連続オンライン企画「原発ゼロ社会への道」第6回 事故後の放射能汚染にきちんと対処できたのか?

【5/24(月)17-18時】
CCNE連続オンライン企画「原発ゼロ社会への道」
第6回 事故後の放射能汚染にきちんと対処できたのか?
開催のお知らせ(終了しました)

    [youtube https://www.youtube.com/watch?v=bbSK76DQNxI&w=560&h=315]

 福島第一原発事故によって放出された大量の放射性物質は、今どのように扱われているのでしょうか。10年前の原発事故が起こるまで、放射性物質は原発の敷地内から外に出ることは想定されていませんでした。そのため、事故後の2011年に放射性物質汚染対処特措法(特措法)が制定され、政府によって「新たな基準」の導入やいくつもの「線引き」がなされました。顕著なのは、事故前には、100㏃/kg以下であった再利用を可能とする基準が、8,000㏃/kg以下とされたことです。また、同じように放射性物質に汚染されていても、「土壌」については廃棄物と見なされず、「資源」として区分されています。そして環境省は今、その汚染された土壌の全国各地での「再生利用」を推し進めようとしています。

 原子力市民委員会では、原発事故後に行政や政治が引いたこれらの線引きによって、放射能汚染の問題はますます錯綜し、総体としてとらえることが困難になっていると考えています。その結果、各地でこの問題に直面する住民が置かれる状況や課題の質が異なることから、人々の相互理解が阻まれることを危惧しています。

 今一度、放射能汚染の問題の原点に立ち返り、あるべき対処のあり方を検討したいと思います。ぜひ多くの方にご参加いただけると幸いです。


point 日 時: 2021年5月24日(月)17:00~18:00
point 場 所: オンライン開催(zoom)
point プログラム(予定):
1.解   説: 事故由来放射性物質への政策的対処の経過と問題点 茅野資料
   /茅野 恒秀(信州大学人文学部准教授、CCNE核廃棄物部会コーディネータ)
2.コメント: なぜ問題が錯綜してゆくのか?~帰還政策との連動から考える 石井資料
   /石井 秀樹(福島大学食農学類准教授、CCNE福島原発事故部会)
3.質疑応答:
(この企画は、後日Youtubeで公開します。Zoomのウェビナー形式で開催し、ご質問やご意見は当日の質疑応答(Q&A)やチャット機能もしくは、後日メール・FAXなどで受けつけます)

point 申し込み: 下記よりお申込みください。 https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_aSjjry3ORx6BoD9CY_0cTg ※ 案内が届かない場合は、email◎ccnejapan.com(◎は@に変えてください)でお知らせください。

point 主 催: 原子力市民委員会

point お問い合わせ:email◎ccnejapan.com[◎を@に変えてください] TEL/FAX 03-3358-7064

 

次回:第7回 新しいエネルギー基本計画はどこに向かうのか?
point 日 時: 2021年6月7日(月)17:00~18:00
point 出 席: 大島 堅一 (龍谷大学政策学部教授、CCNE座長)
      竹村 英明 (グリーンピープルズパワー代表取締役、CCNE原発ゼロ行程部会)
      司 会 松原 弘直(環境エネルギー政策研究所主席研究員、CCNE委員)                       
point 申 込: 下記よりお申込みください。       https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_UonydvB1QseVpny287ZEyw

※連続オンライン企画は、当面、隔週月曜日17~18時に開催予定です。詳細が決まり次第、ウェブに掲載します。

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