【11/26】[CCNE共催]「チェルノブイリ法をつくった事故処理作業者 アレクサンドル・ヴェリキンさん再来日! チェルノブイリから福島へ:「安全に暮らす権利」とは」開催のお知らせ

【11/26】[CCNE共催]
チェルノブイリ法をつくった事故処理作業者 アレクサンドル・ヴェリキンさん再来日!
チェルノブイリから福島へ:「安全に暮らす権利」とは」

 1986年に発生したチェルノブイリ原発事故は、たいへんな被害と汚染をもたらしました。事故の収束のため、65万人もの軍人や専門家が作業に当たりました。これらの原発事故収束に当たった人々は「リクビダートル」と呼ばれました。アレクサンドル・ヴェリキンさんもこの一人。
 しかし、命をかけて収束作業を行ったにもかかわらず、リクビダートルたちの健康被害に対して国の補償が行われませんでした。89年にはリクビダートルたちの同盟が各地に形成されました。そして、多くの避難者や住民たちもリクビダートルたちの運動に合流していきました。リクビダートルや市民たちのグループは、代表を議会に送り、また議員にも働きかけました。90年には法制化に向けた運動となり、91年の「チェルノブイリ法」制定にこぎ着けました。一方、日本で、チェルノブイリ法をモデルにつくられたのが「原発事故子ども・被災者支援法」(2012年6月制定)。しかし、現在、実質的には「骨抜き」の状況にあります。
 今回、ヴェリキンさんを迎え、チェルノブイリ法制定の過程でリクビダートルたちが果たした役割、「安全に暮らす権利」の獲得の道筋について議論します。


point 日 時:2015年11月26日(木)18:30~20:30(開場:18:00)
point 会 場:パルシステム東新宿本部 2F
         住所:東京都新宿区大久保2-2-6 ラクアス東新宿
         最寄り駅:都営大江戸線・東京メトロ副都心線「東新宿駅」
point 資料代:700円 ※言語:逐次通訳あり(ロシア語)
point 定 員:100人(要予約)
point 申込み:先着順。下記URLからお申し込みください。
     http://kokucheese.com/event/index/354435/

point プログラム:
     1)アレクサンドル・ヴェリキンさん講演
     2)日本での状況との比較
         吉田由布子(「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク)
     3)ディスカッションーヴェリキンさんに聞く
        吉田由布子、満田夏花(国際環境NGO FoE Japan・原子力市民委員会)ほか

point 主 催:「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク、OurPlanet-TV、
     原子力市民委員会、福島老朽原発を考える会、国際環境NGO FoE Japan
point 協 力:パルシステム生活共同組合連合会

point 問合せ:FoE Japan
      Tel:03-6909-5983 Fax:03-6909-5986 携帯:090-6142-1807
      E-mail:kanna.mitsuta◎nifty.com(満田)※◎を@に変えてください。

※アレクサンドル・ヴェリキンさんについて
 1953年レニングラード生まれのヴェリキンさん。レニングラード工業大学卒業後、1986年チェルノブイリ原発事故処理のため召集され、3ヶ月間作業に従事しました。
 その間、なんども高線量領域での作業を行い、被ばくしました。1987年2月、救急車で運ばれました。胃潰瘍という診断でした。放射線被ばくとの関係を審査する委員会で、「放射線被ばくとの関連はないが、事故処理によるストレス」と認定されたそうです。
 1990年ソ連邦チェルノブイリ同盟大会へ代表団員として参加し、その後、同盟の幹部として、「チェルノブイリ法」の制定に貢献しました。作業労働者、原発事故の被害者の権利を擁護するために活動に従事しています。

※チェルノブイリ法の内容や制定の経緯について。前回来日時の講演記録
 http://www.foejapan.org/energy/news/120523.html

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