開催報告「原子力の”今”と”これから”を考える若者向けオンラインセミナー」

原子力市民委員会
原子力の”今”と”これから”を考える
若者向けオンラインセミナー
開催報告

 原子力市民委員会では、2020年10月に3回に分けて、原発問題やエネルギー問題に関心のある若者(高校生~大学院生くらいの10代~20代)を対象としたセミナーを実施しました。(※セミナーの案内はこちら)
 セミナーでは各回テーマを設け、前半は原子力市民委員会のメンバーがそのテーマについて様々なデータや資料を用いながら話し、若者参加者から出た質問に答えました。後半は、若者参加者を中心に、前半のトークを聞いての感想や疑問をもった点についてディスカッションを行いました。

▼第1回「原発ゼロでエネルギーはまかなえるか?」(2020年10月17日)
▼第2回「原発の『メリット』とされているものを考える:コストと気候変動」(2020年10月24日)
▼第3回「原発ゼロ後も残る課題:原発のごみ」(2020年10月30日)

▼第1回「原発ゼロでエネルギーはまかなえるか?」

 第1回は、2020年10月17日に「原発ゼロでエネルギーはまかなえるか?」というテーマで、日本のエネルギーをめぐる状況について考えるセミナーを開催しました。

※参考:スライド資料(松原)スライド資料(明日香)

 後半のディスカッションの時間は、このイベントに参加しようと思った理由や、前半のトークを聞いての率直な感想から始めました。

 オンラインでの実施、参加者同士はほとんどが初対面ということもあり、若者参加者同士の意見交換は十分にできませんでした。一方で、若者参加者からは「なぜ日本は原発を導入したのか」「これからどう行動していくべきか」「若者から声を上げて世論を変えていくにはどうしたらよいか」といったような疑問が上がり、原子力市民委員会のメンバー数名が回答しました。

▼第2回「原発の『メリット』とされているものを考える:コストと気候変動」

続いて、2020年10月24日に「原発の『メリット』とされているものを考える:コストと気候変動」というテーマで第2回を開催しました。第1回では日本のエネルギーをめぐる状況を概観しましたが、第2回はより具体的に、原発のコストの問題、原発と気候変動対策について取り上げました。

※参考:スライド資料(大島)スライド資料(吉田)

後半のディスカッションでは、まず参加者を2~3人のグループに分け、参加者同士で疑問点や話し合いたい論点を出してもらいました。そして、それぞれのグループで出た論点について、全体でディスカッションを行いました。

 ディスカッションでは主に、日本政府は原発をなぜやめようとしないのか、そして、このような問題をどのように周囲の人々に共有するか、ということについて話しました。また、この他にも、「原発の恩恵を受けている人々とどう議論するか」「再エネが進んでいる国と日本の違いは何か」といった疑問が参加者の中から出ました。

▼第3回「原発ゼロ後も残る課題:原発のごみ」

 そして、第3回は、「原発ゼロ後も残る課題:原発のごみ」と題して10月30日
第1回、第2回はエネルギー源としての原発をテーマにしてきましたが、第3回では原発の使用に伴い発生する核のごみについて考えました。

※参考:スライド資料(伴・志津里)/a>スライド資料(茅野)スライド資料(西島)

 後半は、第2回と同じく、参加者はまず2~3人のグループで疑問点を出しました。それを全体でシェアした後に参加者と原子力市民委員会のメンバーでディスカッションを行いました。

 放射性廃棄物の問題は、すぐに答えの出るような問題ではありませんが、科学的特性マップをどう捉えるか、受け入れ地を決めていくプロセスをどうしたらよいのか、といった点について話しました。また、画像に載せた論点以外にも、参加者からは、「技術者の責任をどう問うていくか」「処分場が決まらなかったらどうすれば良いか」といった疑問点が出ました。

 原子力市民委員会として、若者に対象を限定したイベントを企画したのは初めてのことで、試行錯誤しながらの実施となりましたが、若者参加者と原子力市民委員会のメンバーが(オンライン上ではあるものの)直接対話することができ、お互いに得るものがあったと思います。
 原子力市民委員会では今後もこのようなイベントを開催していく予定です。
 今回のイベントに参加していただいたみなさま、ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

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