準備委員会
問い合せ先:原子力市民委員会 TEL: 03-6709-8083 E-mail: email◎ccnejapan.com(◎を@に変えてください)

放射線防護の民主化フォーラム 2023-2030

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この記事を書いた人

脱原発社会の構築のための情報収集、分析および政策提言を行うとともに、幅広い意見を持つ人々による議論の「場」を提供することを目的とした市民シンクタンク。2013年から約60名のメンバー(研究者、技術者、弁護士、経営者、教育者、NGO/NPO職員など)で活動しています。
http://www.ccnejapan.com/

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